衆議院

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第3号 平成22年4月21日(水曜日)

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平成二十二年四月二十一日(水曜日)

   午後三時開会

    ─────────────

 出席委員

  衆議院

   委員長 大畠 章宏君

   理事 鈴木 克昌君 理事 鉢呂 吉雄君

   理事 樋高  剛君 理事 吉田おさむ君

   理事 若井 康彦君 理事 村上誠一郎君

   理事 柳本 卓治君 理事 井上 義久君

      阿久津幸彦君    青木  愛君

      小宮山泰子君    古賀 一成君

      齋藤  勁君    下条 みつ君

      高木 義明君    玉置 公良君

      手塚 仁雄君    中山 義活君

      橋本 清仁君    伴野  豊君

     松木けんこう君    山岡 賢次君

      石破  茂君    大島 理森君

      川崎 二郎君    谷垣 禎一君

      志位 和夫君

  参議院

   委員長 溝手 顕正君

   理事 家西  悟君 理事 広中和歌子君

   理事 石井みどり君 理事 伊達 忠一君

      石井  一君    一川 保夫君

      亀井 郁夫君    川上 義博君

      輿石  東君    高嶋 良充君

      平田 健二君    山下八洲夫君

      岸  信夫君   北川イッセイ君

      末松 信介君    野村 哲郎君

      木庭健太郎君    山口那津男君

      井上 哲士君

 出席国務大臣

       内閣総理大臣   鳩山由紀夫君

       財務大臣

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(経済財政政策))    菅  直人君

       総務大臣

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(地域主権推進))    原口 一博君

       法務大臣     千葉 景子君

       外務大臣     岡田 克也君

       文部科学大臣

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(科学技術政策))    川端 達夫君

       厚生労働大臣   長妻  昭君

       農林水産大臣   赤松 広隆君

       経済産業大臣   直嶋 正行君

       国土交通大臣

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策))  前原 誠司君

       環境大臣     小沢 鋭仁君

       防衛大臣     北澤 俊美君

       国務大臣

       (内閣官房長官) 平野 博文君

       国務大臣

       (国家公安委員会委員長)

       (内閣府特命担当大臣(防災))        中井  洽君

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(金融))        亀井 静香君

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画))  福島みずほ君

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(「新しい公共」))   仙谷 由人君

       国務大臣

       (内閣府特命担当大臣(行政刷新))      枝野 幸男君

 出席内閣官房副長官

       内閣官房副長官  松野 頼久君

       内閣官房副長官  松井 孝治君

 委員外の出席者

  衆議院事務局

       国家基本政策委員会専門員    桂  富夫君

  参議院事務局

       常任委員会専門員        山口 一夫君

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  本日の会議に付した案件

国家の基本政策に関する調査


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    ─────────────

   〔溝手顕正君会長席に着く〕

会長(溝手顕正君) ただいまから国家基本政策委員会合同審査会を開会いたします。

 本日、会長を務めます参議院国家基本政策委員長の溝手顕正でございます。どうぞよろしくお願いします。(拍手)

 この際、本合同審査会における発言に関して申し上げます。

 内閣総理大臣及び野党党首におかれましては、申合せの時間内で活発な討議が行われるようにするため、御発言はそれぞれ簡潔にされるようお願いを申し上げます。また、本日は時間表示装置を使用いたします。表示装置は発言者の持ち時間を示します。持ち時間が終了したときは赤色のランプが点灯しますので、御承知願います。

 なお、委員及び傍聴議員各位におかれましても、不規則発言等、議事の妨げになるような言動は厳に慎まれますよう、御協力をお願い申し上げます。

 それでは、国家の基本政策に関する調査を議題とし、討議を行います。自由民主党総裁谷垣禎一君。(拍手)

谷垣禎一君 総理は、先日、アメリカに行かれまして、核セキュリティーサミットに参加されましたね。これは、アメリカと日本がイニシアティブを取って始めたもので、たしかシェルパ会合も日本で行われたと記憶しております。日本は唯一の被爆国という立場であり、当然このサミットでは外交的なリーダーシップを発揮しなければならない、こういうことであったと思います。

 ところが、私は、これが終わりました後のメディアの評価を読みまして愕然としました。ワシントン・ポストであります。オバマ政権の当局者たちの意見によれば、このショーの最大の敗北者は、哀れでますます愚かな鳩山首相だったとまで言っている。私は、怒り心頭に発しました。何たる日本国総理大臣に対する暴言だろうと、私はそのように思いました。

