衆議院

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第7号 平成23年3月1日(火曜日)

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平成二十三年三月一日(火曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第四号

  平成二十三年三月一日

    午前二時開議

 第一 平成二十三年度一般会計予算

 第二 平成二十三年度特別会計予算

 第三 平成二十三年度政府関係機関予算

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 日程第一 平成二十三年度一般会計予算

 日程第二 平成二十三年度特別会計予算

 日程第三 平成二十三年度政府関係機関予算


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    午前二時二分開議

議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 日程第一 平成二十三年度一般会計予算

 日程第二 平成二十三年度特別会計予算

 日程第三 平成二十三年度政府関係機関予算

議長(横路孝弘君) 日程第一、平成二十三年度一般会計予算、日程第二、平成二十三年度特別会計予算、日程第三、平成二十三年度政府関係機関予算、右三案を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。予算委員長中井洽君。

    ―――――――――――――

 平成二十三年度一般会計予算及び同報告書

 平成二十三年度特別会計予算及び同報告書

 平成二十三年度政府関係機関予算及び同報告書

    〔本号(二)に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔中井洽君登壇〕

中井洽君 ただいま議題となりました平成二十三年度一般会計予算外二案につきまして、予算委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 この予算三案は、去る一月二十四日本委員会に付託され、二十八日野田財務大臣から提案理由の説明を聴取し、三十一日から質疑に入り、基本的質疑、一般的質疑、集中審議、いわゆる地方公聴会、参考人質疑、公聴会、分科会を行うなど、慎重に審査を重ね、昨日、締めくくり質疑の後、採決をいたしたものであります。

 まず、予算三案の概要について申し上げます。

 平成二十三年度一般会計予算の規模は九十二兆四千百十六億円であり、前年度当初予算に対して〇・一%の増加となっております。

 歳出のうち、基礎的財政収支対象経費の規模は七十兆八千六百二十五億円であり、前年度当初予算に対して〇・一%の減少となっております。

 歳入のうち、公債の発行額は四十四兆二千九百八十億円で、公債依存度は四七・九%となっております。

 特別会計予算については、十七の特別会計があり、会計間の取引額などの重複額等を控除した歳出純計額は百八十二兆二千百三十一億円となっております。

 政府関係機関予算については、株式会社日本政策金融公庫など三機関の予算を計上しております。

 なお、財政投融資計画でありますが、その規模は十四兆九千五十九億円で、前年度当初計画に対して一八・八%の減少となっております。

 審査においては、財政・金融政策、社会保障と税の一体改革、外交・安全保障政策、通商政策、子ども手当のあり方、年金制度問題、雇用対策、公務員制度改革、地域自主戦略交付金のあり方、災害対策、政治資金問題など、国政の各般にわたって熱心な質疑が行われました。その詳細は会議録により御承知願いたいと存じます。

 昨日、質疑を終局いたしましたところ、自由民主党・無所属の会、日本共産党及びみんなの党から、それぞれ、平成二十三年度予算三案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議が提出され、趣旨の説明がありました。

 次いで、予算三案及び各動議について討論、採決を行いました結果、各動議はいずれも否決され、平成二十三年度予算三案は賛成多数をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 最後に、一言申し上げます。

 当予算委員会は、激しい論戦でしばしば運営等困難なときもありましたが、各党の理事、委員の皆さんの御理解と御熱意のもと、無事、円満に委員会の質疑、採決を終えることができました。心から御礼を申し上げ、御報告といたします。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 平成二十三年度一般会計予算外二案に対しては、石原伸晃君外三名から、三案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議が提出されております。

 この際、その趣旨弁明を許します。石原伸晃君。

    ―――――――――――――

 平成二十三年度一般会計予算、平成二十三年度特別会計予算及び平成二十三年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議

    〔本号(二)に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔石原伸晃君登壇〕

石原伸晃君 自民党の石原伸晃です。

 私は、自民党並びに無所属の会を代表して、平成二十三年度一般会計予算、平成二十三年度特別会計予算及び平成二十三年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に関しての趣旨弁明を申し上げたいと思います。(拍手)

 ちょっと民主党の側に空席が見えますが、予算案でございますので、皆様が出席しているかどうか、しっかりと私も議場で見させていただきたいと思っております。

 小沢元代表もおいでにならないようでございますが、きょう不服審査申し立てを行われるということでございますので、予算案の通過のときに、責任を持って国会に話をしに来てくださるものだとばかり思っていたのに、残念でございません。

 さて、国民年金について、切りかえ漏れとなったサラリーマンのいわゆる専業主婦の皆様方の救済策をめぐる政府の混乱、これは大きな社会問題になっていると思います。しかし、皆様方は、この問題について、昨晩の予算委員会を拝見する限り、政府統一見解を出すこともなく、このような午前二時過ぎという非常識な時間に予算を衆議院通過させようとされております。

 その一方で、予算の裏づけとなる税制関連法案、歳入法などの関連法案は衆議院にとめ置く。歳入を伴わない予算というのは、一体何なんですか。絵にかいたもちと言われても、私は過言ではないと思います。

 そしてまた、このようなやり方は許せないですし、前代未聞。与党の皆様方による審議拒否じゃないですか、これは。みずから税法を衆議院にとどめておきながら、皆さん方、御存じですか、財務副大臣がつなぎ法案に言及したんですよ。まだ衆議院を通っていないのに、どういうことなんですか。

 総理、あなたは、二十四日、先月でございますが、この議場で、マニフェストの看板だと皆さんがおっしゃっております子ども手当について、小沢一郎氏から二万六千円の数字を聞いて、びっくりしたと述べられました。びっくりして耳を疑ったのは、あなたではなくて、実は国民の皆さんではなかったのかと思います。

 民主党の皆様方は、その子ども手当に代表される、何の財源の裏打ちもない、ばらまき放題の公約を掲げて政権をおとりになったわけであります。しかし、現実は、私どもが厳しく批判をさせていただいてきたとおり、マニフェスト実行のための財源は影も形も見えません。その上、今度は、歳入の裏打ちのない予算案をここで今採決し、参議院に送ろうとしているわけであります。これは、ぜひ輿石会長と御議論いただきたい。参議院の軽視なんじゃないですか。

 行政の無駄を削れば幾らでも財源は出てくるはずだと言っていた、鳴り物入りで始めました事業仕分けは、パフォーマンスに終始し、掘り出されたのは数千億円。しかも、そのやり玉に上げられて削られた事業は、多くが、名前を変えて、一部手直しで復活しているのが本予算ではないかと思っております。

 総理、あなたの支持率がなぜ右肩下がりに低落を続け、一向に回復しないか、考えたことはおありでしょうか。総理は、周囲に、マスコミがきちんと報道してくれないと漏らされているそうですが、冗談ではないと思います。国民の皆様方の方が、あなたの内閣の本質を見抜き、一国を預かる総理としての資質に疑問符をつけているから支持率が下がっているのではないかと思います。

 具体的にいろいろお話をさせていただきますと、高速道路の無料化。昨年の通常国会に実質的値上げ案を出されました。そうしましたら、御党の委員長がそんな案は審議できないと言って、引っ込める。私は、一体何がしたいのかわかりません。できもしない無料化より、高速道路の整備を待つ地方の皆様方のために、そして、これから必要になってまいります高速道路の維持管理にそのお金は使うべきではないでしょうか。

