衆議院

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第2号 平成22年3月19日(金曜日)

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平成二十二年三月十九日(金曜日)

    午前九時三十分開議

 出席委員

   委員長 牧野 聖修君

   理事 岡本 英子君 理事 中林美恵子君

   理事 萩原  仁君 理事 橋本 清仁君

   理事 畑  浩治君 理事 西野あきら君

   理事 富田 茂之君

      井戸まさえ君    石田 三示君

      太田 和美君    柿沼 正明君

      笠原多見子君    川越 孝洋君

      木内 孝胤君    桑原  功君

      古賀 敬章君    首藤 信彦君

      高井 崇志君    高野  守君

      中後  淳君    花咲 宏基君

      平山 泰朗君    福田 昭夫君

      森本 哲生君    横山 北斗君

      吉田  泉君    和嶋 未希君

      赤澤 亮正君    石田 真敏君

      石原 伸晃君    岸田 文雄君

      菅  義偉君    二階 俊博君

      鳩山 邦夫君    松野 博一君

      井上 義久君    佐々木憲昭君

      阿部 知子君

    …………………………………

   総務大臣         原口 一博君

   国務大臣

   (国家公安委員会委員長) 中井  洽君

   総務副大臣        渡辺  周君

   総務大臣政務官      階   猛君

   衆議院調査局第二特別調査室長           岩尾  隆君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月十九日

 辞任         補欠選任

  金子 健一君     石田 三示君

  福島 伸享君     高野  守君

  吉田 公一君     木内 孝胤君

  武部  勤君     石田 真敏君

  中島 隆利君     阿部 知子君

同日

 辞任         補欠選任

  石田 三示君     金子 健一君

  木内 孝胤君     吉田 公一君

  高野  守君     福島 伸享君

  石田 真敏君     武部  勤君

  阿部 知子君     中島 隆利君

    ―――――――――――――

二月十九日

 永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対することに関する請願(下村博文君紹介)(第二三二号)

三月十日

 永住外国人への地方参政権付与の法制化反対に関する請願(金子一義君紹介)(第三五〇号)

 同(稲田朋美君紹介)(第四八〇号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件(第四十五回衆議院議員総選挙の結果等概要)


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     ――――◇―――――

牧野委員長 これより会議を開きます。

 この際、総務大臣、総務副大臣及び総務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。原口総務大臣。

原口国務大臣 おはようございます。総務大臣を拝命いたしました原口一博でございます。

 衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会の御審議に先立ち、一言ごあいさつ申し上げますとともに、選挙制度等に関する当面の重要課題について申し上げます。

 本年は、参議院議員通常選挙が実施されます。中央選挙管理会や都道府県、市町村等と連携協力して、公正かつ効率的な選挙の管理執行に万全を期してまいります。あわせて、ルールを守ったきれいな選挙の推進等、さまざまな啓発活動を積極的に展開してまいります。

 選挙制度のうち、投票制度につきましては、選挙人の投票しやすい環境を整えるため、平成十五年六月、期日前投票制度を創設しました。

 平成二十一年八月の衆議院議員総選挙の期日前投票者数は、約一千四百万人となっております。今後とも、駅構内等、頻繁に人の往来がある施設への期日前投票所の設置等、本制度の一層の活用を支援してまいります。

 また、投票所の段差解消のためのスロープ設置等、高齢者等に配慮した各選挙管理委員会の取り組みを推進してまいります。

 今後とも、各党各会派における幅広い御議論も踏まえながら、選挙人の投票環境の向上に取り組んでまいります。

 選挙運動に係る規制につきましては、候補者の政見を選挙人に広く周知するとともに、金のかからない選挙を実現するといった観点から、これまでも、各党各会派における御議論を経て、幾多の改正がなされてきたところです。

 近年では、インターネットを使用した選挙運動の解禁等に向けた御議論が行われております。これらは、選挙運動のあり方という、いわば選挙の土俵づくりにかかわる事柄であり、各党各会派で御議論いただきたいと存じます。

 政治資金制度につきましては、平成十九年十二月の政治資金規正法改正により、国会議員関係政治団体に係る収支報告等について、登録政治資金監査人による政治資金監査の義務づけ、支出の明細を記載する金額の引き下げ、少額領収書の公開に関する特例制度が設けられました。

 これらは、平成二十一年分の収支報告から適用されることとなっており、収支報告書の要旨の公表や少額領収書の公開に関する事務の適切な運用に取り組んでまいります。

 政治資金制度のあり方については、政治団体の政治活動の自由と密接に関連する事柄であり、国民の政治に対する信頼の確立を目指し、各党各会派で御議論いただきたいと存じます。

 以上、選挙制度等に関する当面の重要課題を申し上げました。

 副大臣、大臣政務官とともに、今後とも、公正かつ明るい選挙の実現に向けて最大限の努力を重ねていく所存でありますので、牧野委員長を初め、理事、委員の皆様方の御指導を心からお願い申し上げます。

 ありがとうございます。(拍手)

牧野委員長 次に、渡辺総務副大臣。

渡辺副大臣 おはようございます。総務副大臣を拝命いたしました渡辺周でございます。

 原口大臣を補佐し、政治の信頼醸成のため全力を尽くしてまいります。牧野委員長を初め、理事、委員の皆様方の格段の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。(拍手)

牧野委員長 次に、階総務大臣政務官。

階大臣政務官 おはようございます。総務大臣政務官を拝命いたしました階猛と申します。

 私も、原口総務大臣、それから渡辺周副大臣を補佐して、しっかり頑張ってまいります。皆様の御指導、御鞭撻、よろしくお願いいたします。(拍手)

