衆議院

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第2号 平成22年10月26日(火曜日)

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平成二十二年十月二十六日(火曜日)

    午後零時二十分開議

 出席委員

   委員長 松崎 公昭君

   理事 青木  愛君 理事 階   猛君

   理事 手塚 仁雄君 理事 松崎 哲久君

   理事 柚木 道義君 理事 赤澤 亮正君

   理事 西野あきら君 理事 富田 茂之君

      相原 史乃君    石井登志郎君

      大山 昌宏君    岡田 康裕君

      柿沼 正明君    笠原多見子君

      川越 孝洋君    桑原  功君

      小室 寿明君    田中美絵子君

      高井 崇志君    中後  淳君

      永江 孝子君    仁木 博文君

      橋本  勉君    畑  浩治君

      花咲 宏基君    宮崎 岳志君

      谷田川 元君    吉田 統彦君

      あべ 俊子君    伊東 良孝君

      加藤 勝信君    北村 茂男君

      齋藤  健君    二階 俊博君

      松野 博一君    東  順治君

      佐々木憲昭君    中島 隆利君

    …………………………………

   総務大臣         片山 善博君

   総務副大臣        鈴木 克昌君

   総務大臣政務官      逢坂 誠二君

   政府参考人

   (警察庁刑事局長)    金高 雅仁君

   衆議院調査局第二特別調査室長           岩尾  隆君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月六日

 辞任         補欠選任

  竹下  亘君     加藤 勝信君

同月二十六日

 辞任         補欠選任

  太田 和美君     田中美絵子君

  勝又恒一郎君     吉田 統彦君

  白石 洋一君     永江 孝子君

  高橋 英行君     仁木 博文君

同日

 辞任         補欠選任

  田中美絵子君     太田 和美君

  永江 孝子君     白石 洋一君

  仁木 博文君     高橋 英行君

  吉田 統彦君     勝又恒一郎君

    ―――――――――――――

十月二十日 

 外国人への地方参政権付与反対に関する請願(高市早苗君紹介)(第三九号)

 同(高市早苗君紹介)(第四三号)

 同(高市早苗君紹介)(第五六号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 政府参考人出頭要求に関する件

 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件(第二十二回参議院議員通常選挙の結果概要)


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     ――――◇―――――

松崎委員長 これより会議を開きます。

 この際、総務大臣、総務副大臣及び総務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。片山総務大臣。

片山国務大臣 このたび総務大臣を拝命いたしました片山善博でございます。

 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会の御審議に先立ち、一言ごあいさつを申し上げますとともに、選挙制度等に関する当面の重要課題について申し上げます。

 選挙制度のうち、投票制度につきましては、選挙人の投票しやすい環境を整えるため、平成十五年六月、期日前投票制度を創設いたしました。

 平成二十二年七月の参議院議員通常選挙の期日前投票者数は、約一千二百万人となっております。今後とも、駅構内等、頻繁に人の往来がある施設への期日前投票所の設置等、本制度の一層の活用を支援してまいります。

 また、投票所の段差解消のためのスロープ設置等、高齢者等に配慮した各選挙管理委員会の取り組みを推進してまいります。

 今後とも、各党各会派における幅広い御議論も踏まえながら、選挙人の投票環境の向上に取り組んでまいります。

 選挙運動に係る規制につきましては、候補者の政見を選挙人に広く周知するとともに、金のかからない選挙を実現するといった観点から、これまでも、各党各会派における御議論を経て、幾多の改正がなされてきたところです。

 選挙運動規制の改正に向けた議論につきましては、いわば選挙の土俵づくりにかかわる事柄であり、各党各会派で御議論いただきたいと存じます。

 政治資金制度につきましては、平成十九年十二月の政治資金規正法改正により、国会議員関係政治団体に係る収支報告等について、登録政治資金監査人による政治資金監査の義務づけ、支出の明細を記載する金額の引き下げ、少額領収書の公開に関する特例制度が設けられました。

 これらは、平成二十一年分の収支報告から適用されることとなっており、収支報告書の要旨の公表や少額領収書の公開に関する事務の適切な運用に取り組んでまいります。

 政治資金制度のあり方については、政治団体の政治活動の自由と密接に関連する事柄であり、国民の政治に対する信頼の確立を目指し、各党各会派で御議論いただきたいと存じます。

 今国会においては、全国多数の地方公共団体の議会の議員または長の任期が平成二十三年三月、四月または五月中に満了することとなる実情にかんがみ、国民の地方選挙に対する関心を高めるとともに、これらの選挙の円滑かつ効率的な執行を図るため、これらの選挙の期日を統一する特例法案を提出しております。

 また、最近における物価の変動等の実情を考慮し、国会議員の選挙等の執行について国が負担する経費で地方公共団体に交付するものの基準を改定するため、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の改正案を提出したところであり、これらの法案のできる限り早い成立をお願いいたします。

