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第4号 平成27年2月5日(木曜日)

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平成二十七年二月五日(木曜日)

    ―――――――――――――

  平成二十七年二月五日

    午後零時十分 本会議

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本日の会議に付した案件

 シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案(林幹雄君外十四名提出)


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    午後零時十二分開議

議長(町村信孝君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

橘慶一郎君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 林幹雄君外十四名提出、シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

議長(町村信孝君) 橘慶一郎君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(町村信孝君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案(林幹雄君外十四名提出)

議長(町村信孝君) シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案を議題といたします。

 提出者の趣旨弁明を許します。林幹雄君。

    ―――――――――――――

 シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔林幹雄君登壇〕

林幹雄君 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりましたシリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 今回、ISILによる非道、卑劣きわまりないテロ行為により、二人の我が国国民のとうとい生命が絶たれたことは、無念、痛恨のきわみであり、御家族の御心痛を思えば言葉もありません。

 このような暴挙は、我が国にとり到底許されるものではなく、強く非難するものであります。

 案文を朗読いたします。

    シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案

  今般、シリアにおいて、ISILが二名の邦人に対し非道、卑劣極まりないテロ行為を行ったことを強く非難する。

  このようなテロ行為は、いかなる理由や目的によっても正当化されないものである。我が国及び我が国国民は、テロリズムを断固として非難するとともに、決してテロを許さない姿勢を今後も堅持することをここに表明する。

  我が国は、中東・アフリカ諸国に対する人道支援を拡充し、国連安保理決議に基づいて、テロの脅威に直面する国際社会との連携を強め、これに対する取組を一層強化するよう、政府に要請する。

  さらに、政府に対し、国内はもとより、海外の在留邦人の安全確保に万全の対策を講ずるよう要請する。

  最後に、本件事案に対する我が国の対応を通じて、ヨルダンを始めとする関係各国が我が国に対して強い連帯を示し、解放に向けて協力してくれたことに対し、深く感謝の意を表明する。

  右決議する。

以上であります。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(町村信孝君) 採決いたします。

 本案を可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(町村信孝君) 全会一致。御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。

    〔起立、拍手〕

 この際、外務大臣から発言を求められております。これを許します。外務大臣岸田文雄君。

    〔国務大臣岸田文雄君登壇〕

国務大臣(岸田文雄君) このたびの事件によって、二名の日本人がテロの犠牲となられたことは、まことに無念、痛恨のきわみであります。非道、卑劣きわまりないテロ行為は、絶対に許すことはできません。我が国がテロに屈することは決してありません。

 ただいま採択されました御決議の趣旨を踏まえ、政府といたしましても、今後とも国内外の日本人の安全確保に万全の対策を講じてまいる所存であります。(拍手)

     ――――◇―――――

議長(町村信孝君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時十八分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       外務大臣  岸田 文雄君


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