 また、農業についても、農業戸別所得補償。規模の大小、経営意欲にかかわらず、一律支給をされるようであります。それをばらまきと言わずして、何をばらまきと言うんでしょうか。そんなマニフェストを実行して、何が、今、日本の農業に従事されている方の間で起こっているか。農地を貸している方というのはたくさんいらっしゃいますが、補償目当てに、農地を返してくれと言い始めました。あるいは、農地を借りて経営を強化しようとしていた意欲のある農業者は、その計画が白紙に戻った。これは一つ二つの話ではなくて、皆様方の地元でも同じような話はたくさんあるのだと思っております。

 我々は、民主党の戸別所得補償を、農業の担い手不足を放置し、耕作放棄地を拡大させ、農業を衰退させるものだと、エキスパート、私どもの党の人間が批判をしてまいりました。

 今、御披露させていただきましたとおり、その懸念が、実は現実となりつつあります。その上で、今度は、総理が突然、昨晩の予算委員会でも議論になっておりましたけれども、TPPへの参加を言われました。それに対して、前農林大臣は反対の立場で行動をされる。

 その一事をもってしても、農家の皆様方の混乱というものは察するに余りあるところであります。マニフェストの約束が、思いつきでその状況がころころと転換される、そしてそれを正当化するというのを、まさに御都合主義と言うのではないかとも考えるところでもございます。

 先ほども述べましたように、国民年金について、切りかえ漏れとなったサラリーマンの専業主婦の救済策をめぐる政府の混乱。私は、予算委員会の終盤を聞いておりまして、かなり答弁が乱暴だなと驚きました。この問題について、厚生労働省と総務省の見解、大臣の見解も異なっていると思います。

 さらに問題なのは、このような重要な問題への対処を課長通達で済ませた。決して見逃すことはできないと私は思います。この問題に対して政府の統一見解を出す前に予算を採決するというのは、その中に実は入っておりますので、暴挙と言わざるを得ません。

 これは、私、一番驚いたんですが、政府の、きょうの統一見解。きょうの統一見解は、両大臣が相談することがきょうの統一見解だそうでございます。きょうの統一見解というのはどういうことなのか、あしたの統一見解があるのか。多分、統一見解が出ないということをおっしゃられているのではないかと思います。そんなものは、とても統一見解とは呼べません。

 細川大臣は、運用は違法ではないが、法改正を否定もしていないと昨晩述べられました。法改正を否定しないと言うなら、そもそも運用で対処すべきではないと思います。法治国家として恥ずべき行為であると指摘をさせていただきます。

 総理、あなたは、いきなり、マニフェストにない税と社会保障の一体改革を今回言われております。しかし、あなたがやろうとしていることは、単に国民に消費税の負担を押しつけようとするもので、私どもがこれまで数年の時間をかけて議論してきた一体改革とは、似ても似つかぬものであると思います。

 総理は、二月九日の党首討論で、我が党の谷垣総裁に対し、四月に年金制度改革の案を示し、六月にその財源案も含めた税と社会保障の一体改革の姿を示すと胸を張られたところであります。

 総理は、四月の社会保障の改革案について、定量的なものをまとめるかどうかということについては、この予算委員会を通じて、明言を避けられました。その姿勢のとおり、それから三週間たちましても、年金改革について、民主党が二〇〇九の選挙で主張をされた一元化あるいは最低保障年金、我が党にいらっしゃった与謝野大臣は、一元化もできないし、最低保障年金もできないとおっしゃられているようでございますが、議論は一向に進展していないのではないかと思います。

 どういう年金制度になって、幾らかかるから、その財源を国民の皆さん方でこういう形で負担し合っていこうという姿を示すべきなのに、どういう形にするかは後で考えるけれども、とりあえず国民の皆様にはこれだけ税負担をお願いするという話です。これはこっけいであります。

 きょう、私も数を数えさせていただきますけれども、よもや予算案に与党の中で欠席されるような方が出たら、何をか言わんやだと思うわけであります。

 また、経済問題についてもお話をさせていただきたいと思います。

 経済危機へ対処する能力がないことは、格付会社の国債の格付の引き下げにもあらわれていることは事実だと思います。一連の政府の対応がもたらしたものであり、こうした危機感のない政府が編成した予算は、それ自体、信頼に足るものではございません。

 さらに、政府の予算案は、マニフェストにこだわる余り、財政健全化を無視し、暴走する予算であると言えます。民主党マニフェストで示された十六兆八千億円の財源の確保が絶望的であるということは、皆様方が一番認識されているのではないかと思います。民主党が掲げられた財源論は、この予算案の審議を通じて、完全に崩壊したと思います。

 足元の財源確保が失敗しているのとは裏腹に、一般会計、特別会計合わせた国の総予算は、二十一年度の二百七兆円から十三兆円もふえて二百二十兆円と増加の一途をたどり、我が国の財政は破綻の道をたどっております。たしか、この二百七兆円の一割を組み替えると二十兆円の財源がわくとおっしゃられていたことを、皆様方はよもやお忘れになられたのではないと思います。

 総理を初め閣僚や民主党役員は、マニフェストの修正、訂正に言及していますが、見直すのか撤回するのか。国民との契約を履行しないつもりなら、国民との契約を見直すため、やはり解散して信を問うしかないんじゃないでしょうか。

 以上、政府予算に反対する理由を申し上げた上で、我々の編成替えを求める動議について、具体的な内容についてやりますと一時間二時間かかるので、簡略にお話をさせていただきたいと思っております。

 我が党といたしましては、公債金収入が歳出の半分を超えない、本予算は恒久財源、景気対策等の補正予算は一時的な財源、新たに予算を伴う施策を実施する際に、経費を上回る財源を安定的に確保、五年間で借金の金利返済以外の支出に充てる国債発行額対GDPの比率を平成二十二年度から半減して、今後十年以内に黒字化との基本的な考え方を徹底し、財源なきばらまき施策も撤回し、真に必要な予算を計上すべく提案させていただいております。これは、総理のリクエストにこたえたものだと思います。

 まず、政府案において財源が破綻し、政策効果も乏しい、いわゆるばらまき四K政策を撤回することで所要の額を捻出させていただきたいと考えております。

 詳しく申し上げますと、子ども手当で一兆八千億強、農家戸別所得補償で三千五百億、高校授業料無償化等々で四千億円弱、高速道路無料化に向けた社会実験等々で一千億円強、マニフェスト四Kの撤回により合計二兆七千億円弱を捻出し、予算項目見直しの財源とさせていただきたいと考えております。

 また一方、雇用空洞化につながる最低賃金法改正、製造業への派遣禁止を盛り込む派遣法改正、温室効果ガス二五%削減については、これに関連する施策は撤回させていただきたいと考えております。

 また、景気対策、成長戦略、地域の活性化へのさらなる後押しを実現するため、これから述べさせていただきます予算の重点化を行わせていただきたいと思います。

 必要な公共事業はしっかりとつくっていかなければならないと考えます。民主党政権は、コンクリートから人へという空虚なスローガンのもと、公共事業関係費を何の基準も考えないで一気に削減し、地域経済の疲弊、地域の雇用の危機を招いているということは、お地元に戻られた議員の皆様方が一番認識をされているのではないかと思います。

