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第5号 平成19年2月2日(金曜日)

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平成十九年二月二日(金曜日)

    ―――――――――――――

  平成十九年二月二日

    午後五時 本会議

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本日の会議に付した案件

 平成十八年度一般会計補正予算(第1号)

 平成十八年度特別会計補正予算(特第1号)

 平成十八年度政府関係機関補正予算(機第1号)

 地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣提出)


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    午後七時十二分開議

議長(河野洋平君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

加藤勝信君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 平成十八年度一般会計補正予算(第1号)、平成十八年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十八年度政府関係機関補正予算(機第1号)、右三案を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。

議長(河野洋平君) 加藤勝信君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 平成十八年度一般会計補正予算(第1号)

 平成十八年度特別会計補正予算(特第1号)

 平成十八年度政府関係機関補正予算(機第1号)

議長(河野洋平君) 平成十八年度一般会計補正予算(第1号)、平成十八年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十八年度政府関係機関補正予算(機第1号)、右三案を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。予算委員長金子一義君。

    ―――――――――――――

 平成十八年度一般会計補正予算(第1号)及び同報告書

 平成十八年度特別会計補正予算(特第1号)及び同報告書

 平成十八年度政府関係機関補正予算(機第1号)及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔金子一義君登壇〕

金子一義君 ただいま議題となりました平成十八年度一般会計補正予算(第1号)外二案につきまして、予算委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 この補正予算三案は、去る一月二十五日本委員会に付託され、三十一日尾身財務大臣から提案理由の説明を聴取し、二月一日に質疑に入り、本日質疑を終局し、討論、採決を行ったものであります。

 まず、補正予算三案の概要について申し上げます。

 一般会計予算については、歳出において、災害対策費、義務的経費の追加、国債整理基金特別会計への繰り入れ、障害者自立支援対策関連経費、いじめ問題・児童虐待緊急対策関連経費等を計上する一方、既定経費の節減等を行うこととしております。

 また、歳入において、租税及び印紙収入等の補正を行うとともに、公債金について、その発行予定額を減額することとしております。

 この結果、補正後の平成十八年度一般会計予算の総額は、当初予算に対し歳入歳出とも三兆七千七百二十三億円増加して、八十三兆四千五百八十三億円となっております。

 特別会計予算については、国債整理基金特別会計、道路整備特別会計など十八特別会計において、所要の補正を行うこととしております。

 政府関係機関予算については、中小企業金融公庫について、所要の補正を行うこととしております。

 審査においては、国政の各般にわたって質疑が行われました。

 かくして、本日質疑を終局し、補正予算三案を一括して討論に付しましたところ、自由民主党及び公明党からそれぞれ賛成の意見が述べられました。討論終局後、採決を行いました結果、平成十八年度補正予算三案はいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 三案につき討論の通告があります。これを許します。森英介君。

    〔森英介君登壇〕

森英介君 私は、自由民主党、公明党を代表して、ただいま議題となっております平成十八年度補正予算三案に対しまして、賛成の討論を行います。(拍手)

 安倍内閣は、成長なくして財政再建なしとの理念のもと、国民負担の最小化を第一の目標に、歳出削減を徹底してきております。今後も、改革の手綱を緩めることなく、財政健全化を進めていかなければなりません。他方、国民生活の安全と安心を確保する観点から、災害対策など、必要性、緊急性の高い経費については、適宜適切に対応する必要があります。

 以下、本補正予算三案に賛成する主な理由を申し述べます。

 賛成する第一の理由は、追加の内容について十分な吟味を加え、緊急性が高く、かつ真に必要な経費を計上していることであります。

 まず、災害対策費につきましては、公共土木施設等の災害復旧等事業に要する経費のほか、台風、豪雨、地震などによる災害の防止等のため緊急に対応すべき事業として治水、道路等の整備等を推進するために必要な経費を計上しております。また、学校等の施設について、地震に対する安全性の向上を図るため緊急に施行する施設整備に必要な経費を計上しております。