 しかし、考えますと、その原因が総理、あなたにあるということも否定できません。問題は、前回の党首討論でも申し上げましたが、総理の政治の責任者としての発言、これが軽い、そしてうまくいかないときにはあたかも他人事のように責任を転嫁する、こういうことが今まで幾つもありました。あなたの政権で、政治と金の問題、だれ一人責任取った人はありません。そしてまた、政策においても数々のマニフェスト違反がありました。あなたたちのいわゆる改革を推し進めるというよりか、むしろ歯車を逆に回している面がある。

 その一つは郵政改革ですね。官から民へという方向への逆行、それから公的金融の肥大化、財投復活、こういう道を歩んでいるじゃありませんか。

 それから二番目、これは高速道路です。あなたたちのマニフェストでは原則無料化であったはずが、いつの間にか実質値上げ、浮いた財源で高速道路を造る、こういうようなこと。そのほか枚挙にいとまがありません。

 しかし、なかんずく公務員制度改革、これについては元々民主党のマニフェストでは人件費二割削減、何一つ手が付いていません。それから天下り根絶、これも逆方向に進んでいる。福田内閣のときに与野党一緒になって作りました国家公務員制度改革基本法も無視をしている。これはつまり、労組依存、労組の言いなりの御党では絶対にできない、こういうことを証明しているんじゃないかと思います。

 ところが、こういう法案を出しておきながら、今週末には、まあ審議も尽くさないで無理やり採決をするというようなことが言われてもいる。まさかそんなばかなことはなさらないでしょうと、あらかじめ警告をしておきます。

 そして、先ほどの核サミットに返りますと、総理は十分間、オバマ大統領と会談をされたということであります。この十分間で何を議論されたんでしょうか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 確かに、ワシントン・ポストの言われるように、私は愚かな総理かもしれません。

 それを、昨年の十二月において、もし、えいやっと辺野古という場所に新たな普天間の移設先を決めていればどんなに楽であったか計り知れません。そして、そのことでオバマ大統領との間で日米関係が一見良くなったように見えたかもしれません。しかし、果たしてそうでしょうか。私はそうは思わなかった。決して、愚かだったから、愚直だったから、あるいはそうかもしれません。しかし、結果として辺野古の海、果たして工事が進んだでしょうか。私は、結果としてあと数年間何も動かなくなる。結果として、日米関係が一見良くなったにもかかわらず、結局は日米安保おかしくなったね、あの結論間違いだったじゃないか、そのように言われたかもしれない。

 私は、だからこそ沖縄の県民の負担をできるだけもっと少なくしていかなきゃいけない。今日までの沖縄の皆様方の大変な御負担を考えたときに、少しでもそれを和らげることができたら、愚直にそう思ったのは間違いでしょうか。私は決して間違いであるとは思っていない。

 私は、その思いの下でオバマ大統領に、核セキュリティーサミットのときに、むしろ私は、日米安保を大事にしたい、日米同盟というものを更に維持発展していきたい、そのためにも沖縄の皆さんの負担をもっと軽減させる道はないか、今その思いで努力をしているところであると。そのことが結果として日米安保の将来にとってもいいことになるはずだと。だから、五月末までに、必ず私として責任を持ちますから、だから是非オバマ大統領にも協力を願いたい。そのことをあの十分間、わざわざオバマ大統領が核セキュリティーサミットのワーキングディナー冒頭の時間を鳩山に与えていただいて、そのことを申し上げたところでございます。

谷垣禎一君 私は、もう一回愕然としましたよ。日本国総理大臣が、私は愚かな、愚かだったかもしれない。何ですか、それは。私は、あなたにもっと使命感を持っていただきたいと思いますよ。

 それで、今あなたの思いは聞きました。しかし、私は今、オバマ大統領と何を話したかということを伺ったんです。十分間というのは十分だとは私は思いませんよ。なぜ、今それほどのあなたの思いがあるんなら、日米間の話合いは大事でしょう、なぜ十分間ではなくて、ワーキングディナーの最中ではなくて、正式な会談をやらなかったんですか。申し込んだんですか。お答えください。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) それは当然、オバマ大統領との間にもっと時間が欲しいと、そういう話は外務省を通じて申し上げたんではないかと思います。ただ、私としても、またオバマ大統領としても、今回はこのぐらいがよろしいと。少なくとも政府の案というものを、腹案は持っていますが、必ずしもしっかりと決まっていない段階の中で余り長い話をするよりも、このワーキングディナーのときに十分間のところがよいとオバマ大統領の方が判断されたと思います。私は、十分間の中で、自分として、今精いっぱいこの状況の中で日米同盟というものを重要であるということを申し上げて、日米同盟を更に重視する立場の中で時間をいただきたいと、その中で必ず将来にとってよかったと思っていただけるような決着をさしてまいりたい、その趣旨で申し上げたところでございます。

