衆議院

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第32号 平成17年6月17日(金曜日)

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平成十七年六月十七日(金曜日)

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  平成十七年六月十七日

    午後一時 本会議

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本日の会議に付した案件

 議院運営委員長川崎二郎君解任決議案(筒井信隆君外七名提出)

 会期延長の件

 


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    午後四時三分開議

議長(河野洋平君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

梶山弘志君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 筒井信隆君外七名提出、議院運営委員長川崎二郎君解任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

議長(河野洋平君) 梶山弘志君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 議院運営委員長川崎二郎君解任決議案(筒井信隆君外七名提出)

議長(河野洋平君) 議院運営委員長川崎二郎君解任決議案を議題といたします。

 提出者の趣旨弁明を許します。生方幸夫君。

    ―――――――――――――

 議院運営委員長川崎二郎君解任決議案

    〔本号末尾に掲載〕

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    〔生方幸夫君登壇〕

生方幸夫君 民主党の生方幸夫です。

 私は、社民党・市民連合、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました議院運営委員長川崎二郎君の解任決議案について、提案理由を説明いたします。(拍手)

 主文

  本院は、議院運営委員長川崎二郎君を解任する。

 以下、その理由を申し述べます。

 そもそも、今回の国会に提案をされました郵政民営化法案につきまして、私たち野党は、こぞって反対をしてまいりました。その理由は、この郵政民営化法案が、国民にとって、何らプラスをもたらすことなく、マイナスばかりをもたらす法案だからでございます。

 私たちは、委員会の審議を通しまして、この法案の不備をさんざんついてまいりました。そして、この法案は廃案以外にはないという結論に達しております。それにもかかわらず、議院運営委員長川崎二郎君は、私たちの廃案の要求を無視して、ここに会期を延長しようといたしております。したがって、私たちは、川崎君の解任をし、この会期延長を断固阻止しなければいけないと考えております。皆様に御賛同いただきますように、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

 そもそも小泉内閣は、今国会の最重要法案として郵政民営化法案を提出してまいりました。最重要法案というのであれば、なぜ国会の最初に提出をしないのでしょうか。実際に提出をされたのは、会期がもう末になってからでございました。その原因は一体何だったんでしょう。実に、自民党の内部との調整に手間取って議会に対する提出がおくれた、この理由のために、なぜ私たちが会期を延長しなければいけないんでしょうか。小泉さんの指導力と小泉さんの調整能力の不足を国会に押しつけるような会期延長案に、私たちは断固として反対をいたします。(拍手)

 郵政民営化について、四点から申し上げたいと思います。

 第一点は、ここでもたびたび議題になっておりますが、中央省庁改革基本法三十三条の中に、そもそも、公社は民営化しないという文言が盛り込まれております。さらに、その後、郵政大臣になった方たちがこぞって国会の場において、郵政公社を民営化しないということをたびたび言明いたしております。それにもかかわらず、今度、そうした政府の政策の一貫性を一切無視して郵政民営化法案を出してきたこと、私たちはこのことに断固として反対をいたします。

 郵政を民営化しなければいけない理由は全くございません。私たち民主党は、郵政公社が行っている、その中でも、民ができないことにできる限りその仕事を絞っていく、そして、最も肝心なことは、出口である特殊法人、そして特別会計、この見直しをしっかりとしていく、それを私たちは求めておりますが、残念ながら、今度の法案にはそうしたところが全く盛り込まれておりません。

 私は、郵政民営化法案を論じるとき思い出すのが、道路公団民営化の話でございます。このときも、最も大きな目的は、むだな道路を税金でつくらないというところに大きな目的があったはずでございます。それが、いつの間にか道路公団を民間会社にするというところに問題がすりかえられてしまい、結局は、一つの民間会社ができただけで、むだな道路を税金でつくるという道は残されたままとなってしまいました。

 郵政民営化法案も全く同じで、小泉さんのまさに趣味によって新しい国策民営化会社が一つつくられるだけ、うまくいけば民業が圧迫をされてしまう、万が一失敗をすれば税金をつぎ込まなければいけない。

 どっちに転んでも国民にとっていい法案ではないこの法案を、私たちは、この国会を一たん閉じて、きちんと出し直してくるべきである。もちろん、私たちは廃案を要求しておりますが、最低でも修正を前提としているようなこの法案に対して、きっちりと出し直しをしてくるというのが憲政の常道ではないでしょうか。そうした手続を一切経ることなく、会期をただだらだらと延長し、このまま論議を続けていくということは、国会に対する侮辱でもあると私は考えております。(拍手)

 さて、この法案を論ずるとき、担当大臣である竹中さんについて触れざるを得ません。

 きょうの新聞には、竹中さんは立て板に水というように書いてございましたが、実際に郵政民営化委員会をごらんになった方は、竹中大臣が自分のスキャンダルを追及されたときのあのしどろもどろの態度を見れば、とても立て板に水と言えないことは明らかでございます。

 既に特別委員会でも指摘をいたしました。竹中大臣の秘書のお友達の会社に、事もあろうに、政府広報一億五千万円を発注したという事実が明らかになっております。

 私たちは、額の問題ではございません。当然競争入札にかけなければいけないところを随意契約にし、そして、その広報を無理やり、本来はできないような会社に頼んでしまった。このこと一つとっても、李下に冠を正さずということがわからない大臣には、大臣の資格がないと言わざるを得ません。(拍手)

 さらに、もう一点ございます。

 竹中大臣は、郵政民営化委員会の中で、私たちが指摘しました、これまでの郵政大臣が再三にわたりまして、公社は民営化しない、こう述べたことに対して、竹中大臣は、あれは個人的な信条だという答弁をいたしました。国会での答弁を何と心得ているのか。この場で発言したことの重みがわかっていない大臣に、大臣を続けていく資格がないと私たちは考えております。したがって、そのような大臣が提出をいたしました郵政民営化法案について、私たちは断固として廃案を求めていかなければいけないと考えております。(拍手)

 小泉総理は、今度の郵政民営化法案について、再三にわたりまして、主に自民党の反対派議員に対して、解散をするということを軽々と何度も口にしてまいりました。もとより、私たちは解散を受けて立つ覚悟がございます。本来であれば、当然、国会を延長するのではなく、国会を解散して民意を問う、それが憲政の常道ではないでしょうか。(拍手)

 さて、川崎議運委員長について再度申し上げます。

 私たちは、今度の国会を延長するべきではない、このように再三申し上げてまいりました。今度の郵政民営化法案の中での審議を見ても、政府側の答弁がたびたび行き詰まり、再三にわたって委員会がストップをいたしております。このことは、この法案が小泉さんの思いだけであり、省庁間でも十分に消化されていないことを示しております。したがって、私たちは、そうした観点からも、今度の法案について、しっかりと、延長するのではなく、一たん国会を閉じ、出し直してこいということを述べてまいりました。

 さらに申し上げれば、小泉さんは常々、官から民へということを申しております。しかし、今度の法案を見ますれば、この中にたくさんの省庁令が入っております。すなわち、一番肝心なことは官に決めさせてしまう、それが郵政民営化法案でございます。これでは、小泉さんが日ごろ言っていた官から民へではなく、逆に官僚の力、裁量行政をさらに進めることになってしまう。私たちは、その意味からもこの法案に強く反対をいたします。(拍手)

 川崎議運委員長に関して言えば、さらにもう一つ大きな理由がございます。

 五月二十日に、私たちは、この郵政民営化法案そのものは総務委員会で扱うべきである、このように主張しておりました。当然のことであります。総務大臣が郵政公社の管轄でございました。したがって、国会では総務委員会で議論をするのが当然であり、特別委員会を設置するべきではない、私たちはたびたびこのことを主張してまいりました。しかし、議運委員長は、私たちのこうした要求を無視し、特別委員会の設置を強行採決してしまいました。このことも、やはり川崎委員長の解任に値すると私たちは考えております。

