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第1号 平成13年10月11日(木曜日)

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本小委員会は平成十三年九月二十七日(木曜日)委員会において、設置することに決した。

十月一日

 本小委員は委員長の指名で、次のとおり選任された。

      上川 陽子君    佐田玄一郎君

      七条  明君    福井  照君

      松宮  勲君    長浜 博行君

      三井 辨雄君    漆原 良夫君

      石原健太郎君

十月一日

 佐田玄一郎君が委員長の指名で、小委員長に選任された。

平成十三年十月十一日(木曜日)

    午後二時三十分開議

 出席小委員

   小委員長 佐田玄一郎君

      上川 陽子君    福井  照君

      吉野 正芳君    長浜 博行君

      三井 辨雄君    漆原 良夫君

      石原健太郎君

    …………………………………

   議院運営委員       児玉 健次君

   議院運営委員       保坂 展人君

   議院運営委員       小池百合子君

   事務総長         谷  福丸君

   警務部長         井上 茂男君

    ―――――――――――――

十月十一日

 小委員七条明君同日委員辞任につき、その補欠として吉野正芳君が委員長の指名で小委員に選任された。

同日

 小委員吉野正芳君同日委員辞任につき、その補欠として七条明君が委員長の指名で小委員に選任された。

同日

 小委員漆原良夫君同日委員辞任につき、その補欠として漆原良夫君が委員長の指名で小委員に選任された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 国会関連施設の警備強化の件




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     ――――◇―――――

佐田小委員長 ただいまから院内の警察及び秩序に関する小委員会を開会いたします。

 私が、この小委員会の小委員長佐田玄一郎でございます。よろしくお願いします。

 本日、本小委員会を開会いたしましたのは、院内等警備のあり方について御協議願いたいと考え、御参集いただきました。

 本日の案件は、国会関連施設の警備強化の件であります。

 現在、事務局警務部で検討いたしておりますが、進捗状況について事務当局の説明を求めます。警務部長。

井上参事 御説明申し上げます。

 衆議院における警備体制について、これまでも、議事堂各門及び外周にセンサー、監視カメラ等のセキュリティー機器の設置、記章帯用カードの導入、各門における衛視の増員配置などを通じて、その警備強化に努めてまいりました。

 しかしながら、去る九月十一日、アメリカで前代未聞の同時多発テロが発生し、日本におけるテロ行為の可能性も増大している現状にかんがみ、現行の警備体制を見直すなど、所要の措置を講ずる必要が出てまいりました。

 そこで、事件・事故の防止または回避策及びそれらが起きた場合に被害を最小限にとどめるための方策について提案させていただき、あわせて、委員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 それでは、警備強化(案)の概要について御説明いたします。

 まず最初に、傍聴及び参観の取り扱いについてであります。

 議員紹介による本会議傍聴及び参観の取り扱いにつきましてはこれまでと同様でありますが、議員紹介のない者の傍聴及び参観につきましては、当分の間、これを中止することとしております。

 なお、参観人については、新たにゲート式の金属探知機を通っていただくこととしております。

 次に、国会警備の第一の目的は、不法侵入者を阻止することであります。このため、各門及び各出入り口における記章及び帯用カードの厳重な点検を実施することとしており、車両で入構する場合は、一台ごとに一時停止を願い、点検を確実なものにすることといたしております。

 次に、院内等への爆発物ほか危険物等の持ち込みについてでありますが、これは絶対に阻止する必要がございます。爆発物等不審物の持ち込みを阻止するため、正門、南門において、サーチミラーを用い、不審車両の点検を実施することとしております。

 次に、お手元の資料の二枚目に、各議員宿舎警備強化の内容がまとめてございます。これは、各宿舎の所轄警察署からの回答を簡単にまとめたものであります。

 青山宿舎につきましては、従来は、宿舎の一階部分に警察官が一時間に一回立ち寄りの上、異常なき場合は押印して対応してまいりました。

 事件以後は、遊撃隊二台のマイクロ車両で、二名一組とし、青山宿舎を中心に二十四時間警らということで、新たな強化策を実施しております。

 赤坂宿舎につきましては、従来は、門内のいわゆるポリスボックスに一名、一時間交代で二十四時間の立番警戒をしております。

 事件後は、強化策として、パトロールカーによるパトロールを一時間に一回、また、別途、パトロールカーにより、赤坂宿舎を集中的に警らしております。

 九段宿舎におきましては、従来は、門内のポリスボックス一名、一時間交代で立番をしておりましたが、強化策といたしまして、パトロールカーにより、九段宿舎を重要防護対象とし、幹部により、時間を決めないランダム警備を新たに行っております。

 高輪宿舎におきましては、従来は、門内のポリスボックスに二名体制、二十四時間体制でありますが、これに加えて、新たに強化策として、ポリスボックスに警察官を一名増員し、三名体制としております。それから、夕刻の十七時から翌朝午前九時までは二名一組で、中庭庭園等を警備しております。それから、宿舎正門の門扉を片側閉鎖いたしまして、かつ、開門部分についても車両どめにより入構規制をかけております。

 これが、四議員宿舎の警備強化策でございます。

 それから、お手元の資料の三枚目につきましては、衆議院内におけるこれからの警備を強化するための機器の整備計画をまとめてございます。

 以上が、国会関連施設の警備強化(案)についての概要でございます。

 何とぞよろしく御検討くださるようお願いいたします。

佐田小委員長 ただいま警務部長から説明があった国会関連施設の警備強化の件について、各党から御意見を賜りたいと思います。

 これより懇談に入ります。

    〔午後二時三十五分懇談に入る〕

    〔午後二時五十八分懇談を終わる〕

佐田小委員長 これにて懇談を閉じます。

 お諮りいたします。

 国会関連施設の警備強化の件については、ただいま御協議いただきましたことを踏まえ実施いたしたいと存じます。詳細につきましては小委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐田小委員長 御異議なしと認めます。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後二時五十九分散会




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