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第24号 平成23年5月31日(火曜日)

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平成二十三年五月三十一日(火曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第十八号

  平成二十三年五月三十一日

    午後一時開議

 第一 東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律案(内閣提出)

 第二 防衛省設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第三 日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第四 介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第五 環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の一部を改正する法律案(環境委員長提出)

 第六 特許法等の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

 第七 不正競争防止法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 日程第一 東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律案(内閣提出)

 日程第二 防衛省設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第三 日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第四 介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第五 環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の一部を改正する法律案(環境委員長提出)

 日程第六 特許法等の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

 日程第七 不正競争防止法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

 情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 農林水産省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件


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    午後一時二分開議

議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 日程第一 東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律案(内閣提出)

議長(横路孝弘君) 日程第一、東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。総務委員長原口一博君。

    ―――――――――――――

 東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔原口一博君登壇〕

原口一博君 ただいま議題となりました法律案につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、東日本大震災により甚大な被害を受けた地域において地上デジタル放送の受信に必要な設備を整備することが困難となっていることに対処するため、地上アナログ放送局の周波数の使用の期限を延長する等の電波法の特例を定めようとするものであります。

 本案は、去る二十三日本委員会に付託され、翌二十四日片山総務大臣から提案理由の説明を聴取し、二十六日、質疑を行い、採決いたしましたところ、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議を付することに決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第二 防衛省設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(横路孝弘君) 日程第二、防衛省設置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。安全保障委員長平野博文君。

    ―――――――――――――

 防衛省設置法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔平野博文君登壇〕

平野博文君 ただいま議題となりました法律案につきまして、安全保障委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。

 本案は、自衛隊の任務の円滑な遂行を図るため、自衛官定数等の変更、防衛審議官の新設、防衛医科大学校の看護師養成課程の新設、日豪ACSA等の実施に係る措置及び航空手当の支給上限の変更等について所要の規定を整備するものであります。

 本案は、去る五月十八日本委員会に付託され、翌十九日北澤防衛大臣から提案理由の説明を聴取し、二十六日に質疑を行い、同日質疑を終局いたしました。次いで、二十七日、討論、採決を行いました結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第三 日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(横路孝弘君) 日程第三、日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。国土交通委員長古賀一成君。

    ―――――――――――――

 日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔古賀一成君登壇〕

古賀一成君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の特例業務勘定の利益剰余金等を活用した鉄道施策を推進するため、所要の措置を講じようとするものであります。

 その主な内容は、

 第一に、機構は、JR北海道及びJR四国の経営の安定を図るため、これらの会社が引き受けるべきものとして特別債券を発行するとともに、その引き受けに要する資金に充てるため、無利子貸し付けを行うことができること、

 第二に、機構は、JR北海道、JR四国、JR九州及びJR貨物の設備投資に必要な資金に充てるため、無利子貸し付けまたは助成金の交付を行うことができること、

 第三に、機構は、整備新幹線の着実な整備を進めるため、北陸新幹線高崎―長野間の建設に係る債務の償還及び利子の支払いに必要な金額を、特例業務勘定から建設勘定に繰り入れることができること

などであります。

 本案は、去る五月二十三日本委員会に付託され、翌二十四日大畠国土交通大臣から提案理由の説明を聴取し、二十五日質疑を行い、同日質疑を終了し、二十七日採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。

 なお、本案に対し附帯決議が付されました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第四 介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(横路孝弘君) 日程第四、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。厚生労働委員長牧義夫君。

    ―――――――――――――

 介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔牧義夫君登壇〕

牧義夫君 ただいま議題となりました介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、高齢者が可能な限り住みなれた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、

 第一に、重度者を初めとした要介護者の在宅生活を支えるため、二十四時間対応の定期巡回・随時対応型訪問介護看護等の新たなサービスを創設すること、

 第二に、たんの吸引等の医行為が必要な者に対して適切なケアを実施できるよう、介護福祉士や研修を受けた介護職員がたんの吸引等を実施できるようにすること、

 第三に、平成二十四年四月一日の時点で指定を受けている介護療養型医療施設については、平成三十年三月三十一日までの間、その存続を認めること、

 第四に、介護保険料の上昇の抑制のため、平成二十四年度に限り、財政安定化基金の一部を取り崩せるようにすること

等であります。

 本案は、去る五月十日本委員会に付託され、翌十一日細川厚生労働大臣から提案理由の説明を聴取し、二十日から質疑に入り、二十四日には参考人から意見を聴取するなど審査を行い、二十七日に質疑を終局いたしました。

 質疑終局後、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会及び公明党より、社会医療法人について、特別養護老人ホーム等の設置を可能とする旨の規定を削除すること等を内容とする修正案が提出され、趣旨説明を聴取いたしました。次いで、討論、採決の結果、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。

 なお、本案に対して附帯決議を付することに決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) 日程第五は、委員長提出の議案でありますから、委員会の審査を省略するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 日程第五 環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の一部を改正する法律案(環境委員長提出)

議長(横路孝弘君) 日程第五、環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の趣旨弁明を許します。環境委員長小沢鋭仁君。

    ―――――――――――――

 環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔小沢鋭仁君登壇〕

小沢鋭仁君 ただいま議題となりました法律案につきまして、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。