 さらに、この特別委員会の設置に当たりまして、事もあろうに小泉総理は、委員長と筆頭理事を首相官邸に呼んで指名するという越権行為を行いました。国会の委員長は国会が決めるのが当たり前の話です。行政府の長たる総理大臣がそれを指名するという越権行為に対して、残念ながら、川崎委員長はそれをとがめることをいたしませんでした。

 私たちは、このような形で指名された筆頭理事が本当にきちんとした仕事ができるのかどうか、懸念をいたしました。その懸念が現実のものになったことは、皆様方よく御承知のとおりです。国会延長に絡んで、事もあろうに筆頭理事は、置き石をしたとか、男らしく自殺をしたらどうか、こんな言葉を軽々に述べております。まさに、私たちの心配が現実のものになったと言わざるを得ません。

 さらに、今度の会期延長は五十五日間という長期にわたっております。その理由の中に、一言も郵政民営化法案を成立させるという文言が含まれておりません。本当に国民の目を欺きながら五十五日間の会期の延長をしている、私たちはそう断ぜざるを得ません。

 今度の国会でも、会期末が日曜日になるという、全くもって非常識な日程を設定いたしました。そして、今回出た五十五日間の最終日は一体いつですか、八月十三日です。お盆に入っている日を会期末に設定する、こんな非常識がどうしてあるんでしょうか。お盆は祖先の皆さん方を心静かに祭るものです。八月十三日まで会期を延長してしまえば、祖先の皆さんも、本当にこんなことをしていいのかとお嘆きになることは間違いございません。(拍手)

 本当に非常識な会期設定と言わざるを得ません。その非常識な会期決定を許可した川崎委員長はやはり解任に値する、私たちはそう断言せざるを得ません。

 自民党内にも、郵政民営化に反対するという、本当に良識ある、心ある議員がたくさんいるやに私たちは聞いております。そのためには、この国会で廃案にするというのが最も近道でございます。私たち民主党、そして社民党が提案をいたしました川崎委員長の解任決議案に賛成することによって、郵政民営化に対する反対の意思を勇気を持って示していただきますようにお訴えを申し上げまして、私からの提案理由の説明といたします。

 どうもありがとうございました。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 討論の通告があります。順次これを許します。小渕優子君。

    〔小渕優子君登壇〕

小渕優子君 自由民主党の小渕優子です。

 私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長川崎二郎君解任決議案に対し、断固反対の立場から討論を行います。(拍手)

 まず初めに、この解任決議案には正当な理由が全くないと申し上げたいのでございます。審議拒否を繰り返した民主、社民両党の皆さんは、御自分たちの責任を棚に上げ、このような決議案を提出したのであります。言語道断であると言わざるを得ません。(拍手)また、同じ野党とはいっても、共産党の皆さんは、審議拒否をせず、終始審議には参加されました。(拍手)この野党の足並みの乱れは一体どうなっているのでしょうか。

 言うまでもなく、議院運営委員会の職責は、議長を補佐し、議院の円満にして正常な運営を図り、国会の機能を十分に発揮して、国民の負託にこたえることです。

 川崎委員長は、昨年十月十二日御就任以来、今日まで、二百四十九日、議長をよく補佐し、立法府の権威を高めることに力を尽くしてこられました。また、委員長は、私を捨て、一党一派に偏らず、議会運営に対して強い責任感を持って臨み、常に中立、公平、公正な立場で委員会を運営されてきました。(拍手)その温厚にして高潔なお人柄で、野党側の意見も十分に尊重され、与野党の双方の理事からも不満の声が上がることはありませんでした。議員各位も十分に御承知のことではありませんか。

 しかるに、先ほどの決議案の提出者が述べた提案理由は、何とも荒唐無稽でありました。これこそ、まさしく党利党略によって提出された決議案としか言いようのないことは、だれの目にも明らかでありましょう。まことに理不尽きわまりないものであります。(拍手)

 今回の川崎二郎君解任決議案の提案理由の中に、郵政民営化に関する特別委員会設置のための本会議を強行したとか、郵政民営化関連法案の趣旨説明、質疑を強行したとか主張されています。

 しかしながら、郵政民営化に関する特別委員会の設置に関しましては、我々与党が五月十日の議院運営委員会理事会において、特別委員会の設置を正式に提案いたしました。五月二十日の特別委員会設置の日当日まで、与野党協議の必要性を強調され、合意点を見出すべく努力を促したのは川崎委員長でした。一方、野党三党は、郵政民営化関連法案の提出に瑕疵があるとして、その審議をする特別委員会の設置自体に反対してきました。これは、言論の府、立法府としての国会の役割をみずから否定するものと言えるのではないでしょうか。(拍手)

 また、郵政民営化関連法案の趣旨説明、質疑の本会議日程においても、特別委員会を設置したことを理由にその協議を拒んだのは、民主、社民の皆さん自身ではないでしょうか。その間、川崎委員長は、粘り強く野党に出席を要請し、また、政党間協議の必要性を強調し、事態打開のために懸命に努力をされました。

 議院運営委員長の職責は、審議の舞台をつくることであります。円満な運営に努力をするのは当然でありますが、それでも意見が対立した場合には、与えられた職権を行使するのはやむを得ないことであります。議運理事会の、国会がいかに対立したときでも与野党協議を続けるというよき先例を踏みにじり、議会制民主主義を冒涜しようとしたのは民主、社民ではありませんか。(拍手)

 誠心誠意議会運営に当たられている川崎委員長の心情を思うとき、心から同情を禁じ得ません。(拍手)

 野党には猛省を促し、本決議案に断固反対の意見を表明し、討論といたします。(拍手)

議長(河野洋平君) 前田雄吉君。

    〔前田雄吉君登壇〕

前田雄吉君 民主党の前田雄吉です。

 私は、ただいま議題となりました議院運営委員長川崎二郎君解任決議案につきまして、社会民主党・市民連合、民主党・無所属クラブを代表しまして、賛成の立場で討論を行わせていただきます。(拍手)

 賛成する第一の理由は、昨日与党の幹事長が申し入れた会期延長の理由が余りにもひどいからであります。

 理由はただ一つ、「議案の審議状況に鑑み」であります。このような理由で五十五日間もの大幅な会期延長を申し入れるなど、理不尽と言うしかありません。また、このような理由で申し入れられた会期延長案を本会議の議案とすることを議院運営委員長川崎二郎君が容認したことであります。公正中立な立場であるべき議院運営委員長がこのような理不尽な会期延長案を本会議に上程することは、到底容認できるものではありません。(拍手)

 賛成する第二の理由は、与党が公にしない、本来の会期延長の理由が、あのいわく因縁の、いわゆる郵政民営化関連法案であります。今の国会で何が何でも成立させたいためであることが明らかであるからであります。

 いわゆる郵政民営化関連法案が欠陥法案であることは明白であります。法律の立法趣旨を内閣の都合で勝手に変えるなど、言語道断であります。「民営化等の見直しは行わないものとする」とした中央省庁等改革基本法が制定されたのは、小泉総理が、あなたが橋本内閣の厚生大臣だったときであります。

 小泉総理は、あのころ、民営化につながるものだと主張されていたのですが、その主張は、当時の郵政大臣の答弁で明確に否定されています。国会での答弁ですから、これを簡単に否定されては困ります。現に、小泉総理自身が小泉内閣発足後、当時の片山総務大臣に、「民営化等の見直しは行わないものとする」という条項の「行わないものとする」は、民営化論議の妨げになるので、法律の改正ができないだろうかと言われているではありませんか。

 しかしながら、その後も法律の改正は行われず、どういうわけか政府の見解が変わるのです。国会で貴重な審議時間を費やして議論をしてきた、それを一遍の閣議の見解で変えてしまう。それは、郵政民営化に関する特別委員会での竹中郵政民営化担当大臣の、「その後の野田大臣、八代大臣、お話等々ございましたが、それぞれの御発言は承知しておりますが、それぞれの立場で、政治家としての御信条といいますか、信条をお話したものだというふうに思っています。」との暴言に象徴されています。