 以上、選挙制度等に関する当面の重要課題について申し上げました。

 副大臣、大臣政務官とともに全力で取り組んでまいりますので、松崎委員長を初め、理事、委員の皆様方の御指導を心からお願い申し上げます。

松崎委員長 次に、鈴木総務副大臣。

鈴木(克)副大臣 総務副大臣を拝命いたしました鈴木克昌でございます。

 片山大臣を補佐し、全力で頑張ってまいります。

 松崎委員長さん初め、理事そして委員の皆様方の格別の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

松崎委員長 次に、逢坂総務大臣政務官。

逢坂大臣政務官 総務大臣政務官を拝命いたしました逢坂誠二でございます。

 鈴木副大臣とともに片山大臣を全力でお支えいたしますので、松崎委員長を初め、理事、委員の皆様の格別の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

     ――――◇―――――

松崎委員長 次に、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する件について調査を進めます。

 この際、お諮りいたします。

 本件調査のため、本日、政府参考人として警察庁刑事局長金高雅仁君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松崎委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ―――――――――――――

松崎委員長 去る七月に行われました第二十二回参議院議員通常選挙の結果の概要について、政府から説明を求めます。片山総務大臣。

片山国務大臣 この機会に、第二十二回参議院議員通常選挙の結果の概要について御報告を申し上げます。

 平成二十二年七月十一日に執行されました第二十二回参議院議員通常選挙は、同年七月二十五日任期満了の参議院議員の通常選挙で、選挙すべき議員の数は、比例代表選挙で四十八人、選挙区選挙で七十三人、合計百二十一人でありました。

 選挙当日の有権者数は約一億四百三万人で、前回の通常選挙に比べ約三十二万人増加し、過去最高となっております。

 次に、投票の状況について申し上げます。

 投票率は、比例代表選挙、選挙区選挙いずれも五七・九二%で、これは前回に比べ、それぞれ〇・七一ポイント及び〇・七二ポイント低下しております。

 次に、立候補の状況について申し上げます。

 比例代表選挙については、名簿を届け出た政党は十二政党、その届け出名簿に登載された候補者数は百八十六人で、競争率は三・八八倍でした。

 選挙区選挙については、候補者数は二百五十一人で、競争率は三・四四倍でした。

 この結果、比例代表選挙及び選挙区選挙の合計の候補者数は四百三十七人で、前回の三百七十七人に比べ六十人の増加となりました。

 次に、当選人の状況について申し上げます。

 党派別に申し上げますと、自由民主党は比例代表選挙で十二人、選挙区選挙で三十九人、合計五十一人、民主党は比例代表選挙で十六人、選挙区選挙で二十八人、合計四十四人、みんなの党は比例代表選挙で七人、選挙区選挙で三人、合計十人、公明党は比例代表選挙で六人、選挙区選挙で三人、合計九人、日本共産党は比例代表選挙で三人、社会民主党は比例代表選挙で二人、新党改革は比例代表選挙で一人、たちあがれ日本は比例代表選挙で一人となっております。

 なお、女性の当選人は十七人で、前回に比べ九人減少しております。

 次に、党派別の得票率の状況について申し上げます。

 比例代表選挙では、自由民主党二四・〇七%、民主党三一・五六%、みんなの党一三・五九%、公明党一三・〇七%、日本共産党六・一〇%、社会民主党三・八四%、新党改革二・〇一%、たちあがれ日本二・一一%、国民新党一・七一%、その他の三政党合わせて一・九五%となっております。

 また、選挙区選挙では、自由民主党三三・三八%、民主党三八・九七%、みんなの党一〇・二四%、公明党三・八八%、日本共産党七・二九%、社会民主党一・〇三%、新党改革一・〇七%、たちあがれ日本〇・五六%、国民新党〇・二九%、諸派・無所属三・三〇%となっております。

 以上をもちまして、第二十二回参議院議員通常選挙の結果の概要についての御報告を終わります。

 ありがとうございました。

松崎委員長 次に、第二十二回参議院議員通常選挙違反検挙・警告状況について説明を求めます。警察庁金高刑事局長。

金高政府参考人 平成二十二年七月十一日に行われた第二十二回参議院議員通常選挙における違反行為の取り締まり状況について御報告いたします。

 選挙期日後九十日の平成二十二年十月九日現在で集計しました数字は、お手元に資料としてお配りしてあります表に示したとおりでございます。

 検挙状況は、総数で二百二十件、三百三十九人となっておりまして、前回の通常選挙における同時期の百五十六件、二百三十七人と比べますと、件数で六十四件、人員で百二人増加しております。

 罪種別に申しますと、買収百十九件、二百三十五人、自由妨害四十七件、二十五人、文書違反二十一件、三十四人、詐偽投票八件、八人、投票偽造五件、十六人、その他二十件、二十一人となっておりまして、買収が検挙事件のうち、件数で五四・一%、人員で六九・三%を占め、最も多くなっております。

 次に、警告状況を申し上げますと、総数が千九百四十四件でございまして、前回の二千百十二件と比べ、百六十八件減少しております。

 なお、警告事案のほとんどは文書関係についてのものでありまして、総件数の九五・二%を占めております。

 以上、御報告申し上げます。

松崎委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時三十分散会


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