第33号 平成21年5月28日(木曜日)
平成二十一年五月二十八日(木曜日)―――――――――――――
議事日程 第二十二号
平成二十一年五月二十八日
午後一時開議
第一 経済上の連携に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件
第二 日本国とスイス連邦との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定の締結について承認を求めるの件
第三 航空業務に関する日本国とサウジアラビア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十回国会、内閣提出)
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○本日の会議に付した案件
日程第一 経済上の連携に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件
日程第二 日本国とスイス連邦との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定の締結について承認を求めるの件
日程第三 航空業務に関する日本国とサウジアラビア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十回国会、内閣提出)
午後一時二分開議
○議長(河野洋平君) これより会議を開きます。
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日程第一 経済上の連携に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件
日程第二 日本国とスイス連邦との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定の締結について承認を求めるの件
日程第三 航空業務に関する日本国とサウジアラビア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百七十回国会、内閣提出)
○議長(河野洋平君) 日程第一、経済上の連携に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件、日程第二、日本国とスイス連邦との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定の締結について承認を求めるの件、日程第三、航空業務に関する日本国とサウジアラビア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件、右三件を一括して議題といたします。
委員長の報告を求めます。外務委員長河野太郎君。
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経済上の連携に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書
日本国とスイス連邦との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書
航空業務に関する日本国とサウジアラビア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔河野太郎君登壇〕
○河野太郎君 外務委員長の河野太郎でございます。
ただいま議題となりました三本の条約につきまして、外務委員会の審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
まず、日本・サウジアラビア航空協定は、第百七十回国会に提出され、継続審議となっておりましたが、一月五日外務委員会に付託されました。日本・ベトナム経済連携協定及び日本・スイス自由貿易・経済連携協定は、五月二十一日外務委員会に付託されました。
三本一括して五月二十二日中曽根外務大臣より提案理由の説明を聴取し、二十七日質疑の上、採決をいたしました。まず、日本・サウジアラビア航空協定は全会一致で、日本・ベトナム経済連携協定及び日本・スイス自由貿易・経済連携協定は賛成多数で承認すべきものと決しました。
共産党は、日本の農業に悪影響を及ぼしかねないという理由で二本の経済連携協定に反対をいたしております。
日本・ベトナム経済連携協定及び日本・スイス自由貿易・経済連携協定は、
まず第一に、相手国の原産品について、双方が定める条件に従って関税を撤廃し、または引き下げること、
第二に、市場アクセスに関し、相手国のサービス及びサービス提供者に対し、双方が定める条件に従って待遇を与えること
などを定めております。
ちなみに、日本からベトナムへの輸出高は、機械や化学品を中心に五千四百六十億円、ベトナムから日本への輸出は、機械、石油、繊維などを筆頭に六千百四億円となっております。
また、日本からスイスへの輸出は、自動車、白金を筆頭に四千五百十一億円、スイスから日本への輸出は、腕時計、医薬品、複素環式化合物など六千六百四十億円となっております。
次に、日本・サウジアラビア航空協定は、我が国の指定航空企業はジッダ、リヤド及びダンマンとの間に、サウジアラビアの指定航空企業は大阪及び名古屋との間に、定期的に旅客及び貨物を運送できることを定めております。
二〇〇七年に、日本からサウジアラビアを訪問した人数は一万二千四百三十八人、サウジアラビアから日本を訪問した人数は二千百二十一人であります。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(河野洋平君) これより採決に入ります。
まず、日程第一及び第二の両件を一括して採決いたします。
両件を委員長報告のとおり承認するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(河野洋平君) 起立多数。よって、両件とも委員長報告のとおり承認することに決まりました。
次に、日程第三につき採決いたします。
本件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり承認することに決まりました。
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○議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時八分散会
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出席国務大臣
外務大臣 中曽根弘文君