衆議院

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第40号 平成22年6月16日(水曜日)

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平成二十二年六月十六日(水曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 松本 剛明君

   理事 高木 義明君 理事 松崎 公昭君

   理事 松木けんこう君 理事 手塚 仁雄君

   理事 横山 北斗君 理事 鷲尾英一郎君

   理事 逢沢 一郎君 理事 高木  毅君

   理事 遠藤 乙彦君

      石井  章君    菊田真紀子君

      黒田  雄君    高山 智司君

      橋本 清仁君    松崎 哲久君

      皆吉 稲生君    伊東 良孝君

      北村 茂男君    小泉進次郎君

      齋藤  健君    田中 和徳君

      橘 慶一郎君    佐々木憲昭君

      服部 良一君    山内 康一君

      下地 幹郎君

    …………………………………

   議長           横路 孝弘君

   副議長          衛藤征士郎君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

委員の異動

六月十六日

 辞任         補欠選任

  小泉進次郎君     北村 茂男君

  齋藤  健君     田中 和徳君

同日

 辞任         補欠選任

  北村 茂男君     小泉進次郎君

  田中 和徳君     齋藤  健君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 会期延長の件

 菅内閣不信任決議案(谷垣禎一君外五名提出)の取扱いに関する件

 永年在職議員として表彰された元議員中馬辰猪君逝去につき弔詞贈呈報告の件

 裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件

 各種委員等の選挙の件

 閉会中審査に関する件

 各委員会からの閉会中審査申出の件

 国会審議の活性化のための国会法等の一部を改正する法律案(小沢一郎君外六名提出)及び衆議院規則の一部を改正する規則案(小沢一郎君外六名提出)の閉会中審査に関する件

 本日の本会議の議事に関する件


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     ――――◇―――――

松本委員長 これより会議を開きます。

 まず、会期延長の件についてでありますが、本日、自由民主党・無所属の会の大島幹事長、公明党の井上幹事長、日本共産党の市田書記局長、社会民主党・市民連合の重野幹事長、みんなの党の江田幹事長、たちあがれ日本の園田幹事長、新党改革の荒井幹事長から、会期を六月十七日より六月二十五日まで九日間延長せられるよう議長においてお取り計らい願いたい旨の申し入れがありました。

 本件につきましては、理事会において種々御協議願ったのでありますが、いまだ各党の意見が一致するに至っておりません。

 また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましても、意見は一致いたしておりません。

 それでは、御協議願います。

 松木けんこう君。

松木委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、会期延長の件について意見表明をいたします。

 御案内のとおり、参議院議員の通常選挙は、公職選挙法第三十二条により、議員の任期が終わる日の前三十日以内に行うこととなっています。今回の改選対象議員の任期は七月二十五日までであります。十分な審議時間を確保することは極めて困難であります。

 また、野党の皆さんは、予算委員会開会のため会期を九日間延長せよとの申し入れでありますが、菅内閣は、六月八日の内閣発足以来、積極果敢に諸問題に取り組み、そしてまた、所信表明演説及び衆参本会議での代表質問等を通じて、積極的に国民への説明責任を果たそうとしております。

 したがって、私どもとしては、会期延長の件については賛成できません。

松本委員長 逢沢一郎君。

逢沢委員 私ども自由民主党は、今国会の会期を九日間延長することを提案し、強く主張をするものであります。

 国会後に予定をされております参議院議員選挙の日程等も念頭に置いた、まことに合理的な、また国民の利益にもかなう、また配慮した提案であるというふうに考えております。

 会期が残りわずかとなる中、突然、鳩山総理は政権を投げ出した。辞職をし、内閣が交代をする事態に至りました。しかし、鳩山辞任から菅総理の所信表明演説まで十日間もの政治空白が生じたことは、国民の皆さんも御存じのとおりであります。

 民主党の新しい樽床国対委員長は、国会対策委員長間の協議において、十日間もの政治空白を重く受けとめなくてはならない、我々としては代償は払わなくてはならないといった趣旨のことを述べたところであります。

 そして、樽床国対委員長は、会期を延長して予算委員会を両院で一日ずつ行うか、また、延長はしないが、クエスチョンタイム、党首討論会を開くかとの二案を提示いたしたわけでありますけれども、その後、まことに驚くべきことに、政治と金の問題で与野党幹事長会談が決裂したため、トータルとして協議が調わないとの全く意味不明、支離滅裂な理由を述べ、みずから提示した提案を一方的に破棄、撤回したわけであります。まことに言語道断の態度と厳しく指摘をしておかなくてはなりません。

 野党は、以前より、政治と金の問題、普天間問題等の外交、安保の問題、経済財政に加え、口蹄疫問題に関して予算委員会での十二分な質疑が必要である点で一致をし、現場はもちろんのこと、国対間、幹事長間で何度も国会の延長また予算委員会等の開会を要求し、六月十四日には、野党六党首が集まり、与野党党首会談を呼びかけたのであります。

 しかし、与党は、いわゆる鳩山問題、小沢問題、また石川、小林両議員の政治と金にまつわる問題、さらには荒井大臣などの疑惑隠し及び前政権の迷走と不作為を引きずる菅内閣のいわゆる政策隠しを図るため、連立を組む国民新党の郵政改革法案の審議要請すら受け付けず、まさに選挙目当てに、党利党略のもと、強引に会期を閉じようとしているのであります。