 決して、確かに十分以上の時間があればよかったと思います。しかし、オバマ大統領もこの短い期間の中で十数人の方と首脳会談をされたんだと思います。その中で、今回は私はまずトップバッターとしてオバマ大統領との時間が与えられたことに、その思いを感謝をしております。

谷垣禎一君 全く理解できませんね。

 今、最初、普天間に力を入れると言われました。普天間も大事ですよ。だけど、この核サミットも大事なんです。十分間でできたんですか。本当はもっと時間を取った、そういうことをもっと努力されなきゃいけなかった。これだけの重要問題でありながら、今のあなたの御答弁は全く理解できない。

 それで、今、普天間のことをおっしゃったから普天間に移ります。

 昨日の本会議で、我が党の小野寺五典さんの質問、総理の腹案でも二〇一四年の普天間返還に変わりはないかと、こういう質問に対して、総理は二〇一四年返還とはおっしゃらなかった。危険性の除去と答弁をされたわけですね。

 総理、これはどういう意味ですか。危険除去というのは返還ではないんですか。それとも、普天間は一部でも継続使用されるという意味を含んでいるんですか。この危険性の除去ということの意味合いをおっしゃってください。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 谷垣総裁、私は、核セキュリティーサミットの場でも当然、このオバマ大統領との会談のほかにも十分に日本の立場を示してまいりました。特に、このワーキングディナーのまず最初に、冒頭に私の方から演説の時間を与えていただきましたことは申し上げておきたいと思います。決して、核セキュリティーサミットを軽視しているとか、そのような思いを持っているというわけではありませんから、そのことは御理解をいただきたい。

 そして、今お尋ねがありました危険性の除去。この普天間の問題は、まず普天間の危険性の除去、安全性の確保というものが一番大事だと、そこからスタートしたと私は理解をしております。したがいまして、結果としてそれが普天間の返還になれば一番いいに決まっています。そして、そのことを当然求めていくことは言うまでもありません。

 しかし、まず一番大事なことは、普天間の周辺にお住まいの皆さんの危険性の除去というものを果たすこと、そして沖縄の皆様方の負担というものを軽減させしめるということが大事であるということで私は申し上げたところでありまして、それが当然のことながら結果として普天間の全面返還につながるように私としても最大の努力をすることは言うまでもありません。

谷垣禎一君 総理、念のために申し上げておきますが、従来の案、現行案であれば二〇一四年に普天間返還だったんです。今、総理の御答弁は、普天間を危険除去ということをおっしゃって、これからは努力するとおっしゃっただけでしょう。もし、もしそういうことであるならば、我々の今までの案から大きな後退ですよ。そして、大きな後退であり、単に先送り、これは大きな後退というだけじゃなしに、普天間返還の先送りになるんですよ。そのことを申し上げたい。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 今まで旧政権の下で何ができたんですか。もうあとちょっとでまさに辺野古に決めて普天間が返還できる、そんな状況じゃなかったじゃないですか。だからこそ、私どもは新政権になって新しい発想が必要だと申し上げているわけであります。

 二〇一四年までに返還できる、あるいはそのことをお望みだったと思います。しかし、現実に、あのときに例えば強行して辺野古に例えば埋立てをするというような工事に取りかかれる状況ではまるでなかったじゃありませんか。それが、だからこそあと何年先になるか分からない、冒頭私が申し上げたのはそのことであります。

 旧政権に任していれば、あのまま普天間返還されずに二〇一四年の期間がずるずるずるずる先延ばしされていた、まさにそうなったに違いないと。そのぐらい沖縄の皆さん方が、あの辺野古の海を埋め立てるのは困る、そのような思いを私どもに伝えてくださったから、だからこそ私どもがあの選挙のときにおかげさまで沖縄においても勝利をさせていただくことができたわけであります。それは、辺野古、あの海を埋め立ててはならないという沖縄県民の意思だったじゃありませんか。

 だから、私は、二〇一四年に、これからもできる限り新しい移設先を求めていきながら、普天間の危険性の除去というものを行い、そしてその結果として普天間が全面返還されるように最大限努力をします。それも二〇一四年にそれができれば最も望ましいことであることは言うまでもありませんから、その努力はこれからも行ってまいることをお約束します。(発言する者あり)

会長(溝手顕正君) ちょっとお待ちください。

谷垣禎一君 全く認識が違いますね。

会長(溝手顕正君) 谷垣総裁、ちょっとお待ちください。

谷垣禎一君 はい。

会長(溝手顕正君) ちょっと双方の委員──速記も止めてください。

   〔速記中止〕

会長(溝手顕正君) 速記を起こします。

谷垣禎一君 全く認識が違います。要するに、今総理がおっしゃったような状況、これをあおって、今までのいろいろな努力をつぶしてきたのはあなたたちなんですよ。

 それで、もう少し具体的にしかし聞きます。

 昨日、官房副長官が徳之島の三人の町長に電話をされて、会いたいと、こういうことをおっしゃったそうです。国民も、一体この問題を総理はどのように解決するか、じりじりしながら見ているんですよね。