 本案は、環境の保全のための国民の取り組みを促すため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、

 第一に、各主体間の協働取り組みを推進するため、法の目的等に協働取り組みの推進を明記するとともに、具体的な措置として、国民、民間団体等による環境教育等に関する政策形成への参加や政策提案の推進、各主体の役割分担を定めた協定の締結を促進する仕組みの整備等を図るものとすること、

 第二に、学校教育等における環境教育の充実を図るため、学校施設の整備などでの環境配慮の促進に係る規定を追加するとともに、教育職員の研修内容の充実等の措置を講ずるものとすること、

 第三に、環境教育等を行う国民、民間団体等を支援するための環境教育等支援団体の指定、自然体験活動等の機会の場の認定等の新たな仕組みを導入するものとすること、

 また、これらの改正の趣旨が明確に法律名にあらわれるように、法律名を環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律に変更すること

などであります。

 本案は、去る二十七日の環境委員会において、全会一致をもって委員会提出の法律案とすることに決したものであります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御可決くださいますようお願いを申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案を可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第六 特許法等の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

 日程第七 不正競争防止法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

議長(横路孝弘君) 日程第六、特許法等の一部を改正する法律案、日程第七、不正競争防止法の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。経済産業委員長田中けいしゅう君。

    ―――――――――――――

 特許法等の一部を改正する法律案及び同報告書

 不正競争防止法の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔田中けいしゅう君登壇〕

田中けいしゅう君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、経済産業委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 まず、特許法等の一部を改正する法律案は、新たな技術や産業の創出を促進するため、知的財産の適切な保護及び活用を図るための措置を講じようとするもので、その主な内容は、通常実施権の対抗制度の見直し、無効審判等の紛争処理制度の見直し、中小企業等に係る特許料の減免期間の延長等であります。

 次に、不正競争防止法の一部を改正する法律案は、知的財産の保護を強化するため、ゲーム機等に付されている技術的制限手段に係る規制を強化するとともに、刑事訴訟の審理において、営業秘密を保護するための制度を整備しようとするものであります。

 両案は、参議院先議に係るもので、去る二十四日本委員会に付託され、二十五日に海江田経済産業大臣から提案理由の説明を聴取し、二十七日に質疑を行った後、採決を行った結果、それぞれ全会一致をもって可決すべきものと議決いたしました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 両案を一括して採決いたします。

 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

小宮山泰子君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。

 内閣提出、情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。

議長(横路孝弘君) 小宮山泰子さんの動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。

    ―――――――――――――

 情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(横路孝弘君) 情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。法務委員長奥田建君。

    ―――――――――――――

 情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔奥田建君登壇〕

奥田建君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、近年における情報処理の高度化に伴う犯罪に適切に対処し、サイバー犯罪に関する条約を締結するため、不正指令電磁的記録作成等の罪の新設、電子データに係る記録媒体に関する証拠収集手続の規定の整備等を行うこととしております。また、悪質な強制執行妨害事犯等に適切に対処するための罰則の整備を行うこととしております。

 本案は、去る五月二十四日本委員会に付託され、二十五日、江田法務大臣から提案理由の説明を聴取し、質疑に入りました。本日、参考人から意見を聴取し、質疑を行い、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

小宮山泰子君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。

 内閣提出、農林水産省設置法の一部を改正する法律案、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件、右両件を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。

議長(横路孝弘君) 小宮山泰子さんの動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。

    ―――――――――――――

 農林水産省設置法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件

議長(横路孝弘君) 農林水産省設置法の一部を改正する法律案、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件、右両件を一括して議題といたします。

 委員長の報告を求めます。農林水産委員長山田正彦君。

    ―――――――――――――

 農林水産省設置法の一部を改正する法律案及び同報告書

 地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔山田正彦君登壇〕

山田正彦君 ただいま議題となりました両案件につきまして、農林水産委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 農林水産省設置法の一部を改正する法律案は、農林水産省の所掌事務をより適正かつ効果的に遂行し得る体制を整備するため、地方農政事務所及び統計・情報センターを廃止するとともに、地方農政局及び北海道農政事務所の分掌機関として地域センターを設置する等の措置を講じようとするものであります。

 次に、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件は、ただいまの農林水産省設置法の一部を改正する法律案による地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置について国会の承認を求めようとするものであります。

 なお、本件について、東日本大震災に対応して、地域センターの業務を円滑に遂行できるようにするため、地域センターの管轄区域の弾力化が行えるよう、五月二十日に内閣修正が行われました。

 両案件は、五月二十三日本委員会に付託され、翌二十四日鹿野農林水産大臣から提案理由の説明を聴取し、二十六日及び本日質疑を行いました。質疑終局後、採決の結果、法律案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決し、承認を求めるの件は全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。

 なお、法律案に対し附帯決議が付されました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(横路孝弘君) これより採決に入ります。

 まず、農林水産省設置法の一部を改正する法律案につき採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

 次に、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方農政局及び北海道農政事務所の地域センターの設置に関し承認を求めるの件につき採決いたします。

 本件を委員長報告のとおり承認するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり承認することに決まりました。

     ――――◇―――――

議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時二十七分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       総務大臣    片山 善博君

       法務大臣    江田 五月君

       厚生労働大臣  細川 律夫君

       農林水産大臣  鹿野 道彦君

       経済産業大臣  海江田万里君

       国土交通大臣  大畠 章宏君

       環境大臣    松本  龍君

       防衛大臣    北澤 俊美君


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