 我が党は、厳しい財政状況も考慮し、平成二十一年度当初予算をもとに、五%ずつ削減したと仮定した額、すなわち、来年度でいうならば六兆円強の規模の公共事業関係費を、無駄な公共事業ではなくて、安全と安心のために投資をさせていただきたいと思います。

 それは、クライストチャーチの地震の被害を見れば一目瞭然であります。地震への備えは一日も早く行わなければなりません。にもかかわらず、公立小中学校の耐震改修はまだ三割を残し、病院に至っては約半分にとどまっているわけであります。相次ぐ災害を考えれば、未来への投資、いざというときの備えとしての必要な公共事業をきちんと実行すべきです。

 さらに、ことしのどか雪を見ても明らかなように、日本海側の八号線、九号線、福井県あるいは鳥取県、島根県を走っている道でありますけれども、一車線国道で、一台の車がスリップで動かなくなったら何千台という車が一昼夜閉じ込められる、そういうところの道は、私は必要なのではないかと思っております。

 また、地方にとって使い勝手の悪い地域自主戦略交付金は中止させていただき、地方が単独事業に使うことができる、およそ一兆円規模の交付金を創設したいと考えております。厳しさを増す地方財政に配慮し、地方交付税の別枠加算を私たちは平成二十二年度並みに復元したいと考えております。

 農業の足腰の強化ということも、これは与野党を超えて重要な課題ではないかと思っております。

 民主党政権によって執行停止となりました平成の農地改革の復元を行いたいと考えております。また、米価を引き下げてしまった戸別所得補償制度は廃止し、農業、農村の多面的機能を評価した日本型直接支払いと、人や経営に着目した担い手総合支援を実施させていただきたいと考えております。

 皆様方の一丁目一番地と言われました子育て、教育への支援も私たちは考えさせていただいております。

 ばらまき政策の象徴である子ども手当は廃止し、児童手当を拡充いたします。総理も岡田幹事長も、ようやく子ども手当の間違いに気づかれたようで、盛んに子ども手当の見直しに言及をされ、私どもの提案に異論はないと思います。

 また、保育所の拡充など子育て支援に一千億円を充てさせていただきたいと思います。

 高校授業料の無償化は、これを撤回するとさせていただいておりますが、真に必要な新たな教育費軽減策も準備をさせていただきました。

 法人税の実質減税、これも成長への種まきだと考えております。

 今回の法人税の減税、政府案でございますが、減税効果は実は薄く、恒久財源も確保されていない、まやかしの減税であると指摘せざるを得ません。我が党は、真に必要な政策税制、すなわち、減価償却制度や研究開発税制について、実質的な減税を含む五千億円弱の引き下げを行いたいと考えているところでございます。

 そして、ぜひお聞きいただきたいのは、責任ある外交と安全保障政策であります。

 中国海軍の活動活発化、あるいは北朝鮮の韓国砲撃など、我が国をめぐる周辺の安全保障環境は、実は、冷戦終局後、ここ数年、極めて憂慮すべき状態になっております。まず、みずからの手で国を守る姿勢を明確にすることが重要であり、よって、我が党案では、昨年度から縮減されております防衛予算も復元させていただきたいと考えております。

 このほか、個人的に言って恐縮なのでございますが、花粉症対策で、花粉の飛ばない杉を開発して植える百億円の予算を私どもが用意しておったものを二億円にされている。昨日、花粉が大変飛びまして、私も目がはれて、御同僚の方々にも花粉症でお悩みの方は大勢いらっしゃいます。国民的な病と言ってもいい、このアレルギーに対しての政策を二億円にしてしまうというのは、余りにも乱暴だと考えております。

 基礎年金の国庫負担割合二分の一の維持の財源については、政府案のような、財投の積立金や外為特会の余剰金、鉄運機構の余剰金の国庫納付といったような一時的な財源を活用するのではなく、恒久財源で措置し、年金財政をより安定的なものにさせていただきたいと考えております。

 我が党は、過去の反省に立ちまして、この危機的な財政状況を乗り越えるための方策を実は国政選挙で国民の皆様方に約束し、国会論戦を通じ訴えさせていただいてまいりました。

 その一つが、財政健全化責任法であります。参議院に数字を直しまして再提出させていただき、国会の意思として、来年度を財政健全化元年と位置づけたいと考えております。政府・民主党側が、一刻も早く、少なくとも我が党と同程度の具体性を持った案を示さない限り、このところで議論をするのは無意味と言っても過言ではないのではないかと思っております。

 まずは、政府が社会保障の具体的な制度設計を示された上で、その財源を賄うために、消費税を含む税制抜本改革の素案を政府側がつくる必要があると思っております。素案を伴わない超党派の協議は、実は時間の浪費であり、それによって民主党政権を延命させるようでは国民のためにならないということをここで明確に申し上げておきます。

 以上、私どもが自信を持って提案する編成替えを求める動議につきまして説明をさせていただきました。

 議員各位におかれましては、国民の皆様方の代表として、良識と責任に基づき御賛同いただきますよう申し上げ、私の提案説明とさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) これより、予算三案に対する討論と、動議に対する討論とを一括して行います。順次これを許します。中川正春君。

    〔中川正春君登壇〕

中川正春君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました平成二十三年度予算三案に賛成し、自由民主党提出の編成替えを求める動議に反対する立場から討論を行います。(拍手)

 今回の予算委員会では、真摯な政策論議がなされて、議論は大いに深まったと思っております。心から感謝を申し上げたいというふうに思います。

 マニフェストの実現が緒についたばかりであるということもあって、これから改善や見直しの余地も多々あるということ、これは私も正直にそう思います。そして、そうしたことが見えてきたにもかかわらず、とにかく自民党は、解散・総選挙に追い込むという結論ありきで、私たちの、子ども手当あるいは高校無償化、農業の戸別所得補償、高速道路無料化等、これをばらまきと決めつけて全面否定してきました。これはけんかを売られたということと同じでありまして、お互いが真摯に話し合うということがなければ、幾ら政策を出し合っても、このねじれ国会の前に、両方が立ち尽くしてしまう、先に進めない、こういうことが目に見えているのであります。

 このままいけば、民主党と自民党のチキンゲームであります。その結果、犠牲になるのは国民であります。そして、いつまでもこのような政治が続けば、最終的には、与党、野党を問わず、私たち政治家すべてが国民からそっぽを向かれてしまうということになるのであります。

 この先は、予算審議の場が参議院に移り、関連法案は衆議院に残されたまま議論が行われるということになります。

 これからを真の話し合いの出発点にしたい。予算成立への話し合いは、本来、国会の仕事であり、与野党がその舞台をつくるべきであります。

 両院議長を初め与野党それぞれのリーダーに改めてお願いをしたい。国会の威信にかけて、今、その舞台づくりに歩み出すべきだと思います。

 以上、いろいろな感慨を込めて申し述べ、私の討論とさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

議長(横路孝弘君) 塩崎恭久君。

    〔塩崎恭久君登壇〕

塩崎恭久君 自由民主党の塩崎恭久です。

 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、平成二十三年度予算案については反対、自由民主党・無所属の会提出の編成替えを求める動議に賛成の立場で討論を行います。(拍手)

 菅民主党政権は、海図なきままに漂流をしています。そもそも、歳入法案である公債特例法案、税制改正法案、地方税改正法案の審議は、与党の事実上の審議拒否で、財務委員会、総務委員会でようやく始まったばかりであります。歳入案がなく、予算案だけを本会議で採決するなどということは、財政の厳しさがここまで深刻化している今日、あり得ない話ではありませんか。