 国会での大臣の答弁が、小泉内閣では、大臣個人の信条を述べたものだと、国会審議を愚弄する驚くべき見解となるのであります。さすがにこの発言は後刻撤回されましたが、小泉内閣の国会軽視の姿勢が端的にあらわれています。(拍手)これで会期延長など、議論するだけむなしいではありませんか。

 賛成の第三の理由は、この法案が政府・与党間の修正含みで提案されていることです。

 小泉総理は当初、この法案を会期内に成立させるんだと豪語されておりました。重要な法案を会期内に成立させようとするなら、法案の提出は三月中旬までに行うのが常識であります。政府・与党間の議論がまとまらないために、延々と与党内の議論が行われてきた結果、ようやく連休前に法案の提出だけが了承され、四月二十七日に至ってようやく法案が提出されたのでありました。

 だれがどう見ても、これから、国会の審議の過程ではなく、それと次元の違うところで法案の修正が行われるだろうことは想像にかたくないのであります。現に与党内で、会期の延長を前提にした修正論議が公然と浮上しております。我々の主張したとおりであります。

 政府・与党間での法案修正の時間が十分おありになるでしょう。ですから、しっかりと議論し、まとめた上で、臨時国会を開き、法案を再提出していただきたいのであります。

 さて、賛成の第四点目の理由ですが、郵政民営化に関する特別委員長人事の問題であります。

 特別委員長人事について小泉総理が主導権を発揮されたとの報道があります。古い話ではありません、つい先日のことであります。

 予算委員会等で自民党総裁としての見解を聞かれても、党のことは幹事長に任せてある、そう答弁されるのが常である小泉総理でありますが、総理・総裁として党のことはきちんとしていただきたいのですが、それはともかく、国会のことを口にしていただいてはいけません。あなたは総理大臣なんですから、内閣の最高責任者です。内閣による立法府の人事への介入ではありませんか。これはいけません。三権分立の重大な危機を招いた責任を自覚されているのでしょうか。

 報道を見る限りでは、自慢をされている感はありますが、反省のハの字もないようです。極めて遺憾であります。あなたの国会軽視の姿勢、あるいは国会への過剰介入が今日の政治の混乱をもたらしているのではありませんか。

 さて、事ほどさように、今回の郵政民営化関連法案には重大な瑕疵があり、特別委員長人事の件に始まり、問題が多々あります。

 にもかかわらず、去る五月二十日には衆議院本会議で郵政民営化に関する特別委員会の設置が強行可決され、二十六日には、同様に本会議での趣旨説明と質疑が強行されたのであります。これらの本会議が開かれた責任は、いかなるいわく因縁があろうとも、その責任は議院運営委員長川崎二郎君にあります。これは否定できません。さらに、重ねて本日の本会議における理由なき大幅会期延長案の議案上程であります。これはいけません。(拍手)

 国権の最高機関たる国会の議事運営の最高責任者として、議長から権限をゆだねられた議院運営委員長が厳正、公正な立場を逸脱しては断じていけないのであります。(拍手)

 以上が、議院運営委員長川崎二郎君解任決議案に賛成する理由であります。満場の議員の皆さんの心からの御賛同をお願いして、私の賛成討論を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)

議長(河野洋平君) これにて討論は終局いたしました。

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 採決いたします。

 この採決は記名投票をもって行います。

 本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。

 氏名点呼を命じます。

    〔参事氏名を点呼〕

    〔各員投票〕

議長(河野洋平君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。

 投票を計算させます。

    〔参事投票を計算〕

議長(河野洋平君) 投票の結果を事務総長から報告させます。

    〔事務総長報告〕

 投票総数 四百六十八

  可とする者(白票)       百八十七

  否とする者(青票)      二百八十一

    〔拍手〕

議長(河野洋平君) 右の結果、議院運営委員長川崎二郎君解任決議案は否決されました。(拍手)

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筒井信隆君外七名提出議院運営委員長川崎二郎君解任決議案を可とする議員の氏名

