第12号 平成20年11月21日(金曜日)
平成二十年十一月二十一日(金曜日)―――――――――――――
議事日程 第七号
平成二十年十一月二十一日
午後一時開議
第一 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案(内閣提出)
第二 長期優良住宅の普及の促進に関する法律案(第百六十九回国会、内閣提出)
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○本日の会議に付した案件
総合科学技術会議議員任命につき同意を求めるの件
再就職等監視委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件
電波監理審議会委員任命につき同意を求めるの件
日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を求めるの件
社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの件
公害健康被害補償不服審査会委員任命につき同意を求めるの件
日程第一 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案(内閣提出)
日程第二 長期優良住宅の普及の促進に関する法律案(第百六十九回国会、内閣提出)
高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案(第百六十九回国会、内閣提出)
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〔小坂憲次君登壇〕
○小坂憲次君 開会に先立ち、議員の皆様方のお許しをいただき、私、議院運営委員長から御紹介申し上げます。
河野洋平議長は、昨日をもって衆議院議長として在任千七百八十六日となり、帝国議会時代の大岡育造議長の在任記録を更新し、衆議院議長の在任期間が議会開設以来歴代最長となられました。
ここに、議員一同こぞってお祝い申し上げます。(拍手)
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午後一時四分開議
○議長(河野洋平君) これより会議を開きます。
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総合科学技術会議議員任命につき同意を求めるの件
再就職等監視委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件
電波監理審議会委員任命につき同意を求めるの件
日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を求めるの件
社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの件
公害健康被害補償不服審査会委員任命につき同意を求めるの件
○議長(河野洋平君) お諮りいたします。
内閣から、
総合科学技術会議議員
再就職等監視委員会委員長及び同委員
電波監理審議会委員
日本放送協会経営委員会委員
社会保険審査会委員
及び
公害健康被害補償不服審査会委員に
次の諸君を任命することについて、それぞれ本院の同意を得たいとの申し出があります。
内閣からの申し出中、
まず、
総合科学技術会議議員に相澤益男君、奥村直樹君、白石隆君及び今栄東洋子君を、
電波監理審議会委員に原島博君、松崎陽子君及び山田攝子君を、
日本放送協会経営委員会委員に桑野和泉君を、
社会保険審査会委員に池内駿之君を、
公害健康被害補償不服審査会委員に加藤抱一君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。
次に、
再就職等監視委員会委員長に奥田志郎君を、
同委員に石井妙子君、久保田泰雄君、久保庭啓一郎君及び森田朗君を、
日本放送協会経営委員会委員に前田晃伸君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。
次に、
日本放送協会経営委員会委員に篠崎悦子君及び多賀谷一照君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。
次に、
社会保険審査会委員に矢野隆男君を
任命することについて、申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、同意を与えることに決まりました。
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日程第一 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案(内閣提出)
○議長(河野洋平君) 日程第一、銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。内閣委員長渡辺具能君。
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銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔渡辺具能君登壇〕
○渡辺具能君 ただいま議題となりました法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、最近の銃砲刀剣類等を使用した凶悪犯罪の発生状況等にかんがみ、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、次のとおりであります。
第一に、刃渡り五・五センチメートル以上十五センチメートル未満の剣を新たに所持の禁止の対象とするものであります。
第二に、銃砲刀剣類の所持許可の要件を厳格化するものであります。
第三に、実包等の所持に関する規制を強化するものであります。
第四に、銃砲刀剣類の所持者に対する監督を強化するもの等であります。
本案は、去る十一月十一日本委員会に付託され、翌十二日佐藤国家公安委員会委員長から提案理由の説明を聴取し、十四日質疑を行いました。
十九日には、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党及び日本共産党の提案により修正案が提出されました。
その主な内容は、猟銃または空気銃の所持許可に係る申請書に医師の診断書の添付を義務づけること、猟銃の所持者に対する検査等の対象に実包の所持状況に係る帳簿を加えること、調査を行う間における保管制度の適用対象に刀剣類を加えること、銃砲刀剣類の確実な引き渡しの確保を図ること等であります。
