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第43号 平成20年6月13日(金曜日)

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平成二十年六月十三日(金曜日)

    午後零時一分開議

 出席委員

   委員長 笹川  堯君

   理事 小此木八郎君 理事 根本  匠君

   理事 吉田六左エ門君 理事 竹下  亘君

   理事 三ッ林隆志君 理事 金子 恭之君

   理事 石田 祝稔君

      あかま二郎君    井脇ノブ子君

      大塚 高司君    奥野 信亮君

      亀岡 偉民君    清水清一朗君

      藤井 勇治君    御法川信英君

      若宮 健嗣君    谷口 和史君

      佐々木憲昭君

    …………………………………

   議長           河野 洋平君

   副議長          横路 孝弘君

   事務総長         駒崎 義弘君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 会期延長の件

 本日の本会議の議事に関する件


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     ――――◇―――――

笹川委員長 これより会議を開きます。

 開会に先立ち、民主党・無所属クラブ、社会民主党・市民連合、国民新党・そうぞう・無所属の会の各委員に理事をして出席を要請いたしましたが、いまだ出席されておりません。やむを得ず議事を進めます。

 まず、会期延長の件についてでありますが、昨十二日、自由民主党の伊吹幹事長、公明党の北側幹事長から、会期を六月十六日より六月二十一日まで六日間延長せられるよう議長においてお取り計らい願いたい旨の申し入れがありました。

 本件につきましては、先般来の理事会において種々御協議願ったのでありますが、いまだ各党の意見が一致するに至っておりません。

 また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましても、意見は一致いたしておりません。

 それでは、御協議願います。

 竹下亘君。

竹下委員 私は、会期を六日間延長することに大賛成というか、どうしてもやらなければならない、こう思っております。

 実は、アフガンの支援活動が中断をしたという事態が去年ございまして、そのときに私の友人の外国人と話しておりましたら、彼らの受けとめ方は、あれは日本の意思だろう、野党が反対したから云々というのは外国ではそうは受けとめられないよという厳しい御指摘を受けたことを今でも痛切に覚えておりまして、このたび、例えばASEANとのさまざまな条約等々、海外との約束というのは非常にそういう意味で重いんだということを痛感いたした次第でございます。

 本来ですと参議院の外交委員会でしかるべき処理をしていただければ何の問題もないわけでありますが、どうしてもそれがかなわないという状況が今続いておりますので、六日間の延長というのはぜひ必要だ、こう思います。

 以上でございます。

笹川委員長 佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 通常国会の会期を六日間延長するということに反対であります。

 延長の理由を、与党幹事長は、「議案の審議状況に鑑み、」としております。昨日の議運理事会で、これは具体的にどういうことかと質問したところ、与党筆頭は、参議院で審議中の条約六本を自然承認するために必要な期間を確保するためと説明をされました。審議をするためではなく、審議をしないで条約を自然承認するために会期を延長するというのは不見識であります。

 福田総理がASEANとのEPA協定の承認を要請したと言われていますが、条約の承認が大事だというなら、与党側は、その審議を進めるための努力を尽くすべきであります。各条約について一度の審議も行わず、ただ会期を消化し、三十日条項の憲法規定を使って、いわゆる自然承認を図っていく、これがまともな議会運営と言えるでしょうか。

 この間の国会運営は、極めて異常であります。与党側は、三十日規定、六十日みなし否決、三分の二の再議決などの規定を使って、衆議院における与党の多数議席という数の力で強引に法案成立を図ってきました。民主党の党略的対応にも問題があります。しかし、国会が、最大の任務である審議権を放棄し、徹底審議を通じた国民世論の合意形成の追求をないがしろにすることは、決して許されることではありません。

 このことを強調し、反対表明を終わりたいと思います。

笹川委員長 御意見を承りましたが、意見が一致いたしませんので、採決いたします。

 会期を六月十六日から六月二十一日まで六日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

笹川委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 本件は、本日の本会議において議長からお諮りいたします。

 なお、本件の採決は、起立採決をもって行います。

    ―――――――――――――

笹川委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時六分散会


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