安住   淳君   阿久津 幸彦君   青木   愛君   赤松  広隆君

荒井   聰君   五十嵐 文彦君   井上  和雄君   伊藤  忠治君

池田  元久君   石毛 えい子君   石田  勝之君   泉   健太君

泉   房穂君   一川  保夫君   市村 浩一郎君   稲見  哲男君

岩國  哲人君   宇佐美  登君   内山   晃君   生方  幸夫君

枝野  幸男君   小沢  一郎君   小沢  鋭仁君   大石  尚子君

大出   彰君   大島   敦君   大谷  信盛君   大畠  章宏君

岡島  一正君   岡田  克也君   岡本  充功君   奥田   建君

奥村  展三君   加藤  公一君   加藤  尚彦君   鹿野  道彦君

海江田 万里君   梶原  康弘君   金田  誠一君   川内  博史君

川端  達夫君   河村 たかし君   菅   直人君   吉良  州司君

城井   崇君   黄川田  徹君   菊田 まきこ君   岸本   健君

北橋  健治君   楠田  大蔵君   玄葉 光一郎君   小泉  俊明君

小平  忠正君   小林  憲司君   小林 千代美君   小宮山 泰子君

小宮山 洋子君   古賀  一成君   五島  正規君   近藤  昭一君

近藤  洋介君   佐々木 秀典君   佐藤 謙一郎君   佐藤  公治君

鮫島  宗明君   篠原   孝君   島    聡君   島田   久君

下条  みつ君   城島  正光君   神風  英男君   首藤  信彦君

須藤   浩君   末松  義規君   鈴木  克昌君   鈴木  康友君

仙谷  由人君   園田  康博君   田島  一成君   田嶋   要君

田中  慶秋君   田中 眞紀子君   田村  謙治君   高木  義明君

高山  智司君   武正  公一君   武山 百合子君   達増  拓也君

玉置  一弥君   樽井  良和君   樽床  伸二君   津川  祥吾君

津村  啓介君   辻    惠君   筒井  信隆君   手塚  仁雄君

寺田   学君   土肥  隆一君   中井   洽君   中川   治君

中川  正春君   中津川 博郷君   中塚  一宏君   中根  康浩君

中野   譲君   中村  哲治君   中山  義活君   仲野  博子君

永田  寿康君   長島  昭久君   長妻   昭君   長浜  博行君

長安   豊君   楢崎  欣弥君   西村 智奈美君   野田  佳彦君

羽田   孜君   計屋  圭宏君   橋本  清仁君   鉢呂  吉雄君

鳩山 由紀夫君   原口  一博君   伴野   豊君   肥田 美代子君

樋高   剛君   平岡  秀夫君   平野  博文君   藤井  裕久君

藤田  一枝君   藤田  幸久君   藤村   修君   古川  元久君

古本 伸一郎君   細川  律夫君   細野  豪志君   堀込  征雄君

本多  平直君   馬淵  澄夫君   前田  雄吉君   前原  誠司君

牧   義夫君   牧野  聖修君   増子  輝彦君   松木  謙公君

松崎  公昭君   松崎  哲久君   松野  信夫君   松野  頼久君

松原   仁君   松本  剛明君   松本   龍君   三日月 大造君

三井  辨雄君   水島  広子君   村井  宗明君   村越  祐民君

室井  邦彦君   山内 おさむ君   山岡  賢次君   山田  正彦君

山井  和則君   山花  郁夫君   横路  孝弘君   吉田   泉君

吉田   治君   米澤   隆君   笠   浩史君   和田  隆志君

若井  康彦君   若泉  征三君   渡部  恒三君   渡辺   周君

赤嶺  政賢君   石井  郁子君   穀田  恵二君   佐々木 憲昭君

志位  和夫君   塩川  鉄也君   高橋 千鶴子君   山口  富男君

吉井  英勝君   阿部  知子君   照屋  寛徳君   土井 たか子君

東門 美津子君   山本 喜代宏君   横光  克彦君   

否とする議員の氏名

安倍  晋三君   逢沢  一郎君   青山   丘君   赤城  徳彦君

秋葉  賢也君   麻生  太郎君   甘利   明君   井上  喜一君

井上  信治君   伊藤  公介君   伊藤 信太郎君   伊藤  達也君

伊吹  文明君   石崎   岳君   石田  真敏君   石破   茂君

石原  伸晃君   稲葉  大和君   今井   宏君   今津   寛君

今村  雅弘君   岩崎  忠夫君   岩永  峯一君   岩屋   毅君

宇野   治君   植竹  繁雄君   江崎  鐵磨君   江崎 洋一郎君

江渡  聡徳君   江藤   拓君   衛藤 征士郎君   衛藤  晟一君

遠藤  武彦君   遠藤  利明君   小此木 八郎君   小里  貞利君

小野寺 五典君   小渕  優子君   尾身  幸次君   大島  理森君

大野  松茂君   大野  功統君   大前  繁雄君   大村  秀章君

岡本  芳郎君   奥野  信亮君   加藤  勝信君   加藤  紘一君

嘉数  知賢君   海部  俊樹君   梶山  弘志君   金子  一義君

金子  恭之君   金田  英行君   上川  陽子君   亀井  静香君

亀井  久興君   亀井  善之君   鴨下  一郎君   川上  義博君

川崎  二郎君   河井  克行君   河村  建夫君   瓦    力君

木村  太郎君   木村  隆秀君   木村   勉君   木村  義雄君

城内   実君   岸田  文雄君   北川  知克君   北村  誠吾君

北村  直人君   久間  章生君   熊代  昭彦君   倉田  雅年君

小池 百合子君   小泉 純一郎君   小泉  龍司君   小坂  憲次君

小島  敏男君   小杉   隆君   小西   理君   小林  興起君

古賀   誠君   後藤  茂之君   後藤田 正純君   河野  太郎君

河本  三郎君   高村  正彦君   近藤  基彦君   左藤   章君

佐田 玄一郎君   佐藤  信二君   佐藤  剛男君   佐藤   勉君

佐藤   錬君   斉藤 斗志二君   坂本  剛二君   坂本  哲志君

桜井  郁三君   櫻田  義孝君   笹川   堯君   自見 庄三郎君

塩崎  恭久君   塩谷   立君   七条   明君   実川  幸夫君

柴山  昌彦君   島村  宜伸君   下村  博文君   菅   義偉君

菅原  一秀君   杉浦  正健君   鈴木  俊一君   鈴木  淳司君

鈴木  恒夫君   砂田  圭佑君   園田  博之君   田中  和徳君

田中  英夫君   田野瀬良太郎君   田村  憲久君   高木   毅君

滝    実君   竹下   亘君   竹本  直一君   武田  良太君

武部   勤君   橘  康太郎君   棚橋  泰文君   谷   公一君

谷垣  禎一君   谷川  弥一君   谷畑   孝君   谷本  龍哉君

玉沢 徳一郎君   中馬  弘毅君   津島  恭一君   津島  雄二君

土屋  品子君   寺田   稔君   渡海 紀三朗君   中川  昭一君

中川  秀直君   中谷   元君   中野   清君   中野  正志君

中村 正三郎君   中山  太郎君   中山  成彬君   中山  泰秀君

仲村  正治君   永岡  洋治君   長勢  甚遠君   二階  俊博君

丹羽  雄哉君   西川  京子君   西川  公也君   西田   猛君

西野 あきら君   西村  明宏君   西村  康稔君   西銘 恒三郎君

額賀 福志郎君   根本   匠君   能勢  和子君   野田  聖子君

野田   毅君   野呂田 芳成君   葉梨  康弘君   萩生田 光一君

萩野  浩基君   萩山  教嚴君   橋本 龍太郎君   蓮実   進君

馳    浩君   鳩山  邦夫君   浜田  靖一君   早川  忠孝君

林   幹雄君   林田   彪君   原田  令嗣君   平井  卓也君

平沢  勝栄君   平田  耕一君   平沼  赳夫君   福井   照君

福田  康夫君   藤井  孝男君   二田  孝治君   船田   元君

古川  禎久君   古屋  圭司君   保坂   武君   保利  耕輔君

細田  博之君   堀内  光雄君   増田  敏男君   増原  義剛君

町村  信孝君   松岡  利勝君   松下  忠洋君   松島 みどり君

松野  博一君   松宮   勲君   松本   純君   三ッ林 隆志君

三ッ矢 憲生君   三原  朝彦君   御法川 信英君   水野  賢一君

宮腰  光寛君   宮澤  洋一君   宮路  和明君   宮下  一郎君

武藤  嘉文君   村上 誠一郎君   村田  吉隆君   望月  義夫君

茂木  敏充君   森   英介君   森   喜朗君   森岡  正宏君

森田   一君   森山   裕君   森山  眞弓君   八代  英太君

谷津  義男君   保岡  興治君   柳澤  伯夫君   柳本  卓治君

山際 大志郎君   山口  俊一君   山口  泰明君   山崎   拓君

山下  貴史君   山本  明彦君   山本  公一君   山本   拓君

山本  有二君   与謝野  馨君   吉野  正芳君   渡辺  具能君

渡辺  博道君   渡辺  喜美君   綿貫  民輔君   赤羽  一嘉君

赤松  正雄君   井上  義久君   池坊  保子君   石井  啓一君

石田  祝稔君   上田   勇君   漆原  良夫君   江田  康幸君

遠藤  乙彦君   大口  善徳君   太田  昭宏君   河合  正智君

河上  覃雄君   神崎  武法君   北側  一雄君   佐藤  茂樹君

斉藤  鉄夫君   坂口   力君   白保  台一君   田端  正広君

高木 美智代君   高木  陽介君   谷口  隆義君   富田  茂之君

長沢  広明君   西   博義君   東   順治君   福島   豊君

冬柴  鐵三君   古屋  範子君   桝屋  敬悟君   丸谷  佳織君

山名  靖英君

     ――――◇―――――

議長(河野洋平君) この際、暫時休憩いたします。

    午後四時五十三分休憩

     ――――◇―――――

    午後八時五十二分開議

議長(河野洋平君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

     ――――◇―――――

 会期延長の件

議長(河野洋平君) 会期延長の件につきお諮りいたします。

 本国会の会期を八月十三日まで五十五日間延長いたしたいと存じ、これを発議いたします。

 本件につき討論の通告があります。順次これを許します。牧野聖修君。

    〔牧野聖修君登壇〕

牧野聖修君 民主党の牧野聖修です。

 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました五十五日間の会期延長に対して、反対の立場から討論をするものであります。(拍手)

 以下、反対の理由を申し上げます。

 反対理由の第一は、国会運営のルールに関してであります。

 通常国会の会期は、国会法にも定められているとおり、百五十日であります。特別国会、臨時国会には会期の定めがなく、通常国会についてだけ会期が定められています。この点を踏まえ、内閣には当然、最初から十分に計画し、法案を会期内で成立させる責務があるのであります。(拍手)

 もちろん、与野党ともに納得するような緊急性、重大性のある法案があり、その審議が会期内に十分にできないといった場合には、会期延長もあり得るでありましょう。そのために、通常国会についても、一度だけ会期延長が認められているのであります。

 しかしながら、今回のように与野党の賛否が最初から明確に分かれているような法案を、もっと言えば、与党内での賛否さえ割れている法案を、政府の都合だけで、残り少ない会期を承知の上で提出するようなやり方は、会期制の持つ意味を全くなくしてしまうものであり、会期という定められた時間の中で議論するという約束を破るようなことは、決してあってはならないのであります。(拍手)