 その上、予算委員会の審議においても、年金制度、子ども手当の地方負担問題のように、マニフェストとの大幅な乖離があるものや、配分基準が決まっていない一括交付金、そして国民年金のいわゆる運用三号問題など、多くの問題が浮き彫りになってきていました。それらの問題をすべて糊塗隠ぺいし、とにかく形だけ予算を通してしまおうというのは、総理が目指した今度こそ熟議の国会からほど遠いものではありませんか。

 菅総理、あなたは、予算、特に本予算をどのように位置づけておられるのでしょうか。本予算は、何十兆円という巨額な規模からも、最大の景気対策となり得るものであることは言うに及ばず、時の政権が重視する政策課題が率直に伝えられるものであります。

 しかし、平成二十三年度政府提出予算からは何のメッセージ性も感じられないのは、私だけではないはずであります。最大のテーマと位置づけている雇用と成長、一体、どの支出項目から感じ取ればよいのでしょうか。わかることは、予算を通すことのみに拘泥した、無責任な、哲学なき政権運営だけであります。

 おまけに、突如として出てきた特例公債法案など、財源確保法案の先送り論。「入るをはかりて、もって出るをなす」との故事にあるとおり、政策実行には、まず必要な財源を確保しなければならず、財源の裏づけのない予算など、まさに絵にかいたもちではありませんか。予算提出権を唯一持つ内閣の責務を放棄する行為であり、政権担当能力の欠如をみずからさらけ出していると言うほかありません。

 また、去る二月二十五日に行われた民主党神奈川県連の会合で、岡田幹事長は、出席者からの、マニフェストを守れ、この激しいやじに対して、だれが見てもできないことをいつまでもできると言うのはまさしく国民に対する不正直だと応酬されたそうであります。この発言は岡田幹事長らしい極めて正直な御発言でありますけれども、そのようなマニフェストに基づいて編成された欠陥予算を憶面もなく国会へ提出し、審議に供していたとは、何事でありますか。

 子供たちにランドセルを背負わせたいのが伊達直人、子供たちに借金を背負わせたいのが菅直人との言葉がインターネット上をにぎわわせていたようですけれども、国民を不幸に陥らせかねない欠陥予算を押しつけようとしておいて国民の生活が第一とは、まさしく看板に偽りありと言えます。

 国民との契約であった、無駄の排除で財源を捻出が、できないと判明した時点で、既に民主党政権の正統性と国民の信は失われているのです。

 民主党は、この事実にまだ気がついていないのか、それとも、気づいているが目を背けているのか。いずれにしても、信のない政権が何を行おうとしても、うまくいくはずはありません。ただいたずらに時間を浪費し、国益がそぎ落とされるだけであります。

 つまり、理念、哲学なき予算の中身もさることながら、その正統性そのものが既に崩れ去ってしまっていることも指摘しておきたいと思います。

 平成二十三年度政府提出予算は、先ほど同僚議員が趣旨説明で発言いたしましたように、七つの点で問題がありますが、ここでは、経済と財政について申し上げます。

 平成二十三年度政府予算は、終戦直後の昭和二十一年度以来初めて国債発行額が税収を上回った今年度に続き、二年連続の異常な予算であります。

 そもそも、昨年六月に閣議決定された財政運営戦略の中期財政フレームそのものが、五年間で借金の金利返済以外の支出に充てる国債発行額、いわゆる基礎的財政収支の赤字対GDP比を平成二十二年度から半減、今後十年以内に黒字化との財政健全化目標との整合性を欠くものであり、来年度も依然マイナス二十三兆円もの赤字を抱えようとしている中、このフレーム自体が財政健全化目標の達成にはつながらないものであり、無意味と言えます。

 また、政府は、予算編成に当たって、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則、新たな支出を伴う施策を実施する際に、経費を上回る財源を安定的に確保するとの原則を適用するとしておりました。

 しかし、特に重要政策である、基礎年金の国庫負担割合二分の一維持、子ども手当、そして法人税減税については、この原則が守られていないことは明々白々であります。各種試算で厳しい財政見通しをみずから認めているにもかかわらず、放漫予算を続け、消費税引き上げを含む税制抜本改革についてだけは野党と一緒に超党派の協議でやろうとは、虫がよいにもほどがあります。

 経済を強くする、経済のパイをふやすという成長の点でも、政府予算は疑義ばかりであります。

 内閣府の経済財政の中長期試算、昨年六月時点でのものを見ると、平成二十三年度実質GDP成長率は二%でありました。ところが、最新の、ことし一月時のものでは、どうしたことでしょうか、一・五%に下がっているではありませんか。菅総理、このことは、まさに、我々から見れば、びっくりするような話であります。

 加えて、将来への種まきもおろそかとあれば、政府公認の民主党不況は、すぐ目の前まで迫っているのであります。

 特に顕著なのは、地方軽視の姿勢であります。

 政権交代後、コンクリートから人へのかけ声のもとに行われた公共事業関係費の急激な削減。平成二十一年度当初予算から今年度マイナス一八%、さらに、来年度は、一括交付金化分を除くとマイナス一四%となり、地方経済に与える影響ははかり知れないものがあります。

 先般公表された昨年十―十二月期のGDP速報によると、公的固定資本形成は前期比でマイナス五・八%、前年同期比ではマイナス一三・三%となるなど、コンクリートから人へとの美名のもとで、地域の建設業者が倒産、廃業に追い込まれ、肝心の国民の安全と安心が脅かされては、悲劇としか言いようがないではありませんか。

 このような正統性なき四面楚歌の菅内閣の欠陥予算に、到底賛成することはできません。

 自由民主党は、昨年末公表させていただいた「安心・安全の日本復活「民主党不況」からの脱却 来年度予算と税制に関するわが党の基本方針」にのっとり、責任政党として、景気、経済、財政、そのすべてに目配りをした編成替えを求める動議を提出いたしました。

 我が党が目指す国家像は、綱領に示すとおり、努力する者が報われるとの原則のもとで、長寿少子化時代にあっても、温かく、生きがいのある、活力ある日本であります。そのためにも、自助、共助、公助を適正に組み合わせ、温かい社会を築き直さなければなりません。すべての人に公正な政策や条件づくりなどに努めることが、我が党の目指すべき政府の姿であります。

 民主党政権の財源なきばらまき政策を撤回し、景気対策に資する真に必要な予算は計上しつつも、国債発行額を減らし、予算規模を財政健全化元年にふさわしい規模といたしました。

 具体的に申し上げたいと思います。

 国債発行額は、政府予算と比べ一兆八千億円減の四十二兆五千億円とし、プライマリーバランスの改善に努めております。

 基礎年金の国庫負担割合二分の一維持の財源二兆五千億円については、財投の積立金や外為特会の剰余金、鉄道・運輸支援機構の剰余金の国庫納付など、一時的な財源をかき集めることなく、恒久財源で措置いたします。

 ばらまき四K政策については、速やかに撤回し、その転換を図ります。

 子ども手当は児童手当に戻し、拡充を図り、年少扶養控除ももとに戻すとともに、保育所拡充など、子育て支援は充実をいたします。

 農業の戸別所得補償については、昨年の通常国会に我が党が提出をいたしました農業等の有する多面的機能の発揮のための交付金の交付に関する法律案に基づいて、当面、日本型直接支払い、農地利用集積及び集落営農を含む担い手育成支援に充てていきます。

