第14号 平成23年12月2日(金曜日)
平成二十三年十二月二日(金曜日)―――――――――――――
平成二十三年十二月二日
午後一時 本会議
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○本日の会議に付した案件
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長及び同委員の任命承認の件
特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案(内閣提出)
午後二時二分開議
○議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。
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東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長及び同委員の任命承認の件
○議長(横路孝弘君) お諮りいたします。
東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会の推薦に基づき、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長及び同委員に次の諸君を両議院の議長において任命いたしたいと存じます。
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長に黒川清君を、
同委員に石橋克彦君、大島賢三君、崎山比早子さん、櫻井正史君、田中耕一君、田中三彦君、野村修也君、蜂須賀禮子さん及び横山禎徳君を
任命することについて、承認するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも承認することに決まりました。
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○小宮山泰子君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
内閣提出、特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○議長(横路孝弘君) 小宮山泰子さんの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。
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特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案(内閣提出)
○議長(横路孝弘君) 特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。厚生労働委員長池田元久君。
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特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔池田元久君登壇〕
○池田元久君 ただいま議題となりました特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、集団予防接種等により、多数の者にB型肝炎ウイルスの感染被害が生じ、かつ、その感染被害が未曾有のものであることにかんがみ、特定B型肝炎ウイルス感染者に対し、給付金等を支給するための措置を講ずることにより、この感染被害の迅速かつ全体的な解決を図ろうとするもので、その主な内容は、
第一に、社会保険診療報酬支払基金は、特定B型肝炎ウイルス感染者またはその相続人に対し、病態に応じた額の給付金を支給すること、
第二に、支払基金は、特定B型肝炎ウイルス感染者のうち、症状が出ていない者に対し、B型肝炎の定期検査費用や母子感染防止医療費等を支給すること、
第三に、支払基金は、給付金等の支給に関する業務を行うこととし、その業務に要する費用に充てるため、基金を設けること、また、政府は、支払基金に対し、その業務に要する費用に充てるための資金を交付すること
です。
本案は、去る十一月二十九日本委員会に付託され、翌三十日小宮山厚生労働大臣から提案理由の説明を聴取し、本日、参考人から意見を聴取した後、政府に対して質疑を行いました。
質疑終局後、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会及び公明党の三会派より、支払基金に対して交付する資金については、平成二十四年度において必要な財政上及び税制上の措置を講じて、確保することとする修正案が、また、みんなの党より、死亡時から二十年または罹患してから二十年を経過した者に対しても、給付金を支給することができることとする修正案が提出され、両修正案について趣旨説明を聴取した後、みんなの党提出の修正案について内閣の意見を聴取いたしました。
次いで、討論、採決を行った結果、みんなの党提出の修正案は賛成少数をもって否決し、三会派共同提出の修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決し、本案は修正議決すべきものと決した次第です。
なお、本案に対して附帯決議を付することと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(横路孝弘君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。
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○議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。
午後二時八分散会
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出席国務大臣
厚生労働大臣 小宮山洋子君