 与党幹事長から議長への会期延長の申し入れでは、ただ単に「議案の審議状況に鑑み」という一言のみを理由としているだけであります。このような理由にならない理由で会期を五十五日間も延長しようとするのは、まさに現在の議会制度を破壊しようとする以外の何物でもありません。(拍手)

 もし、それでもというのであれば、国会法を改正すべきであります。これは国会運営上の最低限のルールであります。もし、ここで会期の延長をするということであれば、政府・与党はこの矛盾をどのように説明するつもりなのか、疑わざるを得ないのであります。

 反対する第二の理由は、今回の会期延長が余りにも党利党略、個利個略によるものであるからであります。(拍手)

 昨年秋の臨時国会におきまして、私たちは、野党としては異例の十一日間の会期延長を提案いたしました。国民の政治不信を高めた一億円のやみ献金疑惑の解明、自衛隊のイラク派遣延長問題、相次ぐ災害に対応するための被災者生活再建支援法の改正など、喫緊の課題が山積していたからであります。しかし、我々の申し入れに対して、与党の皆さんは、これを一顧だにせず、会期延長を否定したのであります。翻って、今般、与党の皆さんによる会期延長提案の理由を吟味いたしましても、議会や国民を納得させるだけのものは何一つとしてないのであります。(拍手)

 政府・与党は、この延長を、いわゆる郵政民営化関連法案等を審議するためと位置づけております。もちろん、現在審議中の法案の審議を進めることは必要なことであります。

 しかし、問題は、ここに至る経過であります。郵政民営化問題は、与党内、特に自民党内の党内政局の道具と化し、郵政事業の民営化が国民にとってどのような意義があるのか、本当に郵政事業の民営化が必要なのか、なぜ郵政公社ではいけないのかといった肝心の議論が置き去りにされ、審議とは関係のないところで不毛な修正議論が行われているのであります。今なぜ郵政民営化しなければいけないのかとの疑問への答えが全くないと、長年、自民党を支持してきた多くの団体の会長さんたちの発言であります。

 政府・与党は、このような個利個略の政争を繰り広げたあげく、慌ててばたばたと法案提出に踏み切ったのであります。提出された法案の審議は、短期間でできるものではありません。歴代の郵政大臣の答弁を担当大臣が政治家個人の信条などと答弁しているようでは、とても国民の理解は得られるはずがありません。(拍手)

 審議には十分な時間が必要であります。今国会を一たん閉じて、改めて臨時国会を召集し、審議すべきであります。二十一世紀における郵政事業の役割を十分に議論し、内容を検討した上で再提出し、慎重な審議を行うことが国民から求められているのであります。現に先日、自民党議員の有志が、日本郵政公社改革法案を衆議院に提出しようとしたではありませんか。これは、自民党内の議論でさえ、いまだ十分に行われていないという証左であります。(拍手)

 反対する第三の理由は、会期延長の目的であります。

 本来ならば、今通常国会には、ほかにも重要課題として挙げられたものが数多くありました。年金を含めた社会保障改革、教育改革、景気・雇用対策等々であります。しかし、政府・与党はこれら重要課題を棚上げした上、法案の件数をぎりぎりに絞って国会に提出したのであります。したがって、政府・与党が当初考えていたように、会期内で十分に法案の処理ができたはずであります。

 郵政事業の民営化は、喫緊の課題ではありません。最近の各種世論調査でも、相変わらず国民の関心度は下から数えて何番目といったありさまであります。ひとり小泉総理だけが、みずからの構造改革の本丸として郵政民営化を叫び続けているだけであります。

 「民間にできることは民間に任せる」が、いつの間にか民営化が金科玉条になり、その本質はといえば、道路公団民営化に象徴される名ばかりの改革であり、その実態は国民に痛みを与えただけのものであります。小泉内閣のもとでは、国民の負担は増すばかりであります。厚生年金保険料、国民年金保険料、雇用保険料と次から次に値上げラッシュであり、一方では、年金資金も雇用保険料もむだ遣いの垂れ流しが横行し、まさに無責任政治のきわみであると断ぜざるを得ないのであります。(拍手)

 さらには、政治と金の問題であります。

 与党は、もはやこの問題についての自浄能力さえも失っております。日本歯科医師連盟からの自民党旧橋本派への一億円のやみ献金疑惑あるいは迂回献金疑惑は、日本歯科医師連盟のやみ献金疑惑をめぐる裁判で次々と新たな事実が明らかになってきておりますが、国会での真相解明に向けた取り組みは遅々として進んでおりません。疑惑の真相を解明し、国民の政治不信を解消しようとする努力のかけらも与党からは感じられないのであります。日々国民の政治不信を高め、国会の権威と名誉を大いに失墜させていることを政府・与党は自覚すべきであります。(拍手)

 しかも、小泉総理は、これまで唯一のよりどころとしてきた外交でのパフォーマンスにも失敗したのであります。我が国は、完全に四面楚歌の状態にあり、周辺国との間で多くの懸案事項を抱え、身動きできない状態に陥ってしまっております。

 北朝鮮による日本人拉致問題の解決や同国の核保有問題に対処するためには六カ国協議の再開が不可欠でありますが、どう考えても、小泉内閣の対応で六カ国協議が開催されるとはとても思えません。この問題も、今や完全に他力本願になってしまったのであります。

 また、今や、大臣政務官が暴言を吐いても、政府の一員としてではないとして官房長官が言いわけする始末であります。それでは、一体、大臣政務官とは何なのでしょうか。そうこうする間に、今度は文部科学大臣の妄言であります。小泉内閣は無責任内閣であります。国民の痛みがわからない小泉内閣に、他国の国民の人々の痛みがわかるはずはありません。郵政解散などと叫ばずに、さっさとみずからが内閣総辞職をすべきではありませんか。(拍手)

 会期延長をするなら、せめて政治と金の問題について国民にわかりやすい決着を図るべきであります。迂回献金禁止の政治資金規正法改正に取り組むべきであります。残念ながら、政府・与党には、かけ声ばかりで行動と問題解決に向けた確固たる信念がありません。こうした意味でも、今回の会期延長は全く無意味であると言わざるを得ないのであります。

 我々民主党は、常にすべての国会審議に全力を注いでまいりました。国会論戦を活発にさせ、審議を深めることが野党としての役割だと考えるからであります。必要があれば対案や修正案を提出し、特に十分な審議をするよう要求してきたのであります。政府・与党が理にかなった対応をとるならば、野党側もいたずらに反対、拒否するものではないと考えているのであります。しかしながら、しかしながら、どのように考えても、今回の会期延長は全く必要性も正当性もありません。(拍手)

 以上、申し述べましたように、民主党は、今回の会期延長に断固反対であります。我々民主党は、今回の会期延長に断固反対であります。(拍手)

 今こそ政党政派を乗り越え、今こそ政党政派を乗り越え、国家国民の立場に立って、本当に郵政民営化関連法案の廃案を目指しておられるすべての議員各位の勇気ある御英断を心から期待し、私の反対討論を終了するものであります。(拍手)

議長(河野洋平君) 遠藤乙彦君。

    〔遠藤乙彦君登壇〕

遠藤乙彦君 公明党の遠藤乙彦であります。

 私は、自由民主党及び公明党を代表し、ただいま議長から発議されました今国会の会期を六月二十日から八月十三日まで五十五日間延長する件について、賛成の立場から討論をいたします。(拍手)

 去る一月二十一日に第百六十二通常国会が召集されて以来、私どもは、平成十六年度補正予算と平成十七年度予算を速やかに審議、成立させ、三位一体改革、社会保障改革、構造改革等々、国民生活に重要な数々の法案審議に全力を尽くしてまいりました。

 今国会に内閣から提出された法案は継続も含めて九十一件、条約は九件、合計百件に上ります。しかしながら、これまでに成立した閣法、条約は六十二件にすぎず、本院や参議院においていまだ審議中の閣法、条約が三十八件に上り、このほか、数多くの議員立法が残されたままであります。

