衆議院

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第6号 平成28年4月22日(金曜日)

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平成二十八年四月二十二日(金曜日)

    午後四時十分開議

 出席委員

   委員長 山本 公一君

   理事 伊藤 忠彦君 理事 大塚  拓君

   理事 奥野 信亮君 理事 田中 良生君

   理事 中川 俊直君 理事 平沢 勝栄君

   理事 落合 貴之君 理事 黒岩 宇洋君

   理事 佐藤 茂樹君

      あべ 俊子君    井野 俊郎君

      うえの賢一郎君    小田原 潔君

      大串 正樹君    門山 宏哲君

      神田 憲次君    坂本 哲志君

      白須賀貴樹君    助田 重義君

      長坂 康正君    藤井比早之君

      古川  康君    古田 圭一君

      前川  恵君    山下 貴司君

      山本  拓君    若狭  勝君

      篠原  孝君    鈴木 義弘君

      初鹿 明博君    國重  徹君

      中川 康洋君    斉藤 和子君

      塩川 鉄也君    浦野 靖人君

    …………………………………

   議員           逢沢 一郎君

   議員           岩屋  毅君

   議員           細田 博之君

   議員           今井 雅人君

   議員           逢坂 誠二君

   議員           落合 貴之君

   議員           北側 一雄君

   議員           中野 洋昌君

   衆議院調査局第二特別調査室長           荒川  敦君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月一日

 辞任         補欠選任

  馬淵 澄夫君     逢坂 誠二君

同日

 辞任         補欠選任

  逢坂 誠二君     馬淵 澄夫君

同月二十二日

 辞任         補欠選任

  今枝宗一郎君     前川  恵君

  長尾  敬君     古田 圭一君

  角田 秀穂君     中川 康洋君

  穀田 恵二君     斉藤 和子君

同日

 辞任         補欠選任

  古田 圭一君     長尾  敬君

  前川  恵君     今枝宗一郎君

  中川 康洋君     角田 秀穂君

  斉藤 和子君     穀田 恵二君

同日

 理事伊藤忠彦君同日理事辞任につき、その補欠として奥野信亮君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

四月二十二日

 衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案(今井雅人君外二名提出、衆法第二五号)

 衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案(細田博之君外四名提出、衆法第二六号)

同月十五日

 政党助成金の廃止に関する請願(真島省三君紹介)(第一五五二号)

 同(宮本岳志君紹介)(第一五五三号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の辞任及び補欠選任

 参考人出頭要求に関する件

 衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案(細田博之君外四名提出、衆法第二六号)

 衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案(今井雅人君外二名提出、衆法第二五号)


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     ――――◇―――――

山本委員長 これより会議を開きます。

 議事に入るに先立ちまして、委員会を代表して一言申し上げます。

 このたびの平成二十八年熊本地震により亡くなられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。

 また、負傷された方々の一日も早い御回復をお祈り申し上げますとともに、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 ここに、亡くなられた方々の御冥福を祈り、黙祷をささげたいと存じます。

 全員御起立を願います。――黙祷。

    〔総員起立、黙祷〕

山本委員長 黙祷を終わります。御着席ください。

     ――――◇―――――

山本委員長 理事の辞任についてお諮りいたします。

 理事伊藤忠彦君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。

 ただいまの理事辞任に伴う補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長 御異議なしと認めます。

 それでは、理事に奥野信亮君を指名いたします。

     ――――◇―――――

山本委員長 次に、ただいま付託になりました細田博之君外四名提出、衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案及び今井雅人君外二名提出、衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。

 提出者より順次趣旨の説明を聴取いたします。細田博之君。

    ―――――――――――――

 衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

細田(博)議員 ただいま議題となりました自由民主党及び公明党提出の衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表いたしまして、この提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 まず、本法律案の提案理由について御説明をいたします。

 衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口格差については、近年、平成二十三年、二十五年及び二十七年と三度にわたり違憲状態である旨の最高裁判所大法廷判決が出されており、違憲状態の解消に向けた格差是正措置を講じることが喫緊の課題となっております。

 また、平成二十六年六月十九日の衆議院議院運営委員会の議決に基づき議長のもとに設置された諮問機関、衆議院選挙制度に関する調査会においては、佐々木毅座長のもと、計十七回に及ぶ会議が開催され、衆議院小選挙区の一票の格差の問題や各選挙制度の比較考量、そして衆議院議員の定数削減等について、精力的かつ真摯に議論を行っていただきました。

 その議論の結果を踏まえ、本年一月十四日に同調査会の答申が議長に提出されました。自由民主党及び公明党は、この答申の内容を尊重する立場からそれぞれ検討を行い、議長の御指導のもと、両党の間で協議を重ねました。

 このような経緯を経て、今般、両党は、最高裁判決及び調査会答申に沿って、衆議院議員の定数を削減するとともに、違憲状態の解消に向けた衆議院小選挙区に係る人口格差の是正措置を講じることとした次第であります。

 以上が、この法律案を提出した理由であります。

 次に、本法律案の内容の概要について御説明申し上げます。

 第一に、衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部改正についてであります。

 衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口格差を是正するため、都道府県別定数配分の方式として、いわゆるアダムズ方式を導入するとともに、同方式による都道府県別定数配分は、制度の安定性を勘案し、十年に一度の大規模国勢調査でのみ行うこととしております。なお、このアダムズ方式導入に係る改正については、本法律案施行後の直近の大規模国勢調査である平成三十二年国勢調査から適用されることとしております。

 また、大規模国勢調査の中間年に実施される簡易国勢調査に基づく改定案の作成に当たっては、各都道府県の選挙区の数は変更せず、選挙区間の格差が二倍以上となったときに境界の変更で対応することとしております。

