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平成十八年十月三十日提出
質問第一二六号

歴史認識に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




歴史認識に関する質問主意書


一 歴史認識の定義如何。
二 歴史的な事象に対する評価は、歴史認識とどのような関係にあるか。
三 外務省公式ホームページによれば、二〇〇二年九月八日、中華人民共和国北京市を訪問した川口順子外務大臣(当時)(以下、「川口外相」という。)が、江沢民中国国家主席(当時)に対して、
 「日中国交正常化三十周年にあたる二〇〇二年、招待を受け訪中でき嬉しい。『歴史を鑑として、未来に向かう』との共通認識に基づき、これからの日中関係を深め、拡大していくために、自分としても努力したい。国交正常化三十周年にあたる二〇〇二年には、様々な交流、例えば、一万人の訪中、経済界各層での交流等が行われる。このような活動を通じて両国国民各層の間で関係が深まっていくことを期待している。」
 と述べたが、この発言は政府の公式の立場を表明したものか。
四 外務省公式ホームページによれば、二〇〇二年九月八日、中華人民共和国北京市を訪問した「川口外相」が、唐家セン中国外交部長(当時)に対して、
 「日中国交正常化三十周年にあたる二〇〇二年、招待を受け訪中でき嬉しい。今後の日中関係を深く広くしていくために、前向きな話合いを行いたい。『歴史を鑑として未来に向かう』との共通の認識に立ち、『平和と発展のための友好協力パートナーシップ』に基づく幅広い日中協力を推進していきたい。自分は、日中間で人と人との関係を強化していくことが重要と考えている。国交正常化三十周年にあたる二〇〇二年、具体的には、第一に一万人の訪中、第二に十月の『日中フォーラム』、第三に十月の中央党校訪中団、第四に青少年交流を押し進めていくべきである。先週、中国から日本への留学生を支援する無償資金協力に関しE/Nを署名した。こうした交流が深まっていくことが重要。」(※E/Nは交換公文を表す。)
 と述べたが、この発言は政府の公式の立場を表明したものか。
五 三、四で「川口外相」が述べた「歴史を鑑にして、未来に向かう」とは具体的に何を意味しているか。
六 「川口外相」は、歴史的事象に対する評価として、「歴史を鑑にして、未来に向かう」と述べたと解してよいか。

 右質問する。



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