 中でも、郵政民営化関連法案、少年法等改正案、障害者自立支援法案を初めとする重要法案が、現在、本院において審議中であります。参議院においては、介護保険法改正案を初めとして八件の議案が本会議採決を待つばかりであり、また、七件の法案も審議中であります。

 なかんずく、郵政民営化関連法案は、今国会最大の焦点となる重要法案であります。

 郵政民営化特別委員会では、野党が要求した総理出席の総括質疑並びに参考人質疑が行われ、現在、六十時間を超える丁寧な審議が行われております。

 また、特別委員会では、地方公聴会の三カ所、北海道、新潟、長崎での開催が決められております。しかし、日程は野党の反対でいまだ決められていません。野党は、一方で公聴会開催を強く求め、開催日程は先延ばしにした上で会期延長に反対と叫ぶのは、まさに自己矛盾以外の何物でもないと言わざるを得ません。これではいけませんね。(拍手)

 さらに、野党は、九十時間もの審議が必要とも主張しておられます。現在、六十時間を超えたところですので、会期延長をしなければ、野党の要求をかなえようにも、かなえられないのであります。これもいけないと思います。

 また、本格的な少子高齢社会の進展の中で、年金を初めとする社会保障制度に対する国民の不安、不信を解消し、国民の信頼と安心を確保するため、与野党で合意し設置された、年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議も議論の緒についたばかりであります。民主党は、この秋までに成案を求めておられるのではないですか。そうであるならば、国会会期を延長した上で精力的に議論をしようではありませんか。(拍手)

 さらに、議長から、国会議員年金改革について、先送りせず、今国会で結論を得るようにと強い御指摘をいただいております。与野党を問わず、今国会において結論を出さなければなりません。

 また、政治と金をめぐる国民の政治不信を解消するためにも、政治資金規正法改正案の審議も急務であります。

 以上の観点から、五十五日間の会期延長は、必要不可欠、最小限の日数であります。国会法第十二条にも、常会にあっては一回の会期延長が認められているわけであります。

 緊急かつ重要な法案の審議と内外の山積する政治課題を残したまま、会期を閉じることは、国民に対する国会の責任を放棄することにほかなりません。(拍手)

 最近、地元を回っていて聞こえてくるのは、国会や政治家は国民生活のことを真剣に考えてくれているのかという厳しい国民の声であります。

 私は、かねがね、政治には三つのPが必要と考えております。一つはフィロソフィーのP、哲学です。二つはポリシーのP、政策です。三つ目はパフォーマンスのPであります。これら三つのPが連動してこそ、政治の役割が果たせると考えます。

 昨今の哲学と政策なきパフォーマンスのみの政治に走る傾向を、私は深く憂慮するものであります。パフォーマンスのみの政治では、一時的に国民の目を欺くことはできても、結局、幻滅と失望と不信を深めるばかりであります。政治への信頼を回復するためには、清潔な政治を徹底するとともに、国民の目の前で徹底審議を行い、困難な諸課題への解決策を探求し、国民に提示していくことが何よりも必要であります。パフォーマンスのみの政治は、もはや国民に通用しません。一部野党による今国会における三たびにわたる大義なき審議拒否に、国民の賛同の声が沸かないのは当然のことと思います。(拍手)

 議員の皆さん、暑い夏ではありますが、会期を延長して、国会論戦はいよいよ熱く、クールビズでスタイルは涼しく決めて、国民の期待にこたえる国会としてまいろうではありませんか。

 以上、国政を担う責任与党として、会期延長に関する議長の提案に賛成の意を表し、私の討論といたします。(拍手)

議長(河野洋平君) 穀田恵二君。

    〔穀田恵二君登壇〕

穀田恵二君 私は、日本共産党を代表して、第百六十二通常国会の会期を五十五日間延長することに反対の討論を行います。(拍手)

 自民、公明両党は、「議案の審議状況に鑑み」会期延長が必要だと言いますが、これが郵政民営化関連六法案を初め、障害者自立支援法と介護保険法改悪法案の成立をごり押しするためのものであることは明らかです。

 今回の大幅会期延長は、議会制民主主義と国会の会期制の原則を根本から踏みにじるものであり、断じて認められません。

 そもそも郵政民営化法案は、小泉総理が小泉改革の本丸と標榜し、今通常国会最大の課題と位置づけてきたものであります。ところが、民営化法案が国会に提出されたのは四月二十七日。審議に入る前から、欠陥が指摘され、自民党幹部が修正を公言するという極めて異例、異常な状態で提出された法案であります。

 当初から、そもそもなぜ郵政民営化が必要なのか、何のための民営化なのか、法案の根本が問われてきました。ところが、小泉総理は、郵政公社を分社化し民間会社にすればすべてよくなると繰り返すだけで、今に至るも国民が納得できる説明をしていません。それどころか、審議すればするほど、法案の欠陥ぶりが露呈しているのであります。

 郵便局は、身近で役に立つ存在です。特に、国民の零細な資金を安心して預けることができるのが郵便貯金です。民営化法案は、こうした郵便貯金、簡易保険を単なる銀行、保険会社に変質させ、全国一律の郵便局ネットワークをずたずたにするものであることが、我が党の追及で明らかになりました。

 また、政府の提出した骨格経営試算から、郵便貯金銀行が完全民営化される二〇一六年度には六百億円もの赤字になり、現行郵政公社のままなら一千三百八十三億円の黒字になることが明らかになり、民営化会社の経営が成り立たないという重大な欠陥が浮き彫りになりました。

 そして、結局のところ、郵政民営化の最大の目的が、大銀行、生保業界やアメリカ金融資本の要求にこたえて、庶民の資産である三百四十兆円の資金を日米の巨大金融資本に明け渡すものであることが、今やはっきりしているのであります。

 この三週間の審議でこうした重大な問題点が次々に明らかになり、民営化法案は、特別委員会で審議未了のまま、会期末を迎えているのであります。

 国会法は、通常国会の会期を百五十日と規定し、常任委員会、特別委員会は、会期中に限り付託案件を審査する、「会期中に議決に至らなかつた案件は、後会に継続しない」ことを基本原則としています。

 この会期制の原則に従って、郵政民営化法案は審議未了、廃案とし、会期を閉じるべきであります。政府と与党の都合で勝手に土俵を広げ、法案成立をごり押しするなどは、到底容認できるものではありません。

 しかも、重大なことは、今回の会期延長が、政府・与党内での法案修正協議のための時間稼ぎ、政府と自民党内反対派との妥協点を探る党内調整を目的としていることです。

 与党内の調整もついていない法案を国会に提出したこと自体、重大な問題でありますが、調整さえつけば、一気に衆院通過、参院での成立を図る方針とも言われています。これでは、国会の審議などどうでもよいという姿勢にほかなりません。国会審議を軽視し、議会政治と主権者国民を愚弄する与党の態度は、言語道断であります。

 政府がどうしても郵政民営化を図りたい、法案の成立のために与党内調整が必要だというなら、国会を一たん閉じて廃案にし、国民の声を聞いて法案を練り直し、改めて臨時国会を開くというのが、少なくとも国会の最低限のルールに立った対処ではありませんか。

 直近の世論調査を見ても、郵政法案は今国会で成立させるべきだは、一六%にすぎません。政府・与党は、この国民の声に真摯に耳を傾けるべきであります。

 さらに、大幅会期延長によって、郵政法案以外にも、国民に負担を押しつける悪法の成立を図ろうとしていることも看過できません。

 衆議院で審議中の障害者自立支援法案は、自立支援とは裏腹に、応益負担の名で新たな負担を押しつけ生活を破壊するものとして、障害者の皆さんの総反発を受けております。部分的な修正で成立させることは断じて許されません。廃案にすべきであります。(拍手)