 実際、本音のところ、総理はどうやってこれを解決されるおつもりなのか。前回のときに腹案ありとおっしゃった。そろそろ腹案をきちっと明らかにすべき時期じゃないですか。総理、腹案って何なんですか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) まず、私どもがあおったとおっしゃいますが、あおったんじゃありません。沖縄の県民の意思を理解しながら私どもは選挙を戦ったわけでございます。そして、その結果として選挙に勝利を収めたということでありますから、その前後を誤解されない方がよろしいかとまず申し上げておきます。

 そして、今お尋ねのことでございますが、私は今ここで腹案というものを持っていることは事実でございます。しかし、それを、当然のことながら、地元よりもまず本当にこの腹案がアメリカに対して理解をされるかどうかということを水面下でしっかりとやり取りをしなきゃならないと、そのように思っておりまして、それをやらないうちに様々地元の皆さんにこうなるからと言っても、先方が必ずしもそこに対して理解を示さないということになれば、全くある意味でその地元の方に御迷惑をお掛けしてしまう。徳之島の皆さん方にも、あのように大きな集会をなさったということで、我々としてまだ何も申し上げていない中で、あのように懸念をお与えしてしまったということには大変申し訳ない思いであることは事実でありますが、まだ腹案というものをやり取りをしている最中でありますだけに、先方に対してそのことを今、どこだから、だから頼むなどというようなことをこのQTの立場で申し上げることができないことを、どうか谷垣総裁、御容赦ください。

谷垣禎一君 これだけ徳之島の皆さんに不安を与えているんですよ。これだけ不安を与えておきながらまだ腹案を言えない、おかしくはないですか。徳之島は案なのか案ではないのか、あれだけの反対集会があった後も依然として案なのか、お答えください。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 私は、今そこでどちらかに申し上げれば、そのことによって徳之島の皆さんや、あるいはそうでない場合にその別の方々にも御迷惑をお与えすることになる。したがいまして、私は、もっとしっかりとしたすり合わせ、やり取りを申し上げながら、その中で私どもとして、できるだけ早い時期が望ましいということは言うまでもありませんが、そのときに皆様方にお話をさしていただきます。今ここでは控えさしていただきますことを御容赦ください。

谷垣禎一君 この期に及んで言えないというのでは、徳之島の方に私は気の毒過ぎると思うんです。

 徳之島の方々が今怒っているのは幾つか理由があると思います。

 一つ、今、アメリカと水面下で話し合うというようなことをおっしゃった。総理もアメリカに行って、何かこれはオバマさんにおっしゃったんでしょう。しかし、自分たちの方にはちっともボールが返ってこないということにいら立ちが高まっていることも事実です。

 それからもう一つ、これは是非申し上げたいんですが、今年は沖縄の、いや、奄美の振興予算ですね、これを二九%カットしたんです。やっぱり離島はなかなか厳しい状況にある、そういう離島の経済的厳しさを言わばだしにして、もしこういう基地の移転に付き合うならば何とかすると言わんばかりの手法がかいま見えることに奄美大島の人は怒っているんですよ、いや、徳之島の人は怒っているんですよ。どうですか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 谷垣総裁、それは全くの誤解でございます。奄美の振興に関して、予算等、例えば札束を、ほっぺたをたたくようなそんなやり方を、今までされていたかもしれませんが、私ども新政権は決してそういうやり方はいたしませんから、どうぞそこは御懸念なきようにお願いいたします。

谷垣禎一君 これは総理がどう弁解されようと、長崎の知事選でもこういうことがあり、そして長崎の人たちは何くそと思って戦ったんですよ。総理はその辺の認識が間違っていると思いますよ。

 しかし、この期に及んで腹案も言えない、こういうことであれば、五月の決着というのはできるんですか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 今そのことはしっかりと全閣僚、意思を合わせながら努力をしているところでございまして、五月末までに決着をさせると、その思いは変わっておりません。

谷垣禎一君 今また総理は、お得意の思いという言葉を使われました。

 しかし、思いではなくて、総理は、この党首討論でも何度もおっしゃって、いろんなところでおっしゃっていますが、五月に政府、与党間の案も作り、そして現地の了解も取り、アメリカとも合意を得る、こういうことを五月中にきちっとやると今までおっしゃってこられました。