本修正案の趣旨説明を聴取した後、原案及び修正案を一括して質疑を行い、同日質疑を終局いたしました。質疑終局後、採決いたしましたところ、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも全会一致をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(河野洋平君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。
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日程第二 長期優良住宅の普及の促進に関する法律案(第百六十九回国会、内閣提出)
○議長(河野洋平君) 日程第二、長期優良住宅の普及の促進に関する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。国土交通委員長望月義夫君。
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長期優良住宅の普及の促進に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔望月義夫君登壇〕
○望月義夫君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、長期優良住宅の普及を促進するための措置を講じようとするもので、その主な内容は、
第一に、国土交通大臣は、長期優良住宅の普及の促進に関する基本方針を定めなければならないこと、
第二に、住宅の構造及び設備を長期使用構造等とし、みずから建築後の住宅の維持保全を行おうとする者等は、当該住宅の建築及び維持保全に関する計画を作成し、所管行政庁の認定を申請することができることとするとともに、所管行政庁は、当該計画が一定の基準に適合すると認めるときは、その認定をすることができること、
第三に、計画の認定を受けた者は、認定長期優良住宅の建築及び維持保全の状況に関する記録を作成し、これを保存しなければならないこと
などであります。
本案は、さきの第百六十九回国会に提出及び付託され、六月十一日に政府から提案理由の説明を聴取した後、継続審査となっていたものであります。
今国会においては、十一月十九日に質疑に入り、同日質疑を終了いたしました。質疑終了後、本案に対し、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党の三会派共同提案により、長期優良住宅の普及を促進するために必要な人材の養成、基本方針を定めるに当たっての木造住宅への配慮等を追加する修正案が提出され、本修正案について趣旨説明を聴取しました。次いで、採決いたしました結果、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも全会一致をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。
なお、本案に対し附帯決議が付されました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(河野洋平君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。
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○谷公一君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
第百六十九回国会、内閣提出、高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○議長(河野洋平君) 谷公一君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。
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高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案(第百六十九回国会、内閣提出)
○議長(河野洋平君) 高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。厚生労働委員長田村憲久君。
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高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔田村憲久君登壇〕
○田村憲久君 ただいま議題となりました高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律等を踏まえ、国立がんセンター等の六つの国立高度専門医療センターをそれぞれ独立行政法人に移行させるため、所要の措置を講じようとするものであり、その主な内容は、
第一に、独立行政法人国立がん研究センター等六つの独立行政法人を設置するものとすること、
第二に、各法人は、国民の健康に重大な影響のある特定の疾患について、調査、研究及び技術の開発並びにこれらの業務に密接に関連する医療の提供、技術者の研修等の業務を行うものとすること、
第三に、厚生労働大臣は、災害、国民の健康に重大な影響のある特定の疾患の発生等の緊急の事態に対処するため必要があると認めるときは、各法人に対し、必要な業務の実施を求めることができるものとすること
等であります。
本案は、第百六十九回国会に提出され、継続審査となっていたものであります。
今国会においては、本日提案理由の説明の聴取を省略した後、質疑に入り、質疑終局後、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党より、国立高度専門医療研究センターの調査、研究等を行う能力の強化等を図るため、必要な財政上の配慮をするとともに、法施行後三年以内に、研究及び開発を行う他の独立行政法人の見直し等の状況を踏まえ、必要な措置を講ずることを内容とする修正案が提出され、趣旨説明を聴取しました。次いで、討論、採決の結果、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。
なお、本案に対して附帯決議を付することに決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(河野洋平君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。
――――◇―――――
○議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時十八分散会
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出席国務大臣
総務大臣 鳩山 邦夫君
厚生労働大臣 舛添 要一君
国土交通大臣 金子 一義君
環境大臣 斉藤 鉄夫君
国務大臣 河村 建夫君
国務大臣 佐藤 勉君
国務大臣 野田 聖子君