 会期途中で内閣が交代をしたとき、予算委員会を開かなかった事例はありません。まさに、このことは、国会の常識、憲政の常道とも言うべきことであります。

 我々は、予算委員会のための延長には応じると主張をいたしております。国民の前に開かれた論戦を交わすことなく閉会する行為は、まさに憲政の常道を無視するのみならず、国民を愚弄するもので、断じて容認することはできません。

 延長なしで国会を閉じるという判断は、事実上、与党の、菅政権の、民主党の審議拒否であると断じざるを得ないわけであります。

 メッキがはがれないうちに、ぼろが出ないうちに、幸い支持率が高いうちに、とにかく選挙だ、これが菅政権の、民主党の実態であります。党利党略、選挙至上主義、国民を全くなめ切った、愚弄し切った態度を厳しく反省すべきだ、そのことを強く申し上げておかなくてはなりません。

 予算委員会から逃げ回る民主党、予算委員会から逃げ回る菅政権の実態は、もはや白日のもとに明らかになってまいりました。

 場合によっては、このようにお考えなのかもしれない、マスコミや国民は大したことはない、予算委員会から逃げ回っても、怒りもほどほどだろう。そういったメディアや国民をなめ切った態度を民主党が持っている、菅政権が持っている、厳しくそのことも指摘をしておかなくてはならないわけであります。

 わずか衆参一日ずつの代表質問ではありましたけれども、菅政権が、政治姿勢の面でも、また政策展開の面でも、まことに危うい政権であるということは既に明らかになってまいりました。また、政治と金の問題については、発言とは全く正反対、非常に消極的な態度と姿勢に終始をしているということについても厳しく指摘をしておかなくてはならないわけであります。

 国会終了後には、大切な参議院議員選挙がございます。国民の皆さんが、有権者の皆様が正しい判断をするに必要な情報や材料がしっかりと国会論戦を通じて国民の皆様にもたらされる、また、そういった環境をしっかりつくるということが、我々与野党の議運に集う、これは与党、野党を超えた責務であるということをしっかりと私たちは認識をしなくてはなりません。

 菅総理という方は一体どういう政治家であり、どういう総理大臣なのか、どんな内閣なのか。今、国民、有権者の皆様が一番そのことを知りたがっているわけでございます。

 外交や安保について、経済や財政について、一つ一つのことについて、我々国民の代表たる野党が、あらゆる角度から予算委員会の現場において総理や閣僚の皆様に質問をさせていただく、そして、そのことに丁寧に答えていただく、その姿をしっかりと国民の皆様が聞いていただいて、参議院選挙に臨む判断の材料にしていただく。そのことは至極当然のことであり、今、最も国会が果たすべき役割であるということを改めて申し上げておきたいというふうに思うところであります。

 逃げの菅政権の姿勢、民主党の姿勢、予算委員会から逃げ回る与党、今の政権、厳しくその態度と姿勢を糾弾しなくてはなりません。

 改めて、自由民主党は、会期を九日間延長し、衆参少なくとも三日間ずつの予算委員会の開会に与党、菅政権が応ずることを強く求め、発言といたします。

松本委員長 遠藤乙彦君。

遠藤(乙)委員 公明党を代表いたしまして、会期延長問題につきまして発言をさせていただきます。

 公明党といたしましては、今回の会期につきまして、衆参両院における予算委員会を三日ずつ行うため、九日間の延長をすべきということを強く表明したいと思っております。

 本来、内閣が交代した場合、所信表明、代表質問にとどまらず、十分な予算委員会をやるというのは当然のことであり、憲政の常道であります。新政権としての方針、考え方、哲学、ビジョンを明確に国民に示す絶好の機会であり、当然のことと考えるわけであります。

 さらに、今回の通常国会におきます状況を考えますと、実態的に十分な理由があります。

 まず、現下、内外の国政の課題が山積をいたしております。

 ギリシャ危機に端を発する経済危機、特に雇用問題は大変深刻でありまして、国民は大変不安に陥れられております。

 また、外交、安全保障問題、普天間問題で大変国論が沸騰いたしました。日本の将来、外交、安全保障はいかにあるべきか、国民は強い問題意識を持ち、明確な考え方を求めているわけであります。

 さらに、口蹄疫の問題も、大変な危機管理の失態があり、大変国民を不安に陥れておる。特に、畜産業の将来にとっては大変深刻な事態にあるわけでありまして、これに対しても十分な論議が必要であります。

 さらにまた、社会保障や税制の問題といったテーマも大変重要な課題として浮上しており、さらには、政治の信頼の根底をなす政治と金の問題に対しても明確な議論が必要であると思っております。

 さらに、参議院選挙が間近に迫っていることもあり、これらの問題につきまして、与野党間の争点を明確にした上で選挙に臨むということが最もフェアな態度であると私たちは強く思うものであります。

 そしてまた、与党側に言わせますと、参議院選挙は通常選挙であるため日程が縛られている、したがって早く選挙をやるべきだという議論がありますが、これも全く何の根拠にもなりません。