 高校授業料無償化については、真に必要な新たな教育費軽減策として、低所得者世帯に対する給付型奨学金などに改めます。

 高速道路無料化については、高速道路会社の民営化と受益者負担の原則を堅持し、高速道路は無料化しません。国民の利便性に資する割引制度を維持拡充し、わかりやすいものにいたします。

 地方、地域の元気なくして国の元気なし。景気対策、成長戦略、地域活性化に全力を尽くし、地方、地域に光が差すようにいたします。

 菅首相がみずからの政治主導の成果と位置づける一括交付金は、地方にとっては、予算編成上の混乱という代償を払わされたものの、交付金の名称が変わっただけで中身は変わらない、百害あって一利なしの制度であり、中止をいたします。

 厳しさを増す地方財政に配慮し、地方交付税の別枠加算を平成二十二年度並みに復元するとともに、子ども手当特例交付金は廃止する一方、児童手当拡充部分に対する不交付団体の負担に対して、引き続き特例交付金を充ててまいります。

 公共事業関係費については、厳しい財政状況をかんがみつつ、平成二十一年度当初予算を基準に、五%ずつ削減したと仮定し、約六兆四千億円規模といたします。将来の成長の芽となる内需拡大基盤づくりや地域の生活環境基盤づくりを進めてまいります。

 我々の提案する、決める国づくり、進める人づくり、できる予算は、絶対に必要な編成替えであります。本当に国民生活を第一に考えるのであれば、政府・与党の皆さんには、我々の動議の内容を真摯に受けとめ、賛成の意思をぜひとも示していただきたいと思います。

 最後に、各種世論調査における昨今の政治に対する不信は、議会人として非常に残念なことであります。それもひとえに、何も前に進まない政治の現状に対する不満であると思われます。

 政治は、地域に根差し、国民生活を、きのうよりもきょう、きょうよりもあすの生活を向上させるとともに、たとえ国民にとって苦しい内容であっても、将来を見通し、決めるべきときにはきっちりと断を下していくものであるべきであります。

 信なくば立たずが真理であるならば、政治は、その責任として、早急に、信のある政権をつくり直さなければなりません。すべての政党がもう一度国民の審判を受けて、政治を、前に、次のステージに動かさなければなりません。

 明治、大正、昭和という激動の時代を生き抜いた宰相高橋是清は、出処行蔵一に義をもって決するとの揮毫を残しております。みずからの出処進退を決めるものは、まず第一に義でありますとの意でありますが、菅首相、あなたに、宰相のいすにかじりつくことという近視眼的な発想よりも、この国の将来を思う気持ちが残っているのならば、今の日本に時間的余裕はありません、解散こそ救国への道であります。

 そのことを申し上げて、私の討論といたします。ありがとうございました。(拍手)

議長(横路孝弘君) 遠山清彦君。

    〔遠山清彦君登壇〕

遠山清彦君 私は、公明党を代表し、ただいま議題となりました平成二十三年度予算三案について、反対の立場から討論を行います。(拍手)

 今日までの予算委員会審議を通じ、最も明らかになったことは、菅総理、あなたには、もはやこの国のかじ取りを任せるわけにはいかないということであります。

 熟議の国会と自分で言いながら、与党の強引な国会運営を容認いたしました。予算案の一刻も早い成立をと自分で言いながら、その財源の裏づけである予算関連法案の採決の先送りも容認しました。このとんでもない自己矛盾の全責任は、与党民主党代表である菅総理、あなたにあります。総理は歴史という言葉がお好きなようですが、その歴史に後世厳しく裁かれるのは、菅総理、あなた自身であることをまず自覚していただきたい。

 以下、反対する主な理由を述べます。

 民主党のマニフェストは、既に破綻しています。年金改革も進まない、子ども手当も恒久措置化できない、後期高齢者医療制度も廃止できない、高速道路無料化の道筋も立たない、ガソリン税の暫定税率廃止もやらない。本当に、枚挙にいとまがないほど実現していないではありませんか。

 民主党マニフェストの多くが実施されているなどとのうてんきなことを言っているのは、総理、あなただけであります。これが間違っているなら、なぜ民主党の中からマニフェストの原点に戻れなどという声が公然と上がっているのですか。

 公明党は、予算審議の中で、財源を含めた年金改革案を示すよう再三求めました。民主党案の最低保障年金財源は、税で賄うのか、保険料で賄うのか、支給額は幾らになるのか、その場合どれだけ財源が必要なのか、具体的な数字は、結局、何も示されませんでした。与党になって、はや一年五カ月、民主党がマニフェストで掲げた年金改革案がいかにいいかげんであったか。しょせんは絵にかいたもちにすぎなかったことが白日のもとにさらされました。

 子ども手当についても、野党時代は、児童手当と目的や趣旨が異なるとし、その児童手当の拡充についての本会議採決にことごとく反対していたにもかかわらず、財源が見つからずに恒久措置化が困難になると、岡田幹事長が先頭を切ってテレビで児童手当拡充でも構わないと言い出す変節の姿に、国民は、あきれて言葉もありません。菅総理の、びっくりした発言に象徴されるように、民主党が主張する二万六千円の根拠も、何もないことがわかりました。

 公明党は、おくれている保育所整備など、現物給付の拡充を含めたバランスのとれた子育て支援を進めることを主張していますが、来年度へ向けた政府の子育て支援策はそうなっておらず、到底賛成できるものではありません。

 加えて、今回の予算案は、二年続けての税収を上回る赤字国債の発行により、日本の財政をさらに悪化させます。この借金のツケは、すべて私たちの子供や孫たちに先送りされます。

 政権交代前に、十兆、二十兆の財源はすぐに出てくるという、今では明白な絵そらごとを喧伝して国民を欺き、子ども手当を含むマニフェストの財源を、それを受け取る子供たちの将来の借金で充当するとは何事ですか。必要な財源を生み出すはずの事業仕分けも、結局、本予算案に反映されている削減額は、たったの〇・三兆円ではないですか。

 結局、マニフェストに固執する余り、歳出の見直しは全く進まず、安易な国債増発や一時的な埋蔵金、家計増税に頼って財源を取り繕い、結局、財政健全化に向けた道筋は一層不透明になりました。まさに、今、日本は、菅総理のもと、海図のない航海に出ようとしているのです。

 さらに、今回の予算案が景気・デフレ対策として全く不十分である問題を指摘いたします。

 元気な日本復活特別枠二・一兆円が盛り込まれていますが、その中身を見ると、全く元気をなくす内容であります。成長戦略にかかわる予算は、二・一兆円のうち、わずか三分の一の六千五百億円程度であり、それ以外は、元気な日本とは無関係の、在日米軍駐留経費、弾道ミサイル防衛関連経費、国選弁護人の関連業務費などの継続事業予算として計上されているではありませんか。まさに、ごまかしと架空計上以外の何物でもありません。

 菅総理は、最近経済は上向いているなどと、やはりここでものうてんきなことをおっしゃっておりますが、食料価格の高騰や原油高などで国際経済の不安定要素は確実に増しておりますし、国内を見ても、雇用の改善は見られず、地方にも仕事がない状況が続いております。民間のエコノミストの大半は、来年度予算の実質経済成長に与える効果はほとんどゼロだと判断をし、表明しております。

