質問本文情報
平成十八年十一月三十日提出質問第一九八号
二〇〇二年九月十七日の日朝首脳会談に臨む外務省の体制に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
二〇〇二年九月十七日の日朝首脳会談に臨む外務省の体制に関する質問主意書
一 朝日新聞社コラムニストの船橋洋一氏の著書「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン 朝鮮半島第二次核危機」(朝日新聞社)の百十七頁に、
「小泉の秘密保持は徹底していた。
『秘密にはものすごく厳格だった。私の知るすべての政治家でもっともそこは厳しい人だった。いつまでに米国に伝えるようにという(首相の)指示は最後までなかった。(だから、米政府に対して)駐米大使館経由で知らせようにも北米局長にも知らせないという決定だったから、電報の打ちようもなかった』と川口は述懐している。」
という記述があることを外務省は承知しているか。
二 船橋洋一氏の取材に対して、川口順子氏が一の内容を述べたという事実があるか。また、その事実を外務省はいつ知ったか。
三 二〇〇二年八月、九月時点での外務省北米局長の氏名を明らかにされたい。
四 三の者が北米局長に在職中に提出した贈与等報告書の件数とその総額を明らかにされたい。
五 外務省が二〇〇二年九月十七日に行われた小泉純一郎総理の訪朝計画について「北米局長にも知らせないという決定」を行ったという事実があるか。
六 外務省が小泉純一郎総理の訪朝計画について「北米局長にも知らせないという決定」を行ったという事実があるとするならば、その理由は当時、北米局長をつとめていた者が秘密を守ることができないという懸念があったからか。
七 二〇〇二年九月十七日に行われた小泉純一郎総理の訪朝準備過程における当時の川口順子外務大臣の対応が適切であったという認識を外務省は有しているか。
右質問する。