 今回の参議院の改選組の任期は七月二十五日まででございますけれども、理論上は八月二十二日の選挙ということまで可能でありまして、十分な余地があるわけでありまして、通常選挙であるから期日を動かせない、七月十一日選挙でなければならないという理由は全くないわけでありまして、そこに何らの理由がないということを指摘したいと思っております。

 特に、今国会、与党側は大変強引な国会運営をやりまして、十度にわたる異常な強行採決を行いました。ところが、内閣が交代するや、一気にこの態度を転換しまして、すべて逃げの姿勢を示しておりまして、今回、六十三本の閣法のうちわずか三十五本しか成立しない見通しであり、何と五五・六%、史上最低の法案成立率でありまして、そういった意味でも、今回の強引な、異常な国会は何だったのかということは、与党議員の中にも強くそういった問題提起をする人がいるわけであります。

 そういった意味で、今回、三十六計逃げるが勝ちという、まさに逃げの姿勢以外の何物でもない、疑惑隠し、責任を放棄する、そういった姿勢の何物でもないと思うわけでありまして、強くそういった与党の姿勢を糾弾するとともに、ぜひとも、今国会、最低限九日間の会期延長を行い、十分な予算委員会での質疑を行うことを強く求めて、私の意見表明といたします。

松本委員長 佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 日本共産党を代表し、見解を述べさせていただきます。

 会期延長を野党側から申し入れるというのは極めて異例な事態であります。その重みをぜひ感じていただきたい。

 菅総理は、参議院選挙で信を問いたい、このように本会議で述べました。それならば、一問一答で国民の前に各党の主張を闘わせ、争点を明確にすることが求められているのであります。

 民主党は、先週末、こう提案をいたしました。党首討論を十六日に行うか、それとも会期を一日延長して、予算委員会を衆議院十六日、参議院十七日に開催するか、どちらかを選択してほしい、このように言いました。野党は、党首討論はすべての野党が参加できませんので、予算委員会を開くべきだ、このように主張して、一日では短過ぎる、こう述べたわけであります。

 ところが、今週になりまして、民主党は、突然、与野党の意見が一致しない、こういうことを理由に、みずから提案をしていた予算委員会の開会そのものを撤回し、予算委員会を開かない、こう態度を変えたのであります。余りにも乱暴だと言わなければなりません。

 この民主党の態度について、新聞各社は十五日付の社説で批判をしております。

 例えば、朝日新聞は、そもそも国会の会期延長をめぐる民主党の対応は、鳩山前政権までの悪弊を脱していない、一問一答形式で論戦を交わす機会を一度も設けないのでは、ぼろが出ないうちに参院選を迎えることをねらった党利党略と言われても仕方がない、こう指摘をしております。

 読売新聞は、質問と答弁が一方通行の代表質問では、双方の主張の共通点や差異が明らかにならない、一問一答形式で双方向の議論ができる予算委員会の審議でさらに論点を掘り下げる必要がある、民主党は会期延長に応じ、十分な審議時間を確保すべきだ。

 日経新聞は、予算委員会や党首討論の開催見送りは、新政権の考えをただす機会を失わせるだけに残念である、菅内閣の支持率が高いうちに参院選を迎えたいという民主党内の声を優先した形だが、政策論争が時間切れになっては困る、各党は重点公約の詰めを急ぎ、争点を明確にして参院選に臨んでほしい。

 産経新聞は、衆参両院で予算委員会を開かないとはどういうことか、立ち上がりから論戦を封じるような姿勢は、これまでの独善的な党運営が何ら変わっていないことを示していよう、このように指摘をしているわけであります。

 これらの主張は当然であります。民主党は、なぜそれほど議論を恐れるのでしょうか。普天間問題にしても、政治と金の問題にしても、まともな論戦に耐えられないということからではないでしょうか。

 新しい菅総理が選ばれたもとで、予算委員会での論戦抜きに国政選挙を行うというのは、この二十年来なかったことであります。金権隠しを行い、争点を隠したままで選挙をやり過ごそうというのは、余りにも国民を愚弄したものであり、絶対に許されない。

 与党の横暴に強く抗議をして、意見表明といたします。

松本委員長 御意見を承りましたが、意見が一致いたしませんので、採決いたします。

 会期を六月十七日から六月二十五日まで九日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手少数。よって、会期は延長しないものと議長に答申することに決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、本日、自由民主党・無所属の会の谷垣禎一君外五名から、菅内閣不信任決議案が提出されました。

 本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の赤澤亮正君が行います。

 討論につきましては、民主党・無所属クラブの鈴木克昌君から反対、自由民主党・無所属の会の大村秀章君、公明党の遠藤乙彦君、日本共産党の穀田恵二君から、それぞれ賛成討論の通告があります。

 討論時間は、鈴木克昌君、大村秀章君、遠藤乙彦君はおのおの十五分以内、穀田恵二君は七分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行います。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日の本会議の議事について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず、動議により、菅内閣不信任決議案を上程いたします。自民党の赤澤亮正さんが趣旨弁明を行います。次いで四人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。次いで記名投票をもって採決いたします。

 以上で暫時休憩となります。

    ―――――――――――――

 一、決議案の取扱いに関する件

  菅内閣不信任決議案(谷垣禎一君外五名提出)

   趣旨弁明      赤澤 亮正君(自民)

   討論通告

      反 対    鈴木 克昌君(民主)

