答弁本文情報
平成二十一年六月九日受領答弁第四八四号
内閣衆質一七一第四八四号
平成二十一年六月九日
内閣総理大臣 麻生太郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する再質問に対する答弁書
一について
お尋ねの判決が下されるまでの経過については、被告側弁護人も、公判終了後、公判のプロセスは全く問題はなく、当該プロセスの無効を訴えるつもりはない旨述べたと承知しており、政府としても、これまでの司法手続において、特段の問題があったとは認識していない。
政府としては、日本国籍を有する者に対し、個別具体的な必要に応じ、国際法上認められる範囲内で、海外における邦人の生命及び身体の保護その他の安全に関し、適切な措置を講ずることとしている。
お尋ねのフジモリ氏についても、在ペルー日本国大使館を通じ、同氏の意向や健康状態を確認している。
ペルー政府からは、フジモリ氏が公正な待遇を受けるよう配慮しており、また、裁判が適正手続を経て公正に行われるよう確保するとの回答が示されている。
政府としては、日本国籍を有する者に対し、個別具体的な必要に応じ、国際法上認められる範囲内で、海外における邦人の生命及び身体の保護その他の安全に関し、適切な措置を講ずることとしている。
お尋ねのフジモリ氏についても、今後、個別具体的な必要に応じて、適切に対応していく考えである。