 また、地方自治体の首長や議会も強い批判の声を上げております。全額国費の子ども手当を創設するとの約束を平然と破り、第一次産業を基幹産業とする地方の声を聞かずにTPP参加検討を唐突に言い出す。社会保障と税の一体改革に向けた議論には消費税問題も含まれているはずですが、その検討プロセスに地方の声を反映させようともしていない。菅総理を初め閣僚の皆さんは、口では地方重視の予算案と繰り返しおっしゃっておりますが、全く行動に反映されていないではありませんか。まさに菅内閣の政治姿勢の本質は地方軽視そのものであり、それが投影された予算案など、賛成することは到底できないのであります。

 以上、本予算案に反対する主な理由を述べました。

 菅総理、あなたは、昨年十月一日の所信表明演説で、先送り一掃宣言というものを出しました。それは、総理自身の言葉をかりれば、「これまで先送りしてきた重要政策課題の実行」ということであります。あれから、はや五カ月、結局、今明らかなことは、年金改革も先送り、財政再建も先送り、税制改革も先送り、子ども手当の恒久化も先送り、高齢者医療制度改革も先送り、普天間問題も先送り、八ツ場ダムも先送り、高速道路無料化も先送り、あれもこれも全部先送りではないですか。

 総理、総理に提案申し上げます。改めて、先送り一掃宣言を撤回され、菅内閣の政治姿勢をより正確にあらわす、一層先送り宣言でも出されたらいかがでしょうか。

 最後に、政権を握るということは、車のハンドルを握っているのと同じことであります。バスの運転手が、どこへ行くかわからないで、ハンドルの手を放して乗客にどうしたらいいか相談しているようでは、危険でしようがありません。

 しかし、菅総理、このバスが今の民主党であり、その運転手が、総理、今のあなたの姿ではありませんか。これ以上重大な事故が起こる前に、我が国のハンドルをだれに任せるのか、国民に信を問うことを切に要望し、私の反対討論を終わります。

 なお、自由民主党・無所属の会から提出をされました組み替え動議につきましては、考え方に関して認識を共有する部分があるものの、総合的に勘案して、これに反対をいたします。

 以上でございます。(拍手)

議長(横路孝弘君) 笠井亮君。

    〔笠井亮君登壇〕

笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度総予算三案に反対の立場から討論を行います。(拍手)

 本予算案は、民主党が政権について、概算要求から予算案までの一連の編成を手がけた初めての予算案です。それだけに、厳しさを増している国民の生活を支え、日本経済をどう立て直すかが鋭く問われているのであり、そうした立場から徹底した審議が求められたのであります。

 ところが、審議の焦点となった税制を初め、子ども手当、TPP、米軍再編など、いずれの問題でもまだまだ審議は尽くされておらず、不十分であります。その上、六野党が一致して要求した小沢一郎民主党元代表の証人喚問も、いまだ実現していないのであります。にもかかわらず、徹底審議を尽くさず、質疑を打ち切り、採決を強行することは、断じて容認できません。

 次に、本予算案に反対する理由についてです。

 本予算案は、新成長戦略に基づき、大企業・大資産家への約二兆円もの減税を盛り込んでいます。大企業の内部留保は二百四十四兆円にまで膨れ上がり、現金、預金など手元資金だけでも六十四兆円という、空前の金余りとなっています。大企業に一兆五千億円もの法人税減税を実行したところで、内部留保が積み上がるだけであり、法人税の減税分は、雇用、国内投資に回らず、内需拡大にも効果がないことは明瞭です。

 一方、医療、介護、年金、福祉などあらゆる分野で、自公政権と同じ、社会保障切り捨て路線に踏み出しています。後期高齢者医療制度の新制度案は、年齢による差別を残し、保険料、窓口負担を増大させるものであり、民主党の総選挙の公約に真っ向から反するものです。

 財源についても、過去最大規模の国債などに依存した、見通しの立たない予算となっており、その行き詰まりを消費税増税で突破しようとしています。

 国民の生活が第一、対等な日米関係との民主党の公約を百八十度転換し、大企業の利益優先、日米軍事同盟強化の予算となっているのであり、断じて認めることはできません。

 これに対して、我が党は、抜本的な組み替えを提案しました。

 我が党の提案は、一つ、総合的な賃上げ政策をワンパッケージで実行し、雇用の確保、安定を図ること。二つ、社会保障の制度改悪をやめ、削減から拡充に転換すること。子ども手当は、増額分を保育所建設など総合的な子育て支援の予算に回し、安定した制度に修正すべきです。三つ、TPP参加をやめ、食料自給率の向上、農林漁業の再生、食料主権を尊重した貿易ルールの確立を進めること。四つ、中小企業、地場産業、商店街支援で地域経済の活性化を図ること。五つ、軍事費と大企業・大資産家優遇税制という二つの聖域にメスを入れ、財源を確保するという提案です。

 こうした予算組み替えを実行してこそ、国民生活の改善と日本経済の立て直しが実現できるのであります。

 ところが、菅内閣と民主党は、我が党の提案を一顧だにせず、本予算案をそのまま押し通そうとしているのであります。

 その一方で、政府・与党は、本予算と不可分の予算関連法案については予算案と切り離すと言い、修正の余地があるかのように言います。しかし、予算案を財源として担保する歳入法案を修正するというなら、当然、本体の予算案も修正するのが筋であります。菅内閣と民主党の態度は極めて無責任だと言わねばなりません。

 予算審議を通じて菅内閣の公約違反の姿勢が明らかになったことは重大です。

 一つは、消費税問題です。

 そもそも、民主党は、総選挙の公約で、消費税は四年間は上げないと約束しながら、二〇一一年度中に消費税増税法案を国会で通すという、所得税法附則第百四条に従うという立場に変更したのであります。どこから見ても、公約違反は明白であります。

 また、菅総理が平成の開国と称して進めているTPPは、一〇〇%自由化を原則とするものであり、米など重要な品目の関税を引き下げ、撤廃するとの考えはとらないと言明した〇九年総選挙での民主党声明に背くことは明らかです。

 TPPは、事実上の日米FTAであり、日本農業と地域経済を破壊し、医療、検疫、労働など広い分野で国民の安全を脅かし、日本の経済主権を米国にゆだねるものであります。TPPへの参加検討は、直ちに中止すべきであります。

 さらに、沖縄の米軍普天間基地問題をめぐっては、鳩山前総理から、抑止力との説明は後づけの理屈で方便だったとの驚くべき発言がありました。新たな米軍基地を押しつける決定がこれほど軽々しく決められたことに、沖縄県民は言いようのない憤りを表明しているのであります。

 そのもとで、菅内閣は、辺野古へ新基地を建設する日米合意を推進し、負担の軽減を言いながら、訓練区域外訓練や米軍ヘリパッド建設、南西諸島への自衛隊増強を押しつけているのであります。日米合意を白紙に戻し、普天間基地は即時無条件で撤去することを強く求めるものであります。

 最後に、我が党は、国民生活を破壊し、経済も財政も悪化させる政府予算の問題点を引き続き徹底的に追及し、国民の暮らしを守る予算への転換を迫る決意であります。

 なお、自民党の組み替え案は、福祉、教育の予算を削減し、軍事費を増額し、消費税増税まで盛り込んでおり、認められません。

 以上、討論を終わります。(拍手)