      賛 成    大村 秀章君(自民)

      賛 成    遠藤 乙彦君(公明)

      賛 成    穀田 恵二君(共産)

   採決(記名)

    ―――――――――――――

松本委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

 この際、休憩いたします。

    午後零時二十分休憩

     ――――◇―――――

    午後五時三十五分開議

松本委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 まず、元議員逝去につき弔詞贈呈報告の件についてでありますが、去る四月十八日、永年在職議員として表彰された元議員中馬辰猪君が逝去されました。

 ここに謹んで哀悼の意を表します。

 弔詞につきましては、お手元の印刷物のとおりの特別弔詞を、理事各位の御了承を得まして、去る十日、議長から贈呈していただきましたので、御了承願います。

    ―――――――――――――

 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰され さきに地方行政委員長の要職につき また国務大臣の重任にあたられた従三位勲一等 中馬辰猪君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます

    ―――――――――――――

松本委員長 また、同君に対する弔詞は、再開後の本会議において、議長から贈呈の報告があり、弔詞を朗読されることになります。

 その際、議員の方は御起立願うことになっております。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件についてでありますが、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員である牧義夫君から辞職願が提出されております。

 本件は、再開後の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、各種委員等の選挙の件についてでありますが、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件が許可されましたならば、引き続き同予備員の選挙と国土審議会委員の選挙を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 この選挙は、その手続を省略して、議長において指名することになりますから、御了承願います。

 なお、後任の候補者として、民主党・無所属クラブから、お手元の印刷物にあります両君を届け出てまいっております。

    ―――――――――――――

 一、各種委員等の選挙の件

  裁判官弾劾裁判所裁判員予備員

   福田 昭夫君(民主) 職務を行う順序は第二順位

  国土審議会委員

   森本 哲生君(民主)

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日総務委員会の審査を終了した参議院提出の戦後強制抑留者に係る問題に関する特別措置法案、外務委員会の審査を終了した特権及び免除に関する日本国政府と国際移住機関との間の協定の締結について承認を求めるの件、国際再生可能エネルギー機関憲章の締結について承認を求めるの件、厚生労働委員会の審査を終了した参議院提出の母体保護法の一部を改正する法律案の各案件について、それぞれ委員長から緊急上程の申し出があります。

 まず、外務委員会の審査を終了した両件は、再開後の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 次に、ただいまの両件を除く両法律案は、再開後の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 この際、高木毅君から発言を求められておりますので、これを許します。高木毅君。

高木(毅)委員 動議を提出いたします。

 議院運営委員会に付託されている議員石川知裕君の議員辞職勧告に関する決議案及び議員小林千代美君の議員辞職勧告に関する決議案の両決議案を議題とし、審査を進め、採決の上、本日の本会議に上程されるよう望みます。

松本委員長 松崎公昭君。

松崎(公)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表しまして、議員石川知裕君及び小林千代美君の議員辞職勧告に関する決議案について意見表明をいたします。

 結論から申し上げれば、両決議案を本委員会の議題とし、さらに本会議に上程することに、民主党・無所属クラブとしては反対せざるを得ません。

 その最大の理由は、国会議員の出処進退は、最終的にはみずから判断すべきものであるからであります。

 憲法によって保障された国会議員の身分に関する問題は、当然のことながら、慎重に議論されるべきであり、拙速に結論を出すべきたぐいのものではございません。

 その上で、石川知裕君について申し上げれば、二月四日に起訴されたものの、初公判はいまだ行われておりません。石川知裕君は、司法の場において、いまだみずからの意見を主張する機会を与えられていないのであります。このような段階で、本院が本決議案に関する結論を出すことは、明らかに時期尚早であります。

 また、小林千代美君は、一昨日、みずから議員辞職する意向を表明しております。したがって、本院として、本決議案に関する結論を出す必要性は既に消失したと考えるべきであります。

 以上、ぜひとも各会派の御理解をいただきたいと考える次第でございます。

松本委員長 逢沢一郎君。

逢沢委員 発言をさせていただきます。

 まず、政治倫理綱領の一節を申し上げたいと思います。

  政治倫理の確立は、議会政治の根幹である。われわれは、主権者たる国民から国政に関する権能を信託された代表であることを自覚し、政治家の良心と責任感をもつて政治活動を行い、いやしくも国民の信頼にもとることがないよう努めなければならない。

 しかるに、石川知裕君は、小沢一郎前民主党幹事長の政治管理団体である陸山会による東京都世田谷区の土地購入をめぐり、平成十六年の収支報告書に虚偽の記載をした政治資金規正法違反容疑で本年一月十五日に逮捕され、二月四日に起訴されるに至りました。現職国会議員の起訴は極めて深刻な事態であり、政治に向けられる国民の視線は極度に厳しくなっております。

 収支報告書は、政治活動の公正さを確保するため、政治資金がどこから入り何に使われたのか、活動の実態を公表するものであって、偽りの記載をすることは、単なる形式犯にとどまらず、国民に対する許されざる背信行為であります。