 まさかこの期に及んで、そういうことはしないんだとはおっしゃらないでしょうね。五月にきちっとおやりになるんでしょうね。もう一回。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) これは何度も申し上げておりますように、これはまず沖縄の県民の皆さん、国民の皆さんと申し上げてもよいかと思います、さらには移設先になる可能性がある、なる方々の御理解も必要だと思います。そして、アメリカもこれは理解してくれなければ当然話にならないこともよく理解をしています。そのような三者というもの、これは連立政権でありますから連立の合意というものも必要だとも理解をしておりますが、それを行っていきながら、しっかりといわゆる私が申し上げている決着というものを行ってまいります。五月の末までという、その時期を変えるつもりはありません。

谷垣禎一君 五月末ということはきちっとコミットをするということを確約されたわけですね。

 しかし、防衛大臣は、この間どこかで五月決着は難しいとおっしゃっていました。総理が国民に約束され、何度もコミットされたことを、関係閣僚ができそうもないとおっしゃっておられる。これは閣内不一致じゃありませんか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) それは、できないと申されたわけではないと思っています。

 当然のことながら、私も簡単じゃないと思っていますよ。それは、簡単にやろうとすれば、先ほど申し上げたように、十二月にという話が当然あったかと思います。しかし、それを私は、真の意味での日米安保のために、あるいは沖縄の県民の皆さんの御負担を少しでも和らげたいという思いの下で、その思いは消し去ったわけでございます。それだけに、楽な道ではないということは関係閣僚みんな理解をしている中で、しかしながら、心を一つにして頑張ろうと誓い合っているところでありますから、何も矛盾はありません。

谷垣禎一君 総理の論法はいつもそうですね。やはりそういうことが国民に不安を与えていると、こういうことに思い至らないのかと私は不思議に思います。

 もう一回伺いたいんですが、総理は去年以来、先ほどの現行案に対する御批判の中でも、沖縄県民の気持ちということを随分おっしゃっています。最低でも県外、こうおっしゃった。これは今でも生きているんですね。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 私は、当時、そのように申し上げたことは事実でございます。今でも県外という思いを、少なくとも沖縄の……(発言する者あり)思いは思いでしょう。県外に当然移設先を求めていきたいという気持ちは変わっておりません。そして、当然のことながら、沖縄の県民の思い、思いを十分に理解をさせていただくならば、負担をできる限り軽減をさせていかなきゃならない、そのように感じております。

谷垣禎一君 総理のこの問題に対するいろんな御認識、私、ちょっと根本的なことを問いたいんですが、普天間が果たしている抑止力、これを一体どういうふうに総理は理解しておられますか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 私は、普天間と申しますか、海兵隊の皆さん方が果たしている抑止力、これは、沖縄全体あるいは日本全体として、当然のことながら日本を防衛するという意味での抑止力の役割というものはあると、しかも大きいと、そのように理解をしております。

谷垣禎一君 沖縄海兵隊の持っている意味について、随分、今の御理解は偏った理解といいますか、中途半端な御理解だと私は考えます。

 沖縄の海兵隊、海兵隊の任務は、海外有事の際に真っ先に駆け付けて、そして非戦闘員の救出であるとか、あるいはその活動拠点を確保すると、こういう任務を負っている。ですから、普天間ヘリ部隊がその中核にこの極東においてはあるわけでございまして、極東、つまりフィリピン以北、それから朝鮮半島、それから台湾海峡、そういったところでの要するに抑止力の中心を担っているのがこの沖縄の普天間のヘリ部隊なんですよ。

 地政学的な、地政学的な位置がだから重要なんです。そのことを御理解かどうかということを私は問うたわけであります。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 私は、海兵隊を海兵隊のみでとらえるのではなくて、当然のことながら、これは航空の部隊もあるわけでございます。いわゆる空軍も存在をしております。いわゆる嘉手納、あるいは横須賀には今度は海軍がいるわけでありますが、すなわち、こういったトータルの中での抑止力の中で海兵隊の果たす役割というものは大きく存在をしているという意味で申し上げたつもりでございます。

谷垣禎一君 もう一回申し上げますが、こういう沖縄の海兵隊の果たしている、極東の中で果たしている役割からいって、地政学的な位置付け、そういうものが極めて重要だと。したがって、抑止力を維持していくということをお考えになるならば選択肢は極めて限られている、このことを申し上げたいと思っているんです。例えばグアムに関しては、前も総理御自身がグアムは抑止力の観点から難しいということをおっしゃったことがありますね。

 私は、今いろいろな県外ということをおっしゃったけれども、総理に抑止力というものをきちっと維持していくというお考えがあるのかどうか、そこのところを疑問に思っているんです。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 当然のことながら、私は、沖縄の負担の軽減と、しかしながら一方で、日米安全保障の中でのこの海兵隊を含むアメリカの日本においての抑止力を果たしているという、この役割というものは大きいと思っています。

