第22号 平成18年12月8日(金曜日)
平成十八年十二月八日(金曜日)―――――――――――――
議事日程 第十六号
平成十八年十二月八日
午後一時開議
第一 有機農業の推進に関する法律案(参議院提出)
第二 戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案(第百六十三回国会、長妻昭君外六名提出)
第三 独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案(第百六十三回国会、長妻昭君外六名提出)
第四 独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案(第百六十三回国会、宮路和明君外三名提出)
―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
総合科学技術会議議員任命につき同意を求めるの件
原子力委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件
公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件
公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの件
宇宙開発委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件
日程第一 有機農業の推進に関する法律案(参議院提出)
日程第二 戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案(第百六十三回国会、長妻昭君外六名提出)
日程第三 独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案(第百六十三回国会、長妻昭君外六名提出)
日程第四 独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案(第百六十三回国会、宮路和明君外三名提出)
特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件
防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
午後一時三分開議
○議長(河野洋平君) これより会議を開きます。
――――◇―――――
総合科学技術会議議員任命につき同意を求めるの件
原子力委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件
公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件
公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの件
宇宙開発委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件
○議長(河野洋平君) お諮りいたします。
内閣から、
総合科学技術会議議員
原子力委員会委員長及び同委員
公正取引委員会委員
公安審査委員会委員
及び
宇宙開発委員会委員長及び同委員に
次の諸君を任命することについて、それぞれ本院の同意を得たいとの申し出があります。
内閣からの申し出中、
まず、
総合科学技術会議議員に相澤益男君、奥村直樹君、薬師寺泰蔵君及び郷通子君を、
原子力委員会委員に久保木崇子君及び松田美夜子君を、
公正取引委員会委員に後藤晃君を、
宇宙開発委員会委員に池上徹彦君及び野本陽代君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。
次に、
原子力委員会委員長に近藤駿介君を、
同委員に伊藤隆彦君を、
公安審査委員会委員に藤村輝子君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。
次に、
原子力委員会委員に田中俊一君を、
宇宙開発委員会委員長に松尾弘毅君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。
次に、
公安審査委員会委員に東谷隆夫君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、同意を与えることに決まりました。
――――◇―――――
日程第一 有機農業の推進に関する法律案(参議院提出)
○議長(河野洋平君) 日程第一、有機農業の推進に関する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。農林水産委員長西川公也君。
―――――――――――――
有機農業の推進に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
―――――――――――――
〔西川公也君登壇〕
○西川公也君 ただいま議題となりました法律案につきまして、農林水産委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、有機農業の推進に関する施策を総合的に講じ、もって有機農業の発展を図るため、有機農業の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、有機農業の推進に関する施策の基本となる事項を定めようとするものであります。
本案は、十二月六日参議院より送付され、同日本委員会に付託されました。
委員会におきましては、昨七日提出者加治屋参議院農林水産委員長から提案理由の説明を聴取した後、直ちに採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――
○議長(河野洋平君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
――――◇―――――
日程第二 戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案(第百六十三回国会、長妻昭君外六名提出)
日程第三 独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案(第百六十三回国会、長妻昭君外六名提出)
日程第四 独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案(第百六十三回国会、宮路和明君外三名提出)
○議長(河野洋平君) 日程第二、長妻昭君外六名提出、戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案、日程第三、長妻昭君外六名提出、独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案、日程第四、宮路和明君外三名提出、独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案、右三案を一括して議題といたします。
委員長の報告を求めます。総務委員長佐藤勉君。
―――――――――――――
戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案及び同報告書
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案及び同報告書
独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
―――――――――――――
〔佐藤勉君登壇〕
○佐藤勉君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
まず、宮路和明君外三名提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案は、独立行政法人平和祈念事業特別基金を廃止するとともに、慰藉事業の費用に充てるため、資本金の一部を取り崩すことができることとするものであります。
次に、長妻昭君外六名提出の戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案は、戦後強制抑留者に対し、特別給付金を支給するものであります。
また、長妻昭君外六名提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案は、独立行政法人平和祈念事業特別基金を廃止するものであります。
三案は、いずれも第百六十三回国会に提出され、継続審査となっていたものでありますが、昨七日提出者宮下一郎君及び鳩山由紀夫君からそれぞれ提案理由の説明を聴取し、参考人からの意見聴取を行い、質疑を行いました。質疑終了後、独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案及び戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案に対し、施行期日に係る修正案がそれぞれ提出され、趣旨説明を聴取いたしました。
次いで、戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案について内閣の意見を聴取した後、三案及び両修正案を一括して討論を行い、順次採決いたしましたところ、
まず、長妻昭君外六名提出の戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案及び修正案につきましては、修正案は賛成少数をもって否決され、原案は賛成少数をもって否決すべきものと決しました。
次に、長妻昭君外六名提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案につきましては、賛成少数をもって否決すべきものと決しました。
次に、宮路和明君外三名提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案及び修正案につきましては、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――
○議長(河野洋平君) これより採決に入ります。
まず、日程第二、長妻昭君外六名提出、戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案及び日程第三、長妻昭君外六名提出、独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律を廃止する法律案の両案を一括して採決いたします。
両案の委員長の報告はいずれも否決であります。この際、両案の原案について採決いたします。
両案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立少数。よって、両案とも否決されました。
次に、日程第四、宮路和明君外三名提出、独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案につき採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。
――――◇―――――
○加藤勝信君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○議長(河野洋平君) 加藤勝信君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。
―――――――――――――
特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件
○議長(河野洋平君) 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件を議題といたします。
委員長の報告を求めます。国土交通委員長塩谷立君。
―――――――――――――
特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
―――――――――――――
〔塩谷立君登壇〕
○塩谷立君 ただいま議題となりました特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
平成十八年十月九日の北朝鮮による核実験を実施した旨の発表を初めとする我が国を取り巻く国際情勢にかんがみ、政府は、同月十三日、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第三条第三項の規定に基づき、去る七月五日の閣議決定について、特定船舶を「北朝鮮船籍のすべての船舶」とし、平成十九年四月十三日までの間、その入港を禁止する等の変更を行いました。
本件は、この変更後の閣議決定に基づく入港禁止の実施について国会の承認を求めるものであります。
本件は、十二月六日本委員会に付託され、本日冬柴国土交通大臣から提案理由の説明を聴取し、質疑を行った後、採決いたしました結果、本件は全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――
○議長(河野洋平君) 採決いたします。
本件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり承認することに決まりました。
――――◇―――――
○加藤勝信君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
内閣提出、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○議長(河野洋平君) 加藤勝信君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。
―――――――――――――
防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
○議長(河野洋平君) 防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。安全保障委員長木村太郎君。
―――――――――――――
防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
―――――――――――――
〔木村太郎君登壇〕
○木村太郎君 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、安全保障委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、防衛庁の職員の給与について、一般職の国家公務員の例に準じて、俸給の特別調整額の上限を改めるとともに、広域異動手当の新設等を行おうとするものであります。
本案は、去る十二月五日本委員会に付託され、昨七日久間防衛庁長官から提案理由の説明を聴取し、本日質疑を行い、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――
○議長(河野洋平君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
――――◇―――――
○議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時十九分散会
――――◇―――――
出席国務大臣
総務大臣 菅 義偉君
法務大臣 長勢 甚遠君
文部科学大臣 伊吹 文明君
農林水産大臣 松岡 利勝君
国土交通大臣 冬柴 鐵三君
国務大臣 久間 章生君
国務大臣 塩崎 恭久君
国務大臣 高市 早苗君