 石川知裕君は、小沢前民主党幹事長の元秘書でありましたが、私が冒頭に読み上げました政治倫理綱領を制定した当時の議院運営委員長は、小沢一郎前幹事長であります。政治家に高い倫理観と廉潔性が求められる中で、本決議案が二月四日に提出されて以来、四カ月以上もたなざらしとなっております。松本議運委員長がみずから発言をされた適時適切な処理も行われないままに会期末を迎える事態は、許し難い国会の不作為であり、あってはならないことであります。

 先ほどの本会議における我が党の赤澤議員が、松本議運委員長の適時適切なときの決議案処理を約束したことが結局守られなかったことを指摘した際、その赤澤発言を、議場にあって松本議運委員長はにやにや笑みを浮かべて聞いておられたのであります。私は、まさに我が目を疑いました。私は、同時に大変残念に思ったわけであります。

 松本議運委員長は、結局、適時適切なときを決める勇気がなかった、いや、初めから判断するつもりはなかったのでしょう。今となっては、そう言わざるを得ないわけであります。

 松本委員長は、みずから衆議院の意思を表明する機会を封殺してしまった。衆議院の自浄作用、自浄能力を発揮する場を、機会をも奪ってしまったのであります。この罪は本当に深いと言わざるを得ないわけであります。

 松本委員長が本当に、真剣にこの辞職勧告決議案の取り扱いを考えておられたならば、少なくとも議場でにやにや笑われるということはなかったと思います。本当に残念でございますが、この松本委員長のにやにやの笑みが、この決議案をめぐる問題のすべてを物語っているように私には感じられます。

 私の届かぬ希望、願いでもございますけれども、少なくとも、松本委員長は赤澤発言を真剣に聞いていただきたかった。尊敬していた委員長であっただけに、一言申し上げておきたいと思います。

 小林千代美君は、さきの衆議院選挙において北海道教職員組合が陣営に対し違法献金を行った事件で、政治資金規正法違反に問われた元経理担当、団体としての北教組及び同委員長代理が起訴事実を認めて有罪判決を受けております。また、陣営の選対委員長代行であった元連合札幌会長が公職選挙法違反に問われて、一審で有罪判決、二審では控訴棄却されております。本件につき禁錮以上の刑が確定すれば小林千代美君には連座制が適用されるという、政治に対する信頼を大きく損ないかねない重大な状況であるということは御承知のとおりであります。

 六月二日の民主党両院議員総会において鳩山前総理は、普天間問題の行き詰まりや政治と金の疑惑を払拭できないことから、辞意を表明しました。その際、クリーンな民主党を目指すために小沢幹事長も職を辞すると述べ、同時に小林千代美君に対しても議員辞職を呼びかけたのでございます。

 党首が直接辞職を促すという、これ以上の辞職勧告はあり得ないにもかかわらず、小林千代美君は居座り続け、六月十四日の北教組及び委員長代理の有罪判決を受けて、ようやく辞職を表明するに至ったのであります。

 しかし、辞職そのものは国会閉会後であり、そこに補欠選挙をおくらせるための、まさに党利党略があるとすれば、無責任きわまりない対応であると厳しく糾弾しなくてはなりません。

 両決議案だけではなく、鳩山前総理や小沢幹事長に関する件、また荒井聰国務大臣の事務所費疑惑など、政治と金をめぐる問題について、政府・与党は背を向け続けてきており、野党が求める予算委員会の開催や証人喚問、資料提出に一切応じないまま会期を閉じようといたしております。

 自浄作用を発揮しようとしない姿勢は疑惑隠しそのものであり、我々は、立法府に籍を置く者として、国民の不信感を真剣に受けとめ、積極的に無責任の連鎖を断ち切るべきであります。

 本来であれば、石川、小林両君とも、みずから招いた政治不信の重大さを謙虚に受けとめ、本決議案によらずとも潔く議員辞職を決断すべきところでありますが、それができない、またなされない以上、この際、両決議案を議題とし、審査を進め、採決の上、本日の本会議に上程されるよう強く求めるものであります。

 また、この際、甘利明君に対して出された懲罰動議について一言申し上げたいと思います。

 議員甘利明君を懲罰委員会に付するの動議が、五月十四日、三井辨雄君外四名から提出をされたわけであります。この懲罰動議は、甘利議員、また甘利議員が所属をする自由民主党の名誉をいたずらに傷つける、いわゆる嫌がらせ、パフォーマンスと断ぜざるを得ないわけであります。

 事案は、国家公務員法の強行採決が行われた内閣委員会の現場で起こったわけであります。大勢の民主党議員が内閣委員会の部屋に押しかけておった状況は、お互いの記憶に新しいところであります。そこに三宅雪子議員、初鹿明博議員もおられました。この両議員は、内閣委員でないことは御案内のとおりであります。

 映像等で明らかなように、甘利明議員は直接三宅雪子議員に接触はいたしておりません。また、暴力を振るってはおりません。三宅雪子議員の、まさに自作自演の転倒であると断ずるについては、いささか慎重な調査が必要かと思うわけでありますが、映像からの心証によれば、多くの国民がそういった心証を持っていることも事実であります。

 しかし、その後、民主党はこの懲罰動議を出した後、どういう行動をとられたか。ただ単に出されただけであります。事実を解明しようとも、まさに出した会派としての説明をも何らしないまま、会期末の今日を迎えたのであります。一体何のために出したのか。まさに言いがかりとしか言いようがない懲罰動議であると結論づけざるを得ないわけであります。