 また、昨日の参院厚生労働委員会における介護保険法案の採決は、不可解きわまるものです。一方で大幅会期延長を企てながら、会期末を理由に、地方公聴会など与野党で合意していた審議日程すら行わず、なぜ採決を急ぐ必要があったのか。ホテルコストの名で施設入所者から高額の食費や居住費を徴収し、軽度の要介護者が利用する訪問介護サービスを制限するなどの重大な問題点をそのままにして、採決を強行し、自民、公明、民主各党の賛成多数で可決したことを厳しく批判するものであります。

 以上、大幅会期延長に断固反対する態度を表明し、討論を終わります。(拍手)

議長(河野洋平君) 阿部知子君。

    〔阿部知子君登壇〕

阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。

 冒頭、本会議場に赤ら顔で酒気を帯びて入ってこられた与党の議員がおられます。かかる重大な時点にあって、いかに国会を冒涜するものであるか。おのおのがこの大事な局面をしっかりと自覚した上で、任に当たっていただきたいと思います。また、酒気帯びの方は即刻退場していただきたいと思います。(拍手)

 さて、私は、社会民主党・市民連合を代表して、何ら明確な説明理由もなく提案された五十五日間にも及ぶ会期延長と、さらに、不届ききわまりない与党の酒気帯び国会に対して、心からの怒りを持って反対の討論を行いたいと思います。(拍手)

 冒頭、本年一月の二十一日に召集され、これまで六十八本の法律の成立を見た第百六十二国会とは何であったのか。酒におぼれ、いいかげんな審議のもとに、国民の期待に一切こたえることのなかった国会ではなかったか。皆さんが各人の胸に手を当ててお考えをいただきたいと思います。(拍手)

 今、我が国は、七百七十四兆にも及ぶ膨大な国債の債務、その一方で、遅々として進まぬ財政再建、あるいは、国民の最も関心事であるところの年金問題も含めた社会保障制度改革、そして、米軍から新たな負担と役割の分担を押しつけられているところの米軍基地問題、さらには、四面楚歌のアジア外交について、何ら解決の糸口を見ぬまま国会での立法機能は劣化の一途をたどり、さらに、ふまじめなこの国会状況も生み、そればかりか、小泉内閣のワンマン運営は、今、議会制民主主義の危機を生み出しております。

 その端的な表現がこの郵政民営化法案であると思います。

 そもそも、これまでの審議の中で、なぜ民営化が必要であるのかという、そのもともとの立法趣旨すら明らかにならず、さらに、民営化後、どのような形で三事業の機能あるいはネットワーク機能、国民にとって欠くことのできないこれらが保持されるかについても、一切明らかにされておりません。

 そして、ただひたすらに、酒を飲んだままにこの会議場にあらわれ、会期延長を図り、日延べの中で与党内ですら合意されていない劣悪法案の成立を無理やりにごり押ししようとするような手法によって国会の延長が図られる姿は、国民にとっては嘆かわしさ以上のものがございます。

 そして、こうした会期延長によって希代の悪法である障害者自立支援法案、皆さんはお気づきでしょうか。国会の周囲にたくさんの障害者が身を挺して、命をかけて参集し、不届きな応益負担に反対するということを命がけで訴えております。(拍手)

 それに対して皆さんが示されたものは、酒気帯びのこの延長国会の中で、命を奪う自立支援法案を成立させることにあるのでしょうか。人間として恥ずかしい、そのような姿は、私ども同じ国会に身を置く者として本当に看過することができません。(拍手)

議長(河野洋平君) 阿部知子君、申し合わせの時間が過ぎましたから、結論を急いでください。

阿部知子君(続) さらに、この弛緩した国会の中で、担当の竹中民営化担当大臣は、答弁の修正や撤回を繰り返し、民営化担当大臣としての無責任きわまりない対応、あるいは、中山文部科学大臣は、従軍慰安婦問題において教育の最高責任者としての任を全うできないような暴言を繰り返す。さらに、町村外務大臣に至っては、極めて慎重たるべき日中問題において挑発的な発言を繰り返す等、いずれも政策の責任者たる任を果たせないと思います。

 また、それらの大臣を任命した小泉総理大臣の任命者責任は、極めて厳しく問われなくてはならないと思います。

議長(河野洋平君) 申し合わせの時間が過ぎましたから、結論を急いでください。

阿部知子君(続) 私どもが今なすべきことは、まず、私どもみずからが国会の外に出て国民の真の声を聞き、新たに我々の任とすべきこと、雇用問題、少子化問題、社会保障問題等々、深く我が国を覆う暗雲に対して、国会が真の立法責任を果たすべきその緒につくべき時期だと思います。

 無用な会期延長は国民のためにならずということを最後に申し添えて、私の反対討論といたします。(拍手)

議長(河野洋平君) これにて討論は終局いたしました。

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 採決いたします。

 この採決は記名投票をもって行います。

 会期を八月十三日まで五十五日間延長するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。

 氏名点呼を命じます。

    〔参事氏名を点呼〕

    〔各員投票〕

議長(河野洋平君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れはありませんか。――いまだ投票されない方は、なるべく速やかに投票されることを望みます。――投票漏れはありませんか。――投票の意思のある方は、なるべく速やかに投票してください。――いまだ投票されない方は、なるべく速やかに投票されることを望みます。――投票のための点呼を始めてから、三十分以上時間が経過しました。投票をされる方は、なるべく速やかに投票を願います。(発言する者あり)――ただいまから十分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は、棄権とみなします。(拍手)――速やかに投票されるよう望みます。

    〔投票継続〕

議長(河野洋平君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。

 投票を計算させます。

    〔参事投票を計算〕

議長(河野洋平君) 投票の結果を事務総長から報告させます。

    〔事務総長報告〕

 投票総数 四百五十八

  可とする者(白票)       二百八十

  否とする者(青票)       百七十八

    〔拍手〕

議長(河野洋平君) 右の結果、会期は五十五日間延長することに決まりました。(拍手)