 したがいまして、だから私も、沖縄から余り距離的に申し上げて遠くのところまで海兵隊というものを移すということは物理的に必ずしも適当ではないという中で、選択肢を様々考えていることも事実でございます。

谷垣禎一君 いずれにせよ、総理の御答弁を伺っておりまして、国民あるいは沖縄県民、鹿児島県民、これ以上愚弄してもてあそぶことはもう許されないんですね。

 それから、アメリカの信頼、アジアの信頼、つまり、今の総理の御答弁を我々の周辺諸国は見守っていますよ。朝鮮半島、韓国から御覧になれば、韓国有事の際に沖縄の海兵隊は何日間あれば駆け付けてくれるか、こういうことを考えているわけです。今の総理の御答弁からは、御答弁からはそういうアジア全体のインフラになっているという認識が全くうかがわれない。

 つまり、私が申し上げたいのは、総理のそういう御答弁自身が我々の周辺世界の、日本だけではなくアメリカも含めて、情勢を混迷させている、こういうことにお気付きにならなきゃいけません。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 全くその御懸念は御不要でございます。

 私は、これは就任早々、東アジア共同体ということを構想しておりますが、その東アジア共同体を構想していく中でも、日米同盟、日米安保というものが大変重要だと。すなわち、日本とアメリカが安全保障でしっかりと結ばれているということが東アジアの国々に安定を与えているというのは、事実として、当然実態として認めているわけであります。そのような考え方の中で、私としても普天間の移設先というものを考えていかなければならないことは十分に理解をしているつもりでございますし、何も沖縄県民の皆さん方を愚弄するつもりはまるでありません。むしろ、沖縄県民の皆様方の今日までの大変大きな御負担を考えたときに、できる限りその御負担を減らすのが新政権の大きな責務ではないか、その思いで努力しているつもりでございます。

谷垣禎一君 総理がどうおっしゃろうと、この問題をあなたは軽く見たんではないか。これは国民がみんな思っているんですよ。この間、総理は御自分の後援会で、四月十六日です、こういうあいさつをなさっています。普天間なんて皆さん知らなかったでしょう、それがもう国民の皆さんの一番の関心事となるということ自体がやはり何かメディアがいろいろと動き過ぎているなと私は思っておりますと、こうおっしゃっているんですね。この認識ですよ、極めて軽い認識。国民を愚弄し、この普天間の問題が持っている重み、理解しておられないということが如実に表れている。そういうことがこの問題の解決を遠ざけてきたんです。

 しかし、先ほどから、五月きちっとやるとおっしゃっている。今この場で、この場でですよ、今日はテレビでたくさん国民も見ておられる、職を賭して五月にはこの問題を解決すると国民に約束してください。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 当然のことながら、私は、一つ一つの政策を実現に向けて、自分自身の覚悟というものを国民の皆さんに示しながら行動してまいってきているつもりでございます。

 したがいまして、今回の普天間の問題に関しましても五月末までと、そのように期限を切って行動をしているところでございます。私も、必ず関係閣僚と協力をしながら最終的な結論というものを五月末までに出さしてもらう、その決意を改めて国民の皆さんに申し上げておきます。

谷垣禎一君 今私が問うたことは、努力するとか根性を入れて頑張る、こういうことを伺おうとしたんじゃないんですよ。職を賭してやるんだと、こういうことをあなたに覚悟を示していただきたい、日本の政治的リーダーとしてその覚悟を示していただきたい、こういう思いで言ったんです。

 あなたは、我が国が大切にしなきゃならない三つのものを破壊してきたと私は申し上げます。

 まず第一に、今の議論でずっとあるところですが、日米同盟を始めとする我が国の国際社会における信頼、この基礎を完全に掘り崩したと、残念ながらそう申し上げざるを得ません。

 それから二番目に、財源なきばらまき、そして来年度は予算を組めるのかと。このままでいったら日本の財政は破壊される、財政が破壊されるだけではなくて、国民経済、国民生活の明日が破壊されてしまう、こういう基礎をあなたは壊したんです。

 それから三つ目、三つ目は、政治と金あるいはマニフェスト違反、そういうものが数々ありながらだれも責任を取ろうとしない、こういうことが政治と国民の信頼関係の基礎を裏切ってきたんです。