     ――――◇―――――

牧野委員長 次に、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件について調査を進めます。

 昨年八月に行われました第四十五回衆議院議員総選挙及び第二十一回最高裁判所裁判官国民審査の結果の概要について、政府から説明を求めます。原口総務大臣。

原口国務大臣 この機会に、第四十五回衆議院議員総選挙及び第二十一回最高裁判所裁判官国民審査の結果の概要について御報告申し上げます。

 御承知のとおり、今回の選挙は、平成二十一年七月二十一日に衆議院が解散されたことによる総選挙で、選挙すべき議員の数は、小選挙区選挙で三百人、比例代表選挙で百八十人、合計四百八十人でした。

 また、今回の選挙から、在外選挙について、小選挙区選挙も対象となりました。

 選挙当日の有権者数は約一億三百九十五万人で、前回の総選挙に比べ約八十八万人増加し、過去最高となっております。

 次に、投票の状況について申し上げます。

 八月三十日の投票日は、東日本においては曇りまたは小雨、西日本においては晴れまたは曇りの天気でした。

 投票率は、小選挙区選挙で六九・二八%、比例代表選挙で六九・二七%で、これは、前回に比べそれぞれ一・七七ポイント及び一・八一ポイント上昇し、小選挙区比例代表並立制が導入された平成八年の総選挙以降では最高となっております。

 次に、立候補の状況について申し上げます。

 小選挙区選挙については、候補者数は千百三十九人で、競争率は三・八〇倍でした。

 比例代表選挙については、名簿を届け出た政党は十一選挙区で十二政党、その届け出名簿に登載された候補者数は八百八十八人で、競争率は四・九三倍でした。このうち、小選挙区選挙に届け出がなされた重複立候補者は六百五十三人でした。

 この結果、小選挙区選挙及び比例代表選挙の合計の候補者数は千三百七十四人で、前回の千百三十一人に比べ二百四十三人の増加となりました。

 次に、当選人の状況について申し上げます。

 党派別に申し上げますと、民主党は小選挙区選挙で二百二十一人、比例代表選挙で八十七人、合計三百八人、自由民主党は小選挙区選挙で六十四人、比例代表選挙で五十五人、合計百十九人、公明党は比例代表選挙で二十一人、日本共産党は比例代表選挙で九人、社会民主党は小選挙区選挙で三人、比例代表選挙で四人、合計七人、みんなの党は小選挙区選挙で二人、比例代表選挙で三人、合計五人、国民新党は小選挙区選挙で三人、新党日本は小選挙区選挙で一人、新党大地は比例代表選挙で一人で、無所属は小選挙区選挙で六人となっております。

 なお、女性の当選人は五十四人で、前回に比べ十一人増加し、過去最多となっております。

 次に、党派別の得票率の状況について申し上げます。

 小選挙区選挙では、民主党四七・四三%、自由民主党三八・六八%、公明党一・一一%、日本共産党四・二二%、社会民主党一・九五%、みんなの党〇・八七%、国民新党一・〇四%、新党日本〇・三一%、改革クラブ〇・〇五%、その他無所属を含め四・三四%となっております。

 また、比例代表選挙では、民主党四二・四一%、自由民主党二六・七三%、公明党一一・四五%、日本共産党七・〇三%、社会民主党四・二七%、みんなの党四・二七%、国民新党一・七三%、新党日本〇・七五%、新党大地〇・六二%、改革クラブ〇・〇八%、その他二政党合わせて〇・六六%となっております。

 最後に、最高裁判所裁判官の国民審査の状況について申し上げます。

 今回の国民審査は、前回の国民審査以降に任命された九人の裁判官について行われたものです。

 国民審査の結果は、罷免を可とする投票が有効投票の七・七三%ないし六・〇〇%で、罷免を可としない投票の数より少なく、したがって、審査に付された全裁判官が国民の信任を受けました。

 以上をもちまして、今回の衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の結果の概要について御報告を終わります。

牧野委員長 次に、第四十五回衆議院議員総選挙違反検挙・警告状況について説明を求めます。中井国家公安委員会委員長。

中井国務大臣 国家公安委員会委員長の中井洽でございます。

 平成二十一年八月三十日に行われた第四十五回衆議院議員総選挙における違反行為の取り締まり状況について御報告いたします。

 警察庁において、選挙期日後九十日の平成二十一年十一月二十八日現在で集計しました数字は、お手元に資料としてお配りしてあります表に示したとおりでございます。

 検挙状況は、総数で二百九十五件、五百七十一人となっておりまして、前回の総選挙における同時期の二百五十八件、五百七十九人と比べますと、件数は三十七件増加しておりますが、人数は八人減少しております。

 罪種別に申しますと、買収百八十三件、四百三十五人、自由妨害三十件、二十九人、文書違反十三件、二十六人、詐偽投票二十八件、三十五人、投票偽造七件、十九人、その他三十四件、二十七人となっておりまして、買収が検挙事件のうち、件数で六二・〇%、人数で七六・二%を占め、最も多くなっております。

 次に、警告状況を申し上げますと、総数が三千四百二十一件でございまして、前回の二千八百七十九件と比べ、五百四十二件増加しております。

 なお、警告事案のほとんどは文書関係についてのものでありまして、総件数の九六・九%を占めております。

 以上、御報告申し上げます。

牧野委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十二分散会


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