    ―――――――――――――

本国会の会期を八月十三日まで五十五日間延長するを可とする議員の氏名

安倍  晋三君   逢沢  一郎君   青山   丘君   赤城  徳彦君

秋葉  賢也君   麻生  太郎君   甘利   明君   井上  喜一君

井上  信治君   伊藤  公介君   伊藤 信太郎君   伊藤  達也君

伊吹  文明君   石崎   岳君   石田  真敏君   石破   茂君

石原  伸晃君   稲葉  大和君   今井   宏君   今津   寛君

今村  雅弘君   岩崎  忠夫君   岩永  峯一君   岩屋   毅君

宇野   治君   植竹  繁雄君   江崎  鐵磨君   江崎 洋一郎君

江渡  聡徳君   江藤   拓君   衛藤 征士郎君   衛藤  晟一君

遠藤  武彦君   遠藤  利明君   小此木 八郎君   小里  貞利君

小野寺 五典君   小渕  優子君   尾身  幸次君   大島  理森君

大野  松茂君   大野  功統君   大前  繁雄君   大村  秀章君

岡本  芳郎君   奥野  信亮君   加藤  勝信君   加藤  紘一君

嘉数  知賢君   海部  俊樹君   梶山  弘志君   金子  一義君

金子  恭之君   金田  英行君   上川  陽子君   亀井  久興君

亀井  善之君   鴨下  一郎君   川上  義博君   川崎  二郎君

河井  克行君   河村  建夫君   瓦    力君   木村  太郎君

木村  隆秀君   木村   勉君   木村  義雄君   城内   実君

岸田  文雄君   北川  知克君   北村  誠吾君   北村  直人君

久間  章生君   熊代  昭彦君   倉田  雅年君   小池 百合子君

小泉 純一郎君   小泉  龍司君   小坂  憲次君   小島  敏男君

小杉   隆君   小西   理君   小林  興起君   古賀   誠君

後藤  茂之君   後藤田 正純君   河野  太郎君   河本  三郎君

高村  正彦君   近藤  基彦君   左藤   章君   佐田 玄一郎君

佐藤  信二君   佐藤  剛男君   佐藤   勉君   佐藤   錬君

斉藤 斗志二君   坂本  剛二君   坂本  哲志君   桜井  郁三君

櫻田  義孝君   笹川   堯君   自見 庄三郎君   塩崎  恭久君

塩谷   立君   七条   明君   実川  幸夫君   柴山  昌彦君

島村  宜伸君   下村  博文君   菅   義偉君   菅原  一秀君

杉浦  正健君   鈴木  淳司君   鈴木  俊一君   鈴木  恒夫君

砂田  圭佑君   園田  博之君   田中  和徳君   田中  英夫君

田野瀬良太郎君   田村  憲久君   高木   毅君   滝    実君

竹下   亘君   竹本  直一君   武田  良太君   武部   勤君

橘  康太郎君   棚橋  泰文君   谷   公一君   谷垣  禎一君

谷川  弥一君   谷畑   孝君   谷本  龍哉君   玉沢 徳一郎君

中馬  弘毅君   津島  恭一君   津島  雄二君   土屋  品子君

寺田   稔君   渡海 紀三朗君   中川  昭一君   中川  秀直君

中谷   元君   中野   清君   中野  正志君   中村 正三郎君

中山  太郎君   中山  成彬君   中山  泰秀君   仲村  正治君

永岡  洋治君   長勢  甚遠君   二階  俊博君   丹羽  雄哉君

西川  京子君   西川  公也君   西田   猛君   西野 あきら君

西村  明宏君   西村  康稔君   西銘 恒三郎君   額賀 福志郎君

根本   匠君   能勢  和子君   野田  聖子君   野田   毅君

葉梨  康弘君   萩生田 光一君   萩野  浩基君   萩山  教嚴君

橋本 龍太郎君   蓮実   進君   馳    浩君   鳩山  邦夫君

浜田  靖一君   早川  忠孝君   林   幹雄君   林田   彪君

原田  令嗣君   原田  義昭君   平井  卓也君   平沢  勝栄君

平田  耕一君   平沼  赳夫君   福井   照君   福田  康夫君

藤井  孝男君   二田  孝治君   船田   元君   古川  禎久君

古屋  圭司君   保坂   武君   保利  耕輔君   細田  博之君

堀内  光雄君   増田  敏男君   増原  義剛君   町村  信孝君

松岡  利勝君   松下  忠洋君   松島 みどり君   松野  博一君

松宮   勲君   松本   純君   三ッ林 隆志君   三ッ矢 憲生君

三原  朝彦君   御法川 信英君   水野  賢一君   宮腰  光寛君

宮澤  洋一君   宮路  和明君   宮下  一郎君   武藤  嘉文君

村井   仁君   村上 誠一郎君   村田  吉隆君   望月  義夫君

茂木  敏充君   森   英介君   森   喜朗君   森岡  正宏君

森田   一君   森山   裕君   森山  眞弓君   八代  英太君

谷津  義男君   保岡  興治君   柳澤  伯夫君   柳本  卓治君

山際 大志郎君   山口  俊一君   山口  泰明君   山崎   拓君

山下  貴史君   山本  明彦君   山本  公一君   山本   拓君

山本  有二君   与謝野  馨君   吉野  正芳君   渡辺  具能君

渡辺  博道君   渡辺  喜美君   赤羽  一嘉君   赤松  正雄君

井上  義久君   池坊  保子君   石井  啓一君   石田  祝稔君

上田   勇君   漆原  良夫君   江田  康幸君   遠藤  乙彦君

大口  善徳君   太田  昭宏君   河合  正智君   河上  覃雄君

神崎  武法君   北側  一雄君   佐藤  茂樹君   斉藤  鉄夫君

坂口   力君   白保  台一君   田端  正広君   高木 美智代君

高木  陽介君   谷口  隆義君   富田  茂之君   長沢  広明君

西   博義君   東   順治君   福島   豊君   冬柴  鐵三君

古屋  範子君   桝屋  敬悟君   丸谷  佳織君   山名  靖英君

否とする議員の氏名

安住   淳君   阿久津 幸彦君   青木   愛君   赤松  広隆君

荒井   聰君   五十嵐 文彦君   井上  和雄君   伊藤  忠治君

池田  元久君   石毛 えい子君   石田  勝之君   泉   健太君

泉   房穂君   市村 浩一郎君   稲見  哲男君   宇佐美  登君

内山   晃君   生方  幸夫君   枝野  幸男君   小沢  一郎君

小沢  鋭仁君   大石  尚子君   大出   彰君   大島   敦君

大谷  信盛君   大畠  章宏君   岡島  一正君   岡田  克也君

岡本  充功君   奥田   建君   奥村  展三君   加藤  公一君

加藤  尚彦君   鹿野  道彦君   梶原  康弘君   川内  博史君

川端  達夫君   河村 たかし君   菅   直人君   吉良  州司君

城井   崇君   黄川田  徹君   菊田 まきこ君   岸本   健君

北橋  健治君   楠田  大蔵君   玄葉 光一郎君   小泉  俊明君

小平  忠正君   小林  憲司君   小林 千代美君   小宮山 泰子君

古賀  一成君   五島  正規君   近藤  昭一君   近藤  洋介君

佐々木 秀典君   佐藤 謙一郎君   佐藤  公治君   鮫島  宗明君

篠原   孝君   島    聡君   下条  みつ君   城島  正光君

神風  英男君   首藤  信彦君   須藤   浩君   末松  義規君

鈴木  克昌君   鈴木  康友君   仙谷  由人君   園田  康博君

田島  一成君   田嶋   要君   田中  慶秋君   田村  謙治君

高木  義明君   高山  智司君   武正  公一君   武山 百合子君

達増  拓也君   玉置  一弥君   樽井  良和君   樽床  伸二君

津川  祥吾君   津村  啓介君   辻    惠君   筒井  信隆君

手塚  仁雄君   寺田   学君   土肥  隆一君   中井   洽君

中川   治君   中川  正春君   中津川 博郷君   中塚  一宏君

中根  康浩君   中野   譲君   中村  哲治君   中山  義活君

仲野  博子君   永田  寿康君   長島  昭久君   長妻   昭君

長浜  博行君   長安   豊君   楢崎  欣弥君   西村 智奈美君

野田  佳彦君   羽田   孜君   計屋  圭宏君   橋本  清仁君

鉢呂  吉雄君   鳩山 由紀夫君   原口  一博君   伴野   豊君

肥田 美代子君   樋高   剛君   平岡  秀夫君   平野  博文君

藤井  裕久君   藤田  一枝君   藤田  幸久君   藤村   修君

古川  元久君   古本 伸一郎君   細川  律夫君   細野  豪志君

堀込  征雄君   本多  平直君   馬淵  澄夫君   前田  雄吉君

前原  誠司君   牧   義夫君   牧野  聖修君   松木  謙公君

松崎  哲久君   松野  信夫君   松野  頼久君   松原   仁君

松本  剛明君   松本   龍君   三日月 大造君   三井  辨雄君

水島  広子君   村井  宗明君   村越  祐民君   室井  邦彦君

山内 おさむ君   山岡  賢次君   山田  正彦君   山井  和則君

山花  郁夫君   横路  孝弘君   吉田   泉君   吉田   治君

笠   浩史君   和田  隆志君   若井  康彦君   若泉  征三君

渡部  恒三君   渡辺   周君   赤嶺  政賢君   石井  郁子君

穀田  恵二君   佐々木 憲昭君   志位  和夫君   塩川  鉄也君

高橋 千鶴子君   山口  富男君   吉井  英勝君   阿部  知子君

照屋  寛徳君   土井 たか子君   東門 美津子君   山本 喜代宏君

横光  克彦君   中野  寛成君

     ――――◇―――――

議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後十時十九分散会


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