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第7号 平成29年3月28日(火曜日)

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平成二十九年三月二十八日(火曜日)

    午後零時二十分開議

 出席委員

   委員長 平  将明君

   理事 石川 昭政君 理事 北川 知克君

   理事 高橋ひなこ君 理事 冨岡  勉君

   理事 福山  守君 理事 太田 和美君

   理事 福田 昭夫君 理事 江田 康幸君

      井上 貴博君    井林 辰憲君

      木村 弥生君    熊田 裕通君

      小島 敏文君    助田 重義君

      田中 和徳君    比嘉奈津美君

      藤原  崇君    堀井  学君

      前川  恵君    田島 一成君

      細野 豪志君    松田 直久君

      塩川 鉄也君    小沢 鋭仁君

      河野 正美君    玉城デニー君

    …………………………………

   環境大臣         山本 公一君

   環境副大臣        関  芳弘君

   環境大臣政務官      比嘉奈津美君

   環境大臣政務官      井林 辰憲君

   環境委員会専門員     関  武志君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月二十八日

 辞任         補欠選任

  伊藤信太郎君     熊田 裕通君

同日

 辞任         補欠選任

  熊田 裕通君     伊藤信太郎君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第三二号)


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     ――――◇―――――

平委員長 これより会議を開きます。

 内閣提出、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。

 趣旨の説明を聴取いたします。山本環境大臣。

    ―――――――――――――

 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

山本(公)国務大臣 ただいま議題となりました遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 遺伝子組み換え生物等の使用等については、遺伝子組み換え生物等が生物の多様性に悪影響を生じさせることを防止するための措置等について規定した生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書が平成十三年に採択され、我が国は、この議定書を国内担保するため、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律を平成十五年六月に制定し、同年十一月にカルタヘナ議定書を締結しました。

 一方、遺伝子組み換え生物等から生ずる損害についての責任及び救済の分野については、カルタヘナ議定書の交渉の過程では締約国間で合意に至らなかったため、その後も交渉が重ねられ、平成二十二年十月に名古屋市で開催されたカルタヘナ議定書第五回締約国会議において、バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の責任及び救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書が採択されました。この補足議定書は、国境を越えて移動する遺伝子組み換え生物等により損害が生じた場合に対応措置をとること等を締約国に義務づけるものであり、我が国として締約することを承認いただくために、今国会に提出されているところであります。

 本法律案は、この補足議定書の的確な実施を確保するための所要の国内法整備を行うことを目的とするものであります。

 次に、本法律案の内容の概要を御説明申し上げます。

 第一に、法律の目的に、名古屋・クアラルンプール補足議定書の的確かつ円滑な実施の確保を加えます。

 第二に、主務大臣が定めて公表することとされている基本的事項に、遺伝子組み換え生物等の使用等により生ずる影響であって、生物の多様性を損なうものまたは損なうおそれの著しいものが生じた場合における当該影響による生物の多様性に係る損害の回復を図るための施策の実施に関する基本的な事項を加えます。

 第三に、法律の規定に違反して遺伝子組み換え生物等の第一種使用等、第二種使用等または譲り渡し等が行われた場合について、遺伝子組み換え生物等の使用等により生ずる影響であって、生物の多様性を損なうものまたは損なうおそれの著しいものが生じたと認めるときは、環境大臣は、当該影響による生物の多様性に係る損害の回復を図るため必要な措置をとるべきことを命ずることができることとする規定を設けます。

 第四に、この命令の違反について罰則を設けます。

 以上が、本法律案の提案の理由及びその内容の概要です。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。

平委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。

 次回は、来る三十一日金曜日委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時二十四分散会


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