 私は、最後に申し上げます。

 去年、麻生総理へ、鳩山、当時は幹事長でいらした、代表質問でおっしゃったことがあります。読み上げます。

 私は、国民を代表して、この日本の危機において迅速、機敏に有効な手を打たない内閣総理大臣がその座に居座り続けること自体が国民の利益に反すると申し上げます。あなた自身が宰相としての最後の矜持を持って、直ちに総辞職するか、衆議院を解散するか、決断すべきときである。

 あなたはこの発言を覚えておられるはずです。あなたが我が党の総理に代表質問でおっしゃったこと、そっくりそのままお返しして、私の発言を終わります。(拍手)

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 麻生総理に私がそのように申し上げたのは結果として正しかったんではないかと、そのように申し上げておきます。

 だれがこの国をここまで導いてしまったのか、その責任、だれがここまでばらまき政治を行ってきたのか、その責任、それを私たちはしっかりと受け継がせていただきながら、負の遺産を早く払拭するために全力を挙げる、まさにすべての政策の実現に向けて職を賭して頑張ることは言うまでもありません。これからも頑張ってまいります。(拍手)

会長(溝手顕正君) 以上で谷垣禎一君の発言は終了いたしました。

 どうぞやじはもう少し穏やかに、低いトーンでやってください。相手の発言をよく聞こえるようにしてやってください。

 次に、公明党代表山口那津男君。(拍手)

山口那津男君 総理、あなたの元秘書である勝場被告人の判決があした下されます。起訴事実について争っていませんので、有罪は免れないと思います。連休明けにもこの判決は確定するでありましょう。そして、今、鳩山さん自身、あるいは小沢幹事長をめぐる検察審査会、この行方も含めて、今政治とお金に関して厳しい国民の視線が向けられております。

 前回、お尋ねしたことについて必ずしも明確にお答えになりませんでした。今日、これから二点簡潔に問いますので、簡潔に、明確にお答えいただきたいと思います。

 まず一点目は、勝場元秘書を国会の証人喚問又は参考人招致、これに総理自身が積極的に説得すべきである、出席するように積極的に説得すべきである、この点が一点。そして二点目は、この刑事裁判に提出している資料、これを取り戻した上で、国会に提出をして正確に国民の皆さんに説明をする。

 この二点、まさに総理が自らリーダーシップを発揮すれば解決できる問題なんです。いかがですか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 山口代表にお答えをいたしますが、山口代表とも思えない御質問でございます。

 すなわち、簡潔に申し上げるという簡潔な話でもありません。御案内のとおり、勝場元秘書は昨年の六月に私が解雇をいたしました。それ以来、一切の連絡は取ってはおりません。したがって、これは完全に独立した個人の話でございます。

 したがいまして、どうぞ国会の中で、必要であればその旨を国会の中でお聞きをいただきたいと思いますし、その中で私の果たせる役割があれば、そのように役割も果たしてまいりたいと思いますが、国会で当然のことながらしっかりとお決めをいただきたいと思います。

 それから、書類の提出のお話もございました。このことに関しても、私は、まだ明日の判決がどのようになるかということの前の話でございますが、提出されたその書類が多分、明日になれば返してもらえることになろうかと思っています。この書類に関して、これは前から申し上げておりますように、弁護士がこのことに対して、弁護士に対して私は、しっかりこれを検査をしなさいと、点検をしなさいということは申しております。そうやってもらえると思います。

 そして、当然のことながら、政治資金の規正法に基づいて判断をして、正すべきところはしっかりと収支報告など正さなきゃならないことも言うまでもありません。それはしっかりと行ってまいります。

 個人のプライバシーに関して、いまだかつて様々、いろいろな問題を犯した者といえども、決して個人のプライバシーにかかわる資料というものを提出したことはないかと思っております。

 いずれにしても、このことに関してしっかりと、国会でお尋ねがあればそのことに関して私としても努力をしたいと思っておりますが、これは検察が判断をして結果を出した話でありますだけに、基本的には資料の提出などというものは必要のないものではないかと、そのように私は考えております。

山口那津男君 鳩山さん、あなたは、辞めた人間だから私は知らない、国民の皆さん、よく聞いていただきたいと思います、そして資料も国会に出すつもりがない。しかし、前回私が引用したように、これは、あなたが予算委員会で、書類を取り戻して国民の皆さんに見ていただいて正確に説明をすると、こうやって自ら述べていたではありませんか。今のお答えには到底納得できません。是非、この今の回答を国民の皆さんによく知っていただいて、しかるべき判断をしていただきたいと思います。

 さて、焦眉の急である普天間基地移設問題について伺いたいと思います。

 いまだに見通しが立っていないということでどれほど多大な国民の利益が失われているか、総理はこのことを十分御認識でしょうか。

 この間、核セキュリティーサミットに行かれました。しかし、正式な日米首脳会談は持つことができなかった。そして、アメリカのメディアの一部には酷評されると、こういうこともありました。国民の皆さんはさぞがっかりされたことだろうと思います。