 また、この動議は閉中審査扱いしないということが、結局、提出会派の民主党から提案をされました。継続にして、あくまで真実に迫ろう、そういう勇気も持ち合わせていなかったということも申し上げざるを得ないわけでございます。

 今からでも遅くはございません。大村議員に提出をした懲罰動議はその後わけもなく撤回をした、そういった経緯もございました。今からでも遅くはない。この懲罰動議を、甘利明君に対して、また所属会派自由民主党に対して、そして広く国民に対して謝罪の上、撤回をするということを強く求めるものでございます。

 以上、発言といたします。

松本委員長 遠藤乙彦君。

遠藤(乙)委員 ただいま議題となりました議員石川知裕君並びに議員小林千代美君の議員辞職勧告に関する決議案につきまして、公明党を代表して意見表明をいたします。

 公明党といたしましては、この両決議案に対する推移につきましては、遅きに失したと感じておりますけれども、せめて、今通常国会最終日の本会議に当たりますこの本会議に上程し、採決すべきものと強く訴えるものでございます。

 本来、この辞職勧告決議案は、強制的に議員の身分を奪うものではありません。議員がやめるか否かはあくまで本人の判断によるべきものでありますけれども、やはり立法府として、きちっとした一定の見識を示し、基準を示すことは何よりも重要なことであり、政治と金の問題、国民の信頼を回復する上においては不可欠のことであると考えるわけであります。

 従来からも、例えば逮捕、起訴の時点で間髪を入れず、こういった決議案が成立をしております。また、小林千代美君の場合にも、控訴審の棄却があった段階で、間髪を入れず、こういった決議案を成立させるのが本来の筋であると考えているところでございます。まさに今、多数を頼んでこの決議案を握りつぶすということは、憲政史上重大な汚点を残すということをぜひ御理解いただきたいと思っております。

 もう一点。六月二日の民主党の両院総会におきましては、鳩山前総理からも、クリーンな民主党をつくろう、そういった呼びかけがありまして、大変な万雷の拍手があったわけであります。その舌の根も乾かぬうちにこういった決議案を握りつぶすことは、まさに言行不一致であり、政治と金の一丁目一番地の問題をそもそも否定するわけでありまして、そういったことを、ぜひとも皆さんは、与党の方々は自覚をしていただきたい、強くそのことを訴えるものであります。

 ぜひとも、この本会議におきまして本件を上程し、採決することを強く望むものであります。

 以上です。

松本委員長 それでは、高木毅君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手少数。よって、高木毅君の動議は否決されました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、今国会、本委員会に付託になりました請願は、四種十五件であります。

 各請願の取り扱いにつきましては、理事会の協議により、委員会の採否の決定は保留することになりましたので、御了承願います。

 なお、本委員会に参考のため送付されました陳情書は、お手元に配付のとおり一件であります。

 また、本委員会に参考のため送付されました意見書は、お手元に配付のとおり九件であります。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。

 まず、川崎二郎君外四名提出の議員石川知裕君の議員辞職勧告に関する決議案及び川崎二郎君外五名提出の議員小林千代美君の議員辞職勧告に関する決議案につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手少数。よって、両案は閉会中審査の申し出をしないことに決定いたしました。

 次に、

 国会法等改正に関する件

 議長よりの諮問事項

 その他議院運営委員会の所管に属する事項

以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、各委員会からの閉会中審査申出の件についてでありますが、国家基本政策委員会及び懲罰委員会を除く内閣委員会外十四常任委員会並びに災害対策特別委員会外六特別委員会から、お手元の印刷物のとおり閉会中審査の申し出が参っております。

    ―――――――――――――

  第百七十四回国会各委員会閉会中審査申出案件

 内閣委員会

  一、政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案(内閣提出第一三号)

  二、地域住民等による安全で安心して暮らせるまちづくりの推進に関する法律案(井上信治君外三名提出、第百七十三回国会衆法第一一号)

  三、死因究明推進法案(下村博文君外五名提出、衆法第三〇号)

  四、国家公務員法の一部を改正する法律案(井上信治君外六名提出、衆法第三二号)

  五、内閣の重要政策に関する件

  六、栄典及び公式制度に関する件

  七、男女共同参画社会の形成の促進に関する件

  八、国民生活の安定及び向上に関する件

  九、警察に関する件

 総務委員会

  一、地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出第五六号)(参議院送付)

  二、国と地方の協議の場に関する法律案(内閣提出第五七号)(参議院送付)

  三、地方自治法の一部を改正する法律案(内閣提出第五八号)(参議院送付)

  四、行政機構及びその運営に関する件

  五、公務員の制度及び給与並びに恩給に関する件

  六、地方自治及び地方税財政に関する件

  七、情報通信及び電波に関する件

  八、郵政事業に関する件

  九、消防に関する件

 法務委員会

  一、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(高市早苗君外三名提出、第百七十三回国会衆法第五号)

  二、裁判所の司法行政に関する件

  三、法務行政及び検察行政に関する件

  四、国内治安に関する件

  五、人権擁護に関する件

 外務委員会

  一、国際情勢に関する件

 財務金融委員会

  一、保険業法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第六四号)