議長(横路孝弘君) 阿部知子さん。

    〔阿部知子君登壇〕

阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。

 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度政府予算三案並びに自民党・無所属の会提出の編成替えを求める動議に反対の立場から討論を行います。(拍手)

 まず、熟議の国会、あるいは野党との協力と言いながら、政府・民主党は何らの譲歩も見せず、また、歳入を決める税法や公債特例法などの審議が全く進んでいない中、強引に予算案本体のみの採決を押し切ろうとすることに、強い憤りを覚えます。

 今、政府に求められるものは何でしょうか。それは、経済活動を促し、庶民の懐を暖めることです。ちょっとした気遣いと優しく差し伸べる手が、疲弊した社会を救います。残念ながら、政府が提出した予算案は、こうした温かみや優しさよりも、従来型の経済成長に重きを置くものとなっています。しかも、対米追随のTPPや、庶民に負担を押しつける消費増税ばかりを声高に叫ぶ菅総理の政治姿勢に、国民は、怒りを通り越して、あきれ果てているのです。

 一昨年の夏、国民の選択による政権交代が実現いたしました。それから一年半、菅政権は、三党連立合意が掲げた国民の生活が第一という理念に背を向け、消費増税を意図した、税と社会保障制度の一体改革、法人税減税、輸出関連企業優先のTPP参加検討表明、米軍普天間基地の辺野古移設堅持などに見られるように、官僚主導、対米依存回帰の傾向を強めるものとなっています。

 この予算案の最大の問題は、リーマン・ショックからようやく少しばかり経済が回復しかけたこの時期に、さまざまな形で国民に負担増を求めていることです。物価下落を理由にした年金支給額や児童扶養手当の引き下げ、国民健康保険料の算定方式の見直しによる負担増など、挙げれば切りがありません。

 子ども手当の財源とするために成年扶養控除を縮減しようとしていることも同様な問題です。さまざまな理由で働くことができない人たちを扶養する家庭へのわずかな控除すら取り上げようというのは、国民の生活を忘れた菅政権の姿勢があらわれていると思います。

 社民党が予算協議の中で再三求めてきた雇用対策や中小企業支援策も、規模、内容ともに不十分なままで、踏み込んだ政策はついに出さずじまいでした。

 政権交代で前進が期待された基地の問題も同様です。三党合意で削減をうたっていた思いやり予算は、あろうことか五年も維持させるものとなっています。沖縄の基地移転関連予算、沖縄防衛局名護事務所設置及び高江ヘリパッド建設の予算を計上するなど、負担軽減の発想はみじんも見られません。

 おまけに、この数日の予算委員会の中で大きな問題となった国民年金の運用三号問題は、年金の、保険料の納付と給付の原則を大きく逸脱した通達行政です。国民の年金への信頼を損なうにもかかわらず、十分な議論も尽くさず、また、求められている統一見解も先延ばしにして、きょうの統一見解、あすの統一見解、あさっての統一見解。一体、いつになったら本来の統一見解は出るんでしょうか。予算案の通過のみを数で押し切ろうとする本日の採決もまた含め、これでは国民の不信は募るばかりです。

 国民生活等への影響を真剣に考えるならば、国民が政権交代に寄せた期待に真摯にこたえるべきであり、政権交代の原点に立ち戻った対応を速やかにとるべきであることを申し添え、私の反対討論を終わります。(拍手)

議長(横路孝弘君) これにて討論は終局いたしました。

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) これより採決に入ります。

 まず、石原伸晃君外三名提出、平成二十三年度一般会計予算外二案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議について採決いたします。

 石原伸晃君外三名提出の動議に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立少数。よって、石原伸晃君外三名提出の動議は否決されました。

 次に、平成二十三年度一般会計予算外二案を一括して採決いたします。

 この採決は記名投票をもって行います。

 三案の委員長の報告はいずれも可決であります。三案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。

 氏名点呼を命じます。

    〔参事氏名を点呼〕

    〔各員投票〕

議長(横路孝弘君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。

 投票を計算させます。

    〔参事投票を計算〕

議長(横路孝弘君) 投票の結果を事務総長から報告させます。

    〔事務総長報告〕

 投票総数 四百五十三

  可とする者(白票)      二百九十五

  否とする者(青票)       百五十八

議長(横路孝弘君) 右の結果、平成二十三年度一般会計予算外二案は委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)