 そして、アメリカの元政府高官であったマイケル・グリーンさんという人は、この普天間基地の問題が日米関係の酸素を吸い尽くしている、こういうふうにおっしゃられました。私は、言い得て妙だと思います。この問題のためにほかの重要な課題、これが議論が進まないでいる、こういう実態があるのではありませんか。

 二点申し上げます。

 一つは、この日米関係の中で、例えば核軍縮、また核の不拡散、あるいは気候変動、環境、あるいは金融や経済、こういったグローバルな視点から両国が協力をして解決をしていかなければならない問題、こういう問題がたくさんあるではありませんか。しかし、この普天間の問題に酸素を吸い尽くされてほかの重要な問題は瀕死の状況にあるということがこのマイケル・グリーンさんの指摘であり、多くの人がそのように思っていらっしゃるのではないでしょうか。

 もう一点あります、もう一点。この普天間基地の問題が、総理がおっしゃるように五月末までに決着、結論を出すことができないならば、これは沖縄の負担の軽減という意味で他の問題とも連動しているわけであります。例えば、海兵隊のグアムの移転、さらには嘉手納基地以南のかなりの部分の基地が返還される、跡地が利用できる、こういう問題も同時に進まなくなってしまうおそれがあるわけであります。

 この二つの問題について、多大な国民の利益を失い、そして多くの心配を掛けている、この点についてどのような認識を持っていらっしゃいますか。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 余り、その今お話しされたマイケル・グリーンさんのことを申し上げるつもりはありませんが、今までの旧政権の中で様々、日米安保を大事にされた方々のお気持ちは分かります。ただ、新政権も新しい考え方の中で日米安保を大事にすると、別の角度から極めて大事にしてまいりたいと、そのように思っておりまして、必ずしも今までの方々にとって鳩山という人物が好まれていないからそのような批評が出てくるものかと、そのようにも思っています。

 ただ、御安心いただきたいと思っておりますが、例えば核軍縮あるいは核の、核兵器の様々なセキュリティーを始めとする問題、あるいは気候変動の問題、グリーンエネルギーの協力の問題、これはもう既に日米間で様々なレベルで動いておりますから、そこは決してこの普天間の移設問題とはかかわる話ではなくて、十分に動いているということを申し上げておきます。

 そして、もう一つ申し上げておきますが、海兵隊のグアムへの移転などが確かに影響を受けると思います。それだけに、私としては五月末までにという期限を切って、自分自身として期限を切って交渉をしていこうと、そのように考えているわけでありますから、どうぞ、その答えをきちっと出すことによって今までの懸念がすべて払拭される、そのように御理解を願いたい。

山口那津男君 重要なことを聞きますよ。

 五月末に決着を付けるとおっしゃいました。米国、そして沖縄ほか国民の皆さんの理解、そして連立政権の合意と言いました。理解という言葉と合意という言葉を使い分けているように聞こえます。しかし、大事なことは、今、日米間の合意は既にあるわけであります。五月末決着ということは、新しい移転先をきちんと確定するのか、そういう合意をするのか、それとも今までの合意を維持する合意をするのか、いずれしかないんですよ。アメリカに、あいまいな理解ではなくて、アメリカ政府と我が国政府がどういう合意をするのか。移転先を変更するか、維持するか、これしかないはずであります。明確にお答えいただきたいと思います。

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 旧政権における日米間の合意というものがあったことは、私も当然理解をしております。しかし、だからといって、あの辺野古の海を埋め立てるということに対して、これは沖縄の県民のみならず日本の多くの国民の皆様方が懸念を表明しているところであり、もしそのことを強行していたら、これからあと何年、結果としてうまく話が進まずに日米の安全保障を損ねかねないと、そのように私は判断をしたわけでございます。

 したがいまして、私は、くどいようですが、この問題に関して、当然五月末までにということを決めているわけではありますが、新しい移設先に関して合意を得ると、そのために今全力を挙げて、覚悟を持って臨んでいるということを改めて申し上げておきます。

山口那津男君 最後に鳩山さん、総理に就任してから沖縄に一度も行っていません。是非、現地に行って、その現実を肌で感じていただきたい、対話をしていただきたい。これを最後に申し上げておきたいと思います。(拍手)

内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 当然のことながら、様々、現地の皆様方のお声というものを十分にお伺いさしていただきたいと思っております。その時期が来たら、必ずそのようにさしていただきます。(拍手)

会長(溝手顕正君) 以上で山口那津男君の発言は終了いたしました。

 本日の合同審査会はこれにて散会いたします。

   午後三時五十一分散会


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