令和8年10月5日(月)から9日(金)まで、第153回IPU(列国議会同盟)会議が、アルーシャ(タンザニア)において開催されました。日本国会代表団として、衆議院からは伊藤達也議員(団長)、山際大志郎議員及び早稲田ゆき議員が参加しました。
伊藤議員は、団長として本会議の「包摂性、信頼及び万人に対する機会を通じたグッドガバナンス及びコミュニティの強化」をテーマとした一般討議において演説を行い、社会課題解決のために金融や民間セクターの力を活用するインパクト投資の普及に取り組んできた経験から、対話と評価を通じた合意形成と活動の改善がグッドガバナンスに不可欠であることを実感しており、AIが急速に発展する中でも、対話を通じて「どのような社会を目指すべきなのか」を引き出し、活動や成果の価値を見定め続けることこそが人に残り続ける役割である旨発言し、各国議会人とともにより良いガバナンスを実現していく決意を表明しました。
山際議員は、平和及び安全保障に関する委員会(第1委員会)で行われた次回決議のテーマ「紛争時における海洋安全保障の強化及び重要インフラの保護:国際航行及び世界経済の安定を守る上での議会の役割」に関する専門家ヒアリングに参加し、世界の通信を支え、海洋安全保障、経済安全保障の観点で重要なインフラとしての性格を一層強めている国際海底ケーブルについて、我が国はその損壊リスク低減や自律的なケーブル供給能力の維持・向上に取り組んでいる旨述べるとともに、法の支配に基づく海洋秩序を維持し、安全を強化するためには、国家、地域、国際レベルでの協力が必要不可欠である旨発言しました。
早稲田議員は、女性議員フォーラムで行われた決議案「万人のための包摂的な社会開発:障害者の権利及びエンパワーメントを促進するための議会戦略(第3委員会)」に関するジェンダーの視点からの討議に参加し、障害のある女性が直面する複合的差別については障害者差別解消法をめぐる議論などにおいて取り上げてきたと述べ、障害のある女性たちが自分らしく尊厳を持って活躍できる真に包摂的な社会の実現に向けて全力を注ぐ決意を表明しました。
早稲田議員は民主主義及び人権に関する委員会(第3委員会)で行われた同決議に関する討議にも参加し、最近の高次脳機能障害者支援法の成立は日本において障害者の社会への包摂を前進させる重要な一歩であると述べ、当事者の声を踏まえて必要な立法を行うといった重要な責任を果たすため今後も取組を続ける旨強調しました。
日本代表団は会議期間中、様々な国々の代表団やIPU議長選挙立候補者と会談を行い、交流を深めました。
英国代表団との会談 |
イタリア代表団との会談 |
ディック議長候補(オーストラリア) 及びオーストラリア代表団との会談 |
ハンガリー代表団との会談 |
コートジボワール代表団との会談 |
カナダ代表団との会談 |
タンザニア代表団との会談 |
会議の成果として、本会議において、緊急追加議題「ヒマラヤ地域及びその他の脆弱な地域における気候に関連する災害への対処及びレジリエンスの強化に向けた緊急的議会行動」に関する決議を含む2本の決議が採択されるとともに、一般討議の成果文書が承認されました。
| 団長 | 伊藤 達也 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) |
| 山際 大志郎 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) | |
| 早稲田 ゆき | 衆議院議員 | (中道) | |
| 副団長 | 見坂 茂範 | 参議院議員 | (自由民主党・無所属の会) |
| 里見 隆治 | 参議院議員 | (公明党) |