答弁本文情報
平成十七年十一月四日受領答弁第三八号
内閣衆質一六三第三八号
平成十七年十一月四日
内閣総理大臣 小泉純一郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出田中・ブレジネフ会談に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出田中・ブレジネフ会談に関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の会談は、四回行われた。その際の日本側同席者は、大平正芳外務大臣、新井弘一欧亜局東欧第一課長等である。
政府としては、千九百七十三年十月十日に作成された日ソ共同声明にある「未解決の諸問題」に北方四島の問題が含まれることは、同月の首脳会談において田中角栄日本国内閣総理大臣とブレジネフ・ソビエト社会主義共和国連邦共産党中央委員会書記長との間で確認されたと認識している。
千九百七十五年一月に宮澤喜一外務大臣がソビエト社会主義共和国連邦を公式訪問し、御指摘の日ソ共同声明に記されている合意に基づき、平和条約締結のための交渉を継続して行った。
北方領土問題に関する政府の現在の方針は、我が国固有の領土である択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島の帰属の問題を解決して我が国とロシア連邦との間で平和条約を締結するというものである。