  二、財政に関する件

  三、税制に関する件

  四、関税に関する件

  五、外国為替に関する件

  六、国有財産に関する件

  七、たばこ事業及び塩事業に関する件

  八、印刷事業に関する件

  九、造幣事業に関する件

  一〇、金融に関する件

  一一、証券取引に関する件

 文部科学委員会

  一、スポーツ基本法案(森喜朗君外五名提出、衆法第二九号)

  二、教育公務員特例法の一部を改正する法律案(下村博文君外三名提出、衆法第四号)

  三、文部科学行政の基本施策に関する件

  四、生涯学習に関する件

  五、学校教育に関する件

  六、科学技術及び学術の振興に関する件

  七、科学技術の研究開発に関する件

  八、文化、スポーツ振興及び青少年に関する件

 厚生労働委員会

  一、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出第六〇号)

  二、予防接種法及び新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法の一部を改正する法律案(内閣提出第五四号)(参議院送付)

  三、国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律案(内閣提出第四一号)

  四、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律案(馳浩君外四名提出、第百七十三回国会衆法第六号)

  五、国等による障害者就労施設からの物品等の調達の推進等に関する法律案(田村憲久君外六名提出、第百七十三回国会衆法第一二号)

  六、厚生労働関係の基本施策に関する件

  七、社会保障制度、医療、公衆衛生、社会福祉及び人口問題に関する件

  八、労使関係、労働基準及び雇用・失業対策に関する件

 農林水産委員会

  一、農林漁業者等による農林漁業の六次産業化の促進に関する法律案(内閣提出第五〇号)

  二、国産の農林水産物の消費を拡大する地産地消等の促進に関する法律案(山本拓君外四名提出、衆法第二一号)

  三、農業等の有する多面的機能の発揮を図るための交付金の交付に関する法律案(加藤紘一君外四名提出、衆法第三五号)

  四、農林水産関係の基本施策に関する件

  五、食料の安定供給に関する件

  六、農林水産業の発展に関する件

  七、農林漁業者の福祉に関する件

  八、農山漁村の振興に関する件

 経済産業委員会

  一、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第四九号)

  二、経済産業の基本施策に関する件

  三、資源エネルギー及び原子力安全・保安に関する件

  四、特許に関する件

  五、中小企業に関する件

  六、私的独占の禁止及び公正取引に関する件

  七、鉱業等に係る土地利用の調整に関する件

 国土交通委員会

  一、高速自動車国道法及び道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する等の法律案(内閣提出第五一号)

  二、賃借人の居住の安定を確保するための家賃債務保証業の業務の適正化及び家賃等の取立て行為の規制等に関する法律案(内閣提出第三六号)(参議院送付)

  三、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第三七号)(参議院送付)

  四、国際海陸一貫運送コンテナの自動車運送の安全確保に関する法律案(内閣提出第四二号)

  五、航空法の一部を改正する法律案(内閣提出第四八号)

  六、離島の振興に関する施策の拡充のための離島振興法等の一部を改正する法律案(武部勤君外四名提出、衆法第三三号)

  七、離島航路航空路整備法案(武部勤君外四名提出、衆法第三四号)

  八、北海道観光振興特別措置法案(佐田玄一郎君外五名提出、衆法第一一号)

  九、国土交通行政の基本施策に関する件

  一〇、国土計画、土地及び水資源に関する件

  一一、都市計画、建築及び地域整備に関する件

  一二、河川、道路、港湾及び住宅に関する件

  一三、陸運、海運、航空及び観光に関する件

  一四、北海道開発に関する件

  一五、気象及び海上保安に関する件

 環境委員会

  一、環境影響評価法の一部を改正する法律案(内閣提出第五五号)(参議院送付)

  二、低炭素社会づくり推進基本法案(野田毅君外四名提出、衆法第七号)

  三、気候変動対策推進基本法案(江田康幸君提出、衆法第一五号)

  四、環境の基本施策に関する件

  五、地球温暖化の防止及び低炭素社会の構築に関する件

  六、循環型社会の形成に関する件

  七、自然環境の保護及び生物多様性の確保に関する件

  八、公害の防止及び健康被害の救済に関する件

  九、公害紛争の処理に関する件

 安全保障委員会

  一、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第二七号)

  二、国際平和協力法案(中谷元君外四名提出、衆法第二四号)

  三、国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案(中谷元君外四名提出、衆法第二五号)

  四、自衛隊法の一部を改正する法律案(小野寺五典君外七名提出、衆法第三一号)

  五、国の安全保障に関する件

 予算委員会

  一、予算の実施状況に関する件

 決算行政監視委員会

  一、平成二十年度一般会計歳入歳出決算

    平成二十年度特別会計歳入歳出決算

    平成二十年度国税収納金整理資金受払計算書

    平成二十年度政府関係機関決算書

  二、平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書

  三、平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書

  四、平成二十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(承諾を求めるの件)(第百七十三回国会、内閣提出)

  五、平成二十年度特別会計予算総則第七条第一項の規定による経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(承諾を求めるの件)(第百七十三回国会、内閣提出)

  六、平成二十一年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)

  七、平成二十一年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)

  八、平成二十一年度特別会計予算総則第七条第一項の規定による経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)(承諾を求めるの件)

  九、平成二十一年度特別会計予算総則第七条第一項の規定による経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)(承諾を求めるの件)

