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平成二十二年七月三十日提出質問第五号
内閣官房機密費に係る情報の開示等についての菅直人内閣の姿勢等に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
内閣官房機密費に係る情報の開示等についての菅直人内閣の姿勢等に関する質問主意書
本年六月十八日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質一七四第五四八号。以下、「政府答弁書」という。)では、内閣官房機密費にかかる情報の開示等について、「菅内閣としては、鳩山前内閣に引き続き、内閣官房報償費の取扱責任者である内閣官房長官が、責任を持ってこれを執行し、その使途等を検証することとしており、内閣官房報償費の透明性の確保を図る方策については、その中で今後検討することとしたい。」との答弁がなされている。右を踏まえ、質問する。
二 機密費の透明性の確保、国民に対する情報の開示の必要性について、仙谷由人内閣官房長官はどの様な見解を有しているか、改めて説明されたい。
三 「政府答弁書」では「本人に確認したところ、内閣官房報償費の執行に係る考え方や内閣官房報償費の取扱責任者として承知しておくべき基本的事項について引継ぎを受けたとのことである。」と、仙谷長官として、前任の平野博文長官より機密費について引き継ぎを受けているとの答弁がなされている。仙谷長官として、前任の平野長官の時に機密費がどの様な用途に幾ら使われたのか、その具体的な使い道についての引き継ぎは受けているか。
四 本年六月十二日、仙谷長官は報道各社のインタビューに応じた際、機密費について、使途を公表するルールづくりなどを検討した鳩山由紀夫前内閣の方針を引き継ぐ考えを表明し、「分かる範囲で鳩山内閣、その前の分も含めて検証し、見直しを考えたい」旨述べていると承知する。仙谷長官として、自身が内閣官房長官に就任している期間に、機密費をどの様な用途に幾ら使ったか、可能な範囲で国民に情報を開示する考えはあるか。
五 仙谷長官として、鳩山前政権時代、機密費がどの様な用途に幾ら使われたのか、可能な範囲で国民に情報を開示する考えはあるか。
右質問する。