    ―――――――――――――

平成二十三年度一般会計予算外二案を委員長報告のとおり決するを可とする議員の氏名

安住   淳君   阿久津 幸彦君   阿知波 吉信君   青木   愛君

赤松  広隆君   浅野  貴博君   東   祥三君   網屋  信介君

荒井   聰君   五十嵐 文彦君   井戸 まさえ君   池田  元久君

石井 登志郎君   石毛 えい子君   石関  貴史君   石田  勝之君

石津  政雄君   石原 洋三郎君   石森  久嗣君   石山  敬貴君

泉   健太君   磯谷 香代子君   市村 浩一郎君   糸川  正晃君

稲富  修二君   稲見  哲男君   今井  雅人君   内山   晃君

打越 あかし君   生方  幸夫君   江端  貴子君   枝野  幸男君

小川  淳也君   小沢  一郎君   小沢  鋭仁君   小野塚 勝俊君

小原   舞君   緒方 林太郎君   大泉 ひろこ君   大串  博志君

大島   敦君   大谷   啓君   大谷  信盛君   大西  健介君

大西  孝典君   大畠  章宏君   太田  和美君   逢坂  誠二君

岡島  一正君   岡田  克也君   岡田  康裕君   岡本  英子君

岡本  充功君   奥田   建君   奥野 総一郎君   奥村  展三君

加藤   学君   加藤  公一君   鹿野  道彦君   海江田 万里君

柿沼  正明君   梶原  康弘君   勝又 恒一郎君   金森   正君

金子  健一君   神山  洋介君   川内  博史君   川口   博君

川越  孝洋君   川端  達夫君   川村 秀三郎君   菅   直人君

木内  孝胤君   木村たけつか君   吉良  州司君   城井   崇君

黄川田  徹君   菊田 真紀子君   岸本  周平君   北神  圭朗君

京野  公子君   工藤  仁美君   櫛渕  万里君   楠田  大蔵君

沓掛  哲男君   熊田  篤嗣君   黒岩  宇洋君   黒田   雄君

桑原   功君   玄葉 光一郎君   小泉  俊明君   小平  忠正君

小林  興起君   小宮山 泰子君   小宮山 洋子君   小室  寿明君

小山  展弘君   古賀  一成君   古賀  敬章君   後藤   斎君

後藤  祐一君   郡   和子君   近藤  和也君   近藤  昭一君

近藤  洋介君   佐々木 隆博君   佐藤 ゆうこ君   斉木  武志君

斉藤   進君   齋藤   勁君   斎藤やすのり君   坂口  岳洋君

阪口  直人君   笹木  竜三君   階    猛君   篠原   孝君

柴橋  正直君   下条  みつ君   城島  光力君   白石  洋一君

神風  英男君   首藤  信彦君   瑞慶覧 長敏君   末松  義規君

杉本 かずみ君   菅川   洋君   鈴木  克昌君   仙谷  由人君

園田  康博君   空本  誠喜君   田島  一成君   田嶋   要君

田名部 匡代君   田中けいしゅう君   田中 眞紀子君   田中 美絵子君

田村  謙治君   平   智之君   高井  崇志君   高井  美穂君

高木  義明君   高野   守君   高橋  昭一君   高橋  英行君

高邑   勉君   高山  智司君   滝    実君   竹田  光明君

武正  公一君   橘   秀徳君   玉木  朝子君   玉木 雄一郎君

玉城 デニー君   玉置  公良君   樽床  伸二君   中後   淳君

津川  祥吾君   津島  恭一君   津村  啓介君   辻    惠君

辻元  清美君   筒井  信隆君   手塚  仁雄君   寺田   学君

土肥  隆一君   道休 誠一郎君   富岡  芳忠君   中井   洽君

中川   治君   中川  正春君   中島  政希君   中津川 博郷君

中塚  一宏君   中根  康浩君   中野  寛成君   中野   譲君

中野渡 詔子君   中林 美恵子君   中屋  大介君   中山  義活君

仲野  博子君   永江  孝子君   長尾   敬君   長島  昭久君

長島  一由君   長妻   昭君   長安   豊君   仁木  博文君

西村 智奈美君   野木   実君   野田  国義君   野田  佳彦君

萩原   仁君   橋本  清仁君   橋本  博明君   橋本   勉君

畑   浩治君   鉢呂  吉雄君   初鹿  明博君   鳩山 由紀夫君

花咲  宏基君   浜本   宏君   早川 久美子君   原口  一博君

伴野   豊君   樋口  俊一君   樋高   剛君   平岡  秀夫君

平野  博文君   平山  泰朗君   福嶋 健一郎君   福島  伸享君

福田  昭夫君   福田 衣里子君   藤井  裕久君   藤田  一枝君

藤田  大助君   藤田  憲彦君   藤村   修君   古川  元久君

古本 伸一郎君   細川  律夫君   細野  豪志君   本多  平直君

馬淵  澄夫君   前原  誠司君   牧   義夫君   牧野  聖修君

松岡  広隆君   松木けんこう君   松崎  公昭君   松崎  哲久君

松野  頼久君   松原   仁君   松宮   勲君   松本  大輔君

松本  剛明君   松本   龍君   三日月 大造君   三谷  光男君

三村  和也君   三宅  雪子君   三井  辨雄君   皆吉  稲生君

宮崎  岳志君   宮島  大典君   向山  好一君   村井  宗明君

村上  史好君   村越  祐民君   室井  秀子君   本村 賢太郎君

森岡 洋一郎君   森本  和義君   森本  哲生君   森山  浩行君

矢崎  公二君   谷田川  元君   柳田  和己君   山尾 志桜里君

山岡  賢次君   山岡  達丸君   山口  和之君   山口   壯君

山崎  摩耶君   山崎   誠君   山田  正彦君   山田  良司君

山井  和則君   山本  剛正君   湯原  俊二君   柚木  道義君

与謝野  馨君   横粂  勝仁君   横光  克彦君   横山  北斗君

吉川  政重君   吉田   泉君   吉田 おさむ君   吉田  公一君

吉田  統彦君   笠   浩史君   和嶋  未希君   和田  隆志君

若井  康彦君   若泉  征三君   鷲尾 英一郎君   渡辺   周君

渡部  恒三君   亀井  静香君   下地  幹郎君   田中  康夫君

松下  忠洋君   石川  知裕君   中島  正純君

否とする議員の氏名

あべ  俊子君   安倍  晋三君   逢沢  一郎君   赤澤  亮正君

秋葉  賢也君   麻生  太郎君   甘利   明君   井上  信治君

伊東  良孝君   伊吹  文明君   石田  真敏君   石破   茂君

石原  伸晃君   稲田  朋美君   今津   寛君   今村  雅弘君

岩屋   毅君   江渡  聡徳君   江藤   拓君   遠藤  利明君

小里  泰弘君   小野寺 五典君   小渕  優子君   大島  理森君

大野  功統君   加藤  勝信君   加藤  紘一君   梶山  弘志君

金子  一義君   金子  恭之君   金田  勝年君   鴨下  一郎君

川崎  二郎君   河井  克行君   河村  建夫君   木村  太郎君

岸田  文雄君   北村  茂男君   小池 百合子君   小泉 進次郎君

古賀   誠君   後藤田 正純君   河野  太郎君   高村  正彦君

近藤 三津枝君   佐田 玄一郎君   佐藤   勉君   齋藤   健君

坂本  哲志君   塩崎  恭久君   塩谷   立君   柴山  昌彦君

下村  博文君   新藤  義孝君   菅   義偉君   菅原  一秀君

田中  和徳君   田野瀬良太郎君   田村  憲久君   平   将明君

高市  早苗君   高木   毅君   竹下   亘君   竹本  直一君

武田  良太君   武部   勤君   橘  慶一郎君   棚橋  泰文君

谷   公一君   谷垣  禎一君   谷川  弥一君   谷畑   孝君

徳田   毅君   中川  秀直君   中谷   元君   中村 喜四郎君

永岡  桂子君   長島  忠美君   長勢  甚遠君   二階  俊博君

西野 あきら君   西村  康稔君   額賀 福志郎君   野田  聖子君

野田   毅君   馳    浩君   浜田  靖一君   林   幹雄君

平沢  勝栄君   福井   照君   福田  康夫君   古川  禎久君

保利  耕輔君   細田  博之君   町村  信孝君   松浪  健太君

松野  博一君   松本   純君   三ッ矢 憲生君   宮腰  光寛君

村上 誠一郎君   村田  吉隆君   望月  義夫君   茂木  敏充君

森   英介君   森   喜朗君   森山   裕君   柳本  卓治君

山口  俊一君   山本  公一君   山本  幸三君   山本   拓君

山本  有二君   吉野  正芳君   赤松  正雄君   井上  義久君

池坊  保子君   石井  啓一君   石田  祝稔君   稲津   久君

漆原  良夫君   江田  康幸君   遠藤  乙彦君   大口  善徳君

佐藤  茂樹君   斉藤  鉄夫君   坂口   力君   高木 美智代君

高木  陽介君   竹内   譲君   遠山  清彦君   富田  茂之君

西   博義君   東   順治君   古屋  範子君   赤嶺  政賢君

笠井   亮君   穀田  恵二君   佐々木 憲昭君   志位  和夫君

塩川  鉄也君   高橋 千鶴子君   宮本  岳志君   吉井  英勝君

阿部  知子君   重野  安正君   照屋  寛徳君   中島  隆利君

服部  良一君   吉泉  秀男君   浅尾 慶一郎君   江田  憲司君

柿澤  未途君   山内  康一君   渡辺  喜美君   園田  博之君

衛藤 征士郎君   鳩山  邦夫君

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。

    午前三時三十八分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       内閣総理大臣  菅  直人君

       総務大臣    片山 善博君

       法務大臣    江田 五月君

       外務大臣    前原 誠司君

       財務大臣    野田 佳彦君

       文部科学大臣  高木 義明君

       厚生労働大臣  細川 律夫君

       農林水産大臣  鹿野 道彦君

       経済産業大臣  海江田万里君

       国土交通大臣  大畠 章宏君

       環境大臣    松本  龍君

       防衛大臣    北澤 俊美君

       国務大臣    枝野 幸男君

       国務大臣    玄葉光一郎君

       国務大臣    自見庄三郎君

       国務大臣    中野 寛成君

       国務大臣    与謝野 馨君

       国務大臣    蓮   舫君


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