  一〇、平成二十年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書(承諾を求めるの件)(第百七十三回国会、内閣提出)

  一一、歳入歳出の実況に関する件

  一二、国有財産の増減及び現況に関する件

  一三、政府関係機関の経理に関する件

  一四、国が資本金を出資している法人の会計に関する件

  一五、国が直接又は間接に補助金、奨励金、助成金等を交付し又は貸付金、損失補償等の財政援助を与えているものの会計に関する件

  一六、行政監視に関する件

 議院運営委員会

  一、国会法等改正に関する件

  二、議長よりの諮問事項

  三、その他議院運営委員会の所管に属する事項

 災害対策特別委員会

  一、津波対策の推進に関する法律案(二階俊博君外六名提出、衆法第二八号)

  二、災害対策に関する件

 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会

  一、政治資金規正法及び政党助成法の一部を改正する法律案(大口善徳君提出、第百七十三回国会衆法第三号)

  二、政党助成法の一部を改正する法律案(林幹雄君外四名提出、衆法第二号)

  三、公職選挙法の一部を改正する法律案(村田吉隆君外四名提出、衆法第一八号)

  四、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件

 沖縄及び北方問題に関する特別委員会

  一、沖縄及び北方問題に関する件

 青少年問題に関する特別委員会

  一、青少年問題に関する件

 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会

  一、海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する件

 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

  一、北朝鮮による拉致問題等に関する件

 消費者問題に関する特別委員会

  一、消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策に関する件

    ―――――――――――――

松本委員長 各件は、再開後の本会議において閉会中審査の議決をするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、未だ委員会に付託されていない議案の閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。

 小沢一郎君外六名提出の国会審議の活性化のための国会法等の一部を改正する法律案及び衆議院規則の一部を改正する規則案は、議院運営委員会において閉会中審査することとし、再開後の本会議においてその議決をするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、閉会中、各委員会から委員派遣承認申請書が提出されてまいりましたならば、議長において、議院運営委員長と協議の上、これを決定することに御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、今国会が閉会になりましても、本委員会に設置いたしました各小委員会は、いずれも引き続き存置することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、閉会中の理事、小委員及び小委員長の辞任並びに補欠選任につきましては、委員長に御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、再開後の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、議長から、永年在職議員として表彰されました故元議員中馬辰猪先生に対する弔詞贈呈の報告がございまして、議長が弔詞を朗読されます。

 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件についてお諮りをいたします。

 辞職の件が許可されましたならば、引き続いて各種委員等の選挙を行います。これらの選挙は、動議により、いずれも手続を省略して、議長において指名されることになります。

 次に、動議により、総務委員会の法律案を緊急上程いたします。近藤総務委員長の報告がございまして、全会一致でございます。

 次に、外務委員会の二条約を緊急上程いたしまして、鈴木外務委員長の報告がございます。両件を一括して採決いたします。

 次に、厚生労働委員会の法律案を緊急上程いたします。鉢呂厚生労働委員長の報告がございまして、全会一致でございます。

 次に、閉会中審査の件について議長からお諮りをいたします。採決は、お手元の印刷物にございますように六回となります。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

   閉会中審査の件の採決順序

 1 文部科学委員会から申出の

    教育公務員特例法の一部を改正する法律案(下村博文君外三名提出)

   厚生労働委員会から申出の

    障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律案(第百七十三回国会、馳浩君外四名提出)

   安全保障委員会から申出の

    国際平和協力法案(中谷元君外四名提出)

    国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案(中谷元君外四名提出)

    自衛隊法の一部を改正する法律案(小野寺五典君外七名提出)

              反対 共産、社民

 2 内閣委員会から申出の

    政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

    国家公務員法の一部を改正する法律案(井上信治君外六名提出)

   総務委員会から申出の

    地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出、参議院送付)

    国と地方の協議の場に関する法律案(内閣提出、参議院送付)

    地方自治法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

   厚生労働委員会から申出の

    労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)

    国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

   経済産業委員会から申出の

    私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

   国土交通委員会から申出の

    高速自動車国道法及び道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する等の法律案(内閣提出)

   安全保障委員会から申出の

    防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

                 反対 共産

 3 内閣委員会から申出の

    地域住民等による安全で安心して暮らせるまちづくりの推進に関する法律案(第百七十三回国会、井上信治君外三名提出)

   法務委員会から申出の

    児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(第百七十三回国会、高市早苗君外三名提出)

                 反対 社民

 4 国土交通委員会から申出の

    離島の振興に関する施策の拡充のための離島振興法等の一部を改正する法律案(武部勤君外四名提出)

    離島航路航空路整備法案(武部勤君外四名提出)

    北海道観光振興特別措置法案(佐田玄一郎君外五名提出)

                 反対 国民

 5 各委員会から申出の案件中1ないし4を除くその他の案件

                  全会一致

 6 議院運営委員会の申出による議院運営委員会における閉会中審査議案の

    国会審議の活性化のための国会法等の一部を改正する法律案(小沢一郎君外六名提出)

    衆議院規則の一部を改正する規則案(小沢一郎君外六名提出)

    ―――――――――――――

松本委員長 それでは、本会議は、午後六時予鈴、午後六時十分から再開いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後五時五十七分散会


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