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第1号 平成13年8月10日(金曜日)

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本小委員会は平成十三年八月七日(火曜日)委員会において、設置することに決した。

八月八日

 本小委員は委員長の指名で、次のとおり選任された。

      大野 功統君    佐田玄一郎君

      河村 建夫君    坂本 剛二君

      小此木八郎君    伊藤 忠治君

      今田 保典君    東  順治君

      工藤堅太郎君

八月八日

 大野功統君が委員長の指名で、小委員長に選任された。

平成十三年八月十日(金曜日)

    午前十時三十分開議

 出席小委員

   小委員長 大野 功統君

      佐田玄一郎君    河村 建夫君

      坂本 剛二君    小此木八郎君

      伊藤 忠治君    今田 保典君

      東  順治君    工藤堅太郎君

    …………………………………

   議院運営委員       児玉 健次君

   議院運営委員       保坂 展人君

   議院運営委員       小池百合子君

   事務総長         谷  福丸君

   庶務部長         土田喜代治君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 平成十四年度本院予算概算要求の件




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     ――――◇―――――

大野小委員長 これより庶務小委員会を開会いたします。

 本日は、平成十四年度本院予算概算要求の件について御協議願うことといたします。

 まず、事務総長の説明を求めます。

谷事務総長 では、お手元にお配りしております「平成十四年度衆議院予算概算要求案」について順次御説明させていただきます。

 なお、概算要求基準に基づく要求総額が調整できておりませんので、十四年度のところには金額を入れていませんが、本日夕方、概算要求基準の閣議了解があるはずでございます。その大枠の基本方針は、義務経費を除き今年度と同額の要求を認めるが、全体としては一割削減が基本方針である、こういうことでございますので、要求額は、一応、十三年度の要求額とほぼ同じものを要求するとお考えいただいていいと思います。

 それでは、まず議員歳費でございますが、これは、人事院勧告が実施されまして、国家公務員の給与法が改正されました場合には、それに基づいて改正される制度となっています。今回の人事院勧告では、期末手当が〇・〇五削減される、こういう勧告が出てございます。

 二番目の文書通信交通滞在費ですが、現在、月額百万円でございますので、これは現行どおり要求させていただきたいと考えております。

 三番目の永年在職表彰議員特別交通費でございますが、これは与党内でいろいろ御議論されていることは承知しておりますが、十三年十月に十名、それから十四年九月に三名の表彰が予定されておりますので、所要経費は増加いたしまして、一応現行どおり要求させていただきたいと思います。

 四番目の弔慰金でございますが、これも現行どおり要求させておいていただきたいと思います。

 五番目の衆議院名誉議員胸像設置費でございますが、これは今年度の予算の取り扱いもまだ決定していただいておりませんので、一応、十四年度につきましても同額を要求させておいていただいて、また御議論の決定に応じて対処させていただきたいと思います。

 六番目の立法事務費は、現在、月額六十五万円でございますが、これも現行どおり要求させていただきたいと思います。

 七番目の国会議員鉄道乗車証等経費でございますが、これはJR乗車パス及び航空機利用に係る現行の制度をそのままとして、その必要な経費を要求するということでございます。

 八番目の議員秘書経費でございますが、これは政策担当秘書以下三名の現行制度における給与等の所要額を要求いたしたいと思います。

 それから、その次のページでございますが、国会テレビのことでございますが、委員室のテレビ中継施設はすべて完了しておりますので、一つは、テレビ中継の実施に要する運営経費を要求いたします。それから、国会審議のインターネット中継を実施しておりますので、引き続きその運用に必要な経費を要求いたすことになります。

 十番目の議員会館整備でございますが、これは、新議員会館等建設に関する協議会の決定した基本方針に基づいて、十三年度は、予算概算要求におきまして、基本設計費等の要求をいたしました。

 これは昨年十二月のトップ会談で一応決着したことでございますが、従来の基本方針と申しますのは、会館は自前で建てる、それから宿舎は赤坂宿舎をPFIでするという方針を御決定いただいておりましたが、宿舎の方は既に契約の準備段階までの方の話が進んでおりますが、会館につきましては、昨年、国会移転との関係を指摘されまして、なかなか問題が進みませんでしたので、できましたら、このPFIを検討するということの方針を一応御了解していただければ、その調査費を要求してまいりたいと思います。