 次に、義務的経費の追加につきましては、老人医療給付費負担金の不足額及び不足見込み額、国民健康保険助成費における療養給付費等負担金等の不足額及び不足見込み額などにつき、補てんを行うために必要な経費を計上しております。

 国際分担金につきましては、国際連合が行う平和維持活動部隊等の紛争発生地への派遣、停戦の監視及び治安の維持に係る分担金等の支払いに必要な経費を計上しております。

 市町村合併推進体制整備費補助金につきましては、合併市町村において市町村建設計画に基づき緊急に対応すべき事業に必要な経費を計上しております。

 障害者自立支援対策関連経費につきましては、障害者自立支援法の円滑な実施を図るための緊急的な経過措置を講ずるために必要な経費を計上しております。

 さらに、大きな社会問題となっておりますいじめや児童虐待の問題につきましては、いじめ問題に対応するため、児童生徒に対するカウンセリングやいじめ相談体制等の整備に必要な経費を計上しております。また、児童虐待の増加に対応するため、児童相談所等の設備整備及び社会福祉施設等の整備に必要な経費を計上しております。

 このほか、新型インフルエンザ対策等関連経費など、特に緊急を要する事項について所要の経費を計上しているものであります。

 賛成の第二の理由でありますが、財政規律を確保し、財政健全化路線を堅持した点であります。

 本補正予算案では、既定経費の節減に取り組むとともに、国債発行予定額については、補正予算としては過去最大の減少を行うこととしております。また、財政法第六条剰余金について、平成十七年度補正予算に続き二年連続で、その全額を国債の償還財源に充てるため、国債整理基金特別会計へ繰り入れることとしております。

 なお、賛成討論を終えるに当たり、どうしても一言申し上げておかなければなりません。

 さきに申し述べたとおり、国民生活にとって極めて重要かつ緊急を要する補正予算の審議に当たりまして、与野党で正式に日程を合意したにもかかわらず野党の諸君が審議を拒否し、議会の論戦抜きに自分たちの主張を通そうとしたことは、まことに残念で遺憾のきわみであります。こうした行為は、議会制民主主義にもとるものであり、野党の諸君に強く抗議し、猛省を促すものであります。

 以上、補正予算三案に賛成する主な理由を申し述べ、私の賛成討論といたします。(拍手)

議長(河野洋平君) これにて討論は終局いたしました。

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 三案を一括して採決いたします。

 三案の委員長の報告はいずれも可決であります。三案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(河野洋平君) 起立多数。よって、三案とも委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)

     ――――◇―――――

加藤勝信君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 内閣提出、地方交付税法等の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。

議長(河野洋平君) 加藤勝信君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(河野洋平君) 地方交付税法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。総務委員長佐藤勉君。

    ―――――――――――――

 地方交付税法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔佐藤勉君登壇〕

佐藤勉君 ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、平成十八年度の補正予算により、同年度分の地方交付税が増加することに伴い、交付税特別会計における借入金の減額及び普通交付税の調整額の復活に要する額の交付を行うほか、残余の額を平成十九年度分として交付すべき地方交付税の総額に加算して同年度に交付することができることとするものであります。

 本案は、本日本委員会に付託され、菅総務大臣から提案理由の説明を聴取した後、質疑を行い、採決の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(河野洋平君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(河野洋平君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後七時二十六分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       内閣総理大臣 安倍 晋三君

       総務大臣   菅  義偉君

       法務大臣   長勢 甚遠君

       外務大臣   麻生 太郎君

       財務大臣   尾身 幸次君

       文部科学大臣 伊吹 文明君

       厚生労働大臣 柳澤 伯夫君

       農林水産大臣 松岡 利勝君

       経済産業大臣 甘利  明君

       国土交通大臣 冬柴 鐵三君

       環境大臣   若林 正俊君

       防衛大臣   久間 章生君

       国務大臣   大田 弘子君

       国務大臣   塩崎 恭久君

       国務大臣   高市 早苗君

       国務大臣   溝手 顕正君

       国務大臣   山本 有二君

       国務大臣   渡辺 喜美君


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