全国戦没者追悼式における細田衆議院議長追悼の辞

海江田衆議院副議長は、令和５年８月１５日に日本武道館で行われた全国戦没者追悼式に衆議院議長代理として出席し、次のとおり追悼の辞を述べ、献花・黙とうを行いました。

全国戦没者追悼式における議長追悼の辞

天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、全国戦没者追悼式が挙行されるに当たり、衆議院を代表して、謹んで追悼の言葉を申し述べます。

数多くの尊い命が失われた先の大戦の終結から七十八年の歳月が経過しました。この間、命を落とされた方々の無念を思うと、悲しみが尽きることはありません。ここに、犠牲になられた方々に対し、衷心より哀悼の誠を捧げます。また、御労苦を重ねられた御遺族の皆様に、深くお見舞い申し上げます。

戦後、国民の不断の努力により、我が国は戦災からの復興と飛躍的な経済発展を成し遂げました。私たちは、今日の我が国の平和と繁栄が戦没者の方々の多くの犠牲の上に築かれていることを忘れてはなりません。

戦争の惨禍を繰り返さないという決意のもとに、各国の国会議員間の連携を強化し、最大限の努力を行ってまいります。

我々国会議員は、日本国憲法の精神を体して、恒久平和の実現に全力を尽くしてまいる所存であります。

結びに、戦没者の御霊の安らかならんことを心からお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様の御平安と御健勝を切に祈念いたしまして、追悼の言葉といたします。

令和五年八月十五日