 なお、PFIにつきましても、会館をPFIでするにしても、一応、どういう建物を建てるかという基本設計ぐらいは当方でさせていただきたいというのが私どもの考えでございます。丸ごと設計段階から会館を任せるのではなくて、せめてどういう建物を建てたらいいかという基本設計ぐらいはさせていただきたいということです。その基本設計作業の分の予算も、十四年度は引き続き要求させてもらいたいと思います。

 十一番目の議員宿舎整備でございますが、これは赤坂議員宿舎のPFI手法による整備の本格的な実施に向けて検討していきますが、一人当たり大体八十平米、いわゆる三LDKと、総戸数が三百戸、鉄骨鉄筋コンクリートづくり、地下三階、地上二十七階建てを計算して、これで調査した結果、大体コストとしてPFIにできる、こういう方向性が出てございます。

 したがいまして、十四年度は、契約に向けて新たに整備に着手すべき事業費及び事業支援委託費等を要求することでいかがでしょうかと思います。

 なお、それに伴いまして、今後、議員宿舎の整理統合の方針を一度御議論いただかなければならぬと思います。

 十二番目の情報化推進関係経費でございますが、議員事務室には衆議院LANに接続したパソコン等情報機器を整備し、衆議院立法情報ネットワークシステム及びインターネット等の情報を御利用いただいております。十二年度には各議員事務室に二台目のパソコンを設置したところでございますが、引き続き、各システムの運用を初め、情報化の推進に必要な経費を要求してまいりたいと思います。

 十三番目は、国会会議録フルテキスト・データベースシステム構築経費でございます。これは、図書館を中心に平成八年度から構築に取り組みまして、現在は、本会議、全委員会の会議録を、院内はもとより、インターネットを通じて一般国民にも提供しております。来年度も、現行システムの運用経費に加え、現行システムの機能改善等を図る経費を要求していきたいと思います。

 十四番目の調査機能拡充強化経費でございますが、これは主に衆議院調査局の各委員会調査室及び法制局の調査及び立案事務に要する活動費でございます。

 十五番目は、職員の人件費でございます。職員の給与に必要な通常分の経費でございます。

 なお、国会特別手当につきましては、十三年度並みに織り込んでございますが、これはかねてから交渉になっておりますので、大蔵と交渉させていただきたいと思いますが、その前提は、削減の方向で向こうが来ますので、それについて幾ら削減するかというような方向で交渉させていただきたいと思います。

 十六番目のその他の経費でございますが、これは、旅費、庁費及び議案類印刷費等の経常的な経費が主でございます。主なものとしては、低公害車の導入経費、それから、海外派遣議員団調査活動費とありますが、若干いろいろ外務省との関係もありますので、派遣地での調査活動に必要な諸経費の増額を要求してまいりたいと思います。また、韓国語初め外国語版の国会案内作成経費等を要求したいと考えております。

 その次は、衆議院施設費でございます。

 まず一番目といたしましては、先ほど申しました新議員会館の基本設計費、二番目といたしましては、赤坂議員宿舎をPFI手法により整備するに当たり必要な敷地地盤調査費を入れてございます。三番目の施設整備費として、主なものは、本館のセキュリティーの整備、エレベーター改修及び議事堂本館の変電施設改修等、その他所要の施設の整備改修でございます。

 最後に、衆議院予備費でございますが、これは前年度同額の七百万円を要求したいと思っております。

 以上が概算要求の説明でございますが、数字につきましては、御協議いただいた方針に基づいて、八月三十一日までに整理させていただいた上、本院概算要求として提出させていただきたいと思います。

 それから、財政改革の要請から一般的な経費の削減を図る一方で、別途、構造改革特別要求というのが認められるようでございます。これは主にIT関連の予算ということでございますので、その場合には立法情報の推進経費を要求してまいりたいと思いますが、この点につきましては、また小委員長初め皆さん方と御相談させていただきたいと思います。

 以上でございます。

大野小委員長 これより懇談に入ります。

    〔午前十時四十分懇談に入る〕

    〔午前十一時八分懇談を終わる〕

大野小委員長 これにて懇談を閉じます。

 それでは、平成十四年度本院予算概算要求の件につきましては、本日事務総長から説明をちょうだいし、また、小委員の皆様から貴重なる御意見、御討論をいただきました。小委員の皆様の御意見を十二分に踏まえまして、ただいま御協議いただきました方針に基づいて処理することにいたしまして、小委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大野小委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十一時九分散会




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