 第二に、公職選挙法の一部改正についてであります。

 本法律案では、衆議院議員の定数を四百六十五人とし、小選挙区選出議員を六人、比例代表選出議員を四人、合計して十人削減することとしており、削減後の小選挙区の区割りは、別に法律で定めることといたしております。

 また、比例ブロックの定数配分について、小選挙区と同様、アダムズ方式により行うことを明記いたしております。

 第三に、平成三十二年の国勢調査までの緊急是正措置として行う、平成二十七年の国勢調査の結果に基づく改定案の作成及び勧告についてであります。

 衆議院議員選挙区画定審議会は、平成二十七年の国勢調査の結果に基づき小選挙区の区割り改定案の作成及び勧告を行うものとし、この改定案の作成に当たっては、定数六減の対象となる都道府県を、平成二十七年の国勢調査に基づきアダムズ方式により都道府県別定数を計算した場合に減員対象となる都道府県のうち、議員一人当たり人口の最も少ない都道府県から順に六都道府県とするとともに、各小選挙区の人口に関し、将来見込み人口を踏まえ、次回の見直しまでの五年間を通じて格差二倍未満となるように区割りを行うこととしております。

 また、比例ブロックの定数配分についても、平成二十七年の国勢調査に基づき、小選挙区と同様の基準により、議員一人当たりの人口の最も少ないブロックから順に四ブロックを削減の対象とすることとしております。

 このほか、検討条項を設け、本法の施行後においても、全国民を代表する国会議員を選出するための望ましい選挙制度のあり方については、不断の見直しが行われるものとしております。

 以上が、本法律案の提案理由及び内容の概要であります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同賜りますようお願い申し上げます。

山本委員長 次に、落合貴之君。

    ―――――――――――――

 衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

落合議員 ただいま議題となりました民進党・無所属クラブ提出の衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表いたしまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 まず、本法律案の提案理由について御説明をいたします。

 一昨年、議長のもとに設置された諮問機関である衆議院選挙制度に関する調査会におかれては、佐々木毅座長を初め委員の皆様に多大な御尽力をいただき、本年一月に答申を大島議長に提出していただいたところであります。

 答申においては、「較差是正は喫緊の最重要課題である。」とされております。これは改めて申し上げるまでもなく、ここ五年余りの間に三度も出された最高裁判所の違憲状態判決を深刻に受けとめ、先送りすることなく、違憲状態の解消を早急に行わなければならないということを意味します。

 また、衆議院議員の定数削減に関しては、答申では「多くの政党の選挙公約であり、主権者たる国民との約束である。」とされています。

 この定数削減の約束に関しては、私たちが決して忘れてはならない約束があります。

 今をさかのぼること三年半近く前の平成二十四年十一月十四日に行われた党首討論において、当時の民主党野田佳彦総理と自由民主党の安倍晋三総裁との間で、遅くとも平成二十五年の通常国会で定数削減を行うとの約束が交わされました。テレビ中継がなされ、国民注視のもとで交わされたこの約束の政治的な重さは、はかり知れないものがあります。

 この約束に照らせば、答申において示された定数の十人削減は、我々民進党としては満足のいくものではありませんが、調査会設置の際に「各会派は、調査会の答申を尊重するものとする。」と議決したことを踏まえ、今後のさらなる定数削減を視野に入れた一歩前進と評価するとともに、喫緊の最重要課題である格差是正を行うため、この法律案を提出することといたしました。

 以上が、この法律案を提出した理由であります。

 次に、本法律案の内容の概要について御説明申し上げます。

 第一に、衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部改正についてであります。

 衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口格差を是正するため、都道府県別定数配分の方式として、いわゆるアダムズ方式を導入するとともに、同方式による都道府県別定数配分は、制度の安定性を勘案し、十年に一度の大規模国勢調査でのみ行うこととしております。

 また、大規模国勢調査の中間年に実施される簡易国勢調査に基づく改定案の作成に当たっては、各都道府県の選挙区の数は変更せず、選挙区間の格差が二倍以上となったときに境界の変更で対応することとしています。

 なお、このアダムズ方式の導入時期については、調査会答申をできる限り忠実に法案化するという観点から、平成二十二年の大規模国勢調査から実施することとしております。具体的には、平成二十二年の国勢調査の結果に基づいて、アダムズ方式により都道府県別の定数配分を行った上で、平成二十七年の国勢調査の結果に基づいて、都道府県内の小選挙区の改定案の作成及び勧告を行うものとしております。

 第二に、公職選挙法の一部改正についてであります。

 本法律案では、衆議院議員の定数を四百六十五人とし、小選挙区選出議員を六人、比例代表選出議員を四人、合計して十人削減するものとしており、削減後の小選挙区の区割りは、別に法律で定めることといたしております。

 また、比例ブロックの定数配分について、アダムズ方式により行うことを明記しており、小選挙区と同様、平成二十二年の国勢調査の結果に基づいてアダムズ方式によりブロック別の定数を配分しております。

 第三に、見直し条項を設け、本法の施行後においても、全国民を代表する国会議員を選出するための望ましい選挙制度のあり方については、不断の見直しが行われるものとし、この見直しにおいては、特に人口が急激に減少している地域の民意を適切に反映させることに留意するとともに、さらなる国会議員の定数削減を図るよう努めるものとしております。

 以上が、本法律案の提案理由及び内容の概要であります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同賜りますようお願い申し上げます。

山本委員長 これにて両案の趣旨の説明は終わりました。

    ―――――――――――――

山本委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。

 両案審査のため、来る二十六日火曜日午前九時、参考人として元衆議院選挙制度に関する調査会座長佐々木毅君及び弁護士・自由法曹団常任幹事田中隆君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次回は、来る二十五日月曜日午後二時二十分理事会、午後二時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後四時二十四分散会


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