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第8号 平成13年11月16日(金曜日)

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平成十三年十一月十六日(金曜日)

    午後四時四十二分開議

 出席委員

   委員長 鈴木 俊一君

   理事 棚橋 泰文君 理事 谷畑  孝君

   理事 森  英介君 理事 吉田 幸弘君

   理事 鍵田 節哉君 理事 釘宮  磐君

   理事 佐藤 公治君

      鴨下 一郎君    木村 義雄君

      北村 誠吾君    田村 憲久君

      高木  毅君    竹下  亘君

      西川 京子君    野田 聖子君

      林 省之介君    三ッ林隆志君

      宮澤 洋一君    森岡 正宏君

      吉野 正芳君    家西  悟君

      大島  敦君    加藤 公一君

      三井 辨雄君    水島 広子君

      山井 和則君    江田 康幸君

      樋高  剛君    小沢 和秋君

      中川 智子君    川田 悦子君

    …………………………………

   議員           大島  敦君

   議員           加藤 公一君

   議員           鍵田 節哉君

   議員           釘宮  磐君

   議員           城島 正光君

   厚生労働大臣       坂口  力君

   厚生労働副大臣      南野知惠子君

   厚生労働委員会専門員   宮武 太郎君

    ―――――――――――――

委員の異動

十一月十六日

 辞任         補欠選任

  奥山 茂彦君     菱田 嘉明君

  佐藤  勉君     高木  毅君

  古川 元久君     永田 寿康君

  三井 辨雄君     松本 剛明君

  樋高  剛君     山田 正彦君

同日

 辞任         補欠選任

  高木  毅君     佐藤  勉君

  菱田 嘉明君     森岡 正宏君

  永田 寿康君     古川 元久君

  松本 剛明君     三井 辨雄君

  山田 正彦君     樋高  剛君

同日

 辞任         補欠選任

  森岡 正宏君     奥山 茂彦君

    ―――――――――――――

十一月十六日

 雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案(城島正光君外四名提出、衆法第一〇号)

 経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案(内閣提出第二五号)

同日

 年金・医療・福祉等の制度改革に関する請願(後藤茂之君紹介)(第三三二号)

 同(羽田孜君紹介)(第三三三号)

 同(前原誠司君紹介)(第三五二号)

 同(小里貞利君紹介)(第四四三号)

 乳幼児医療費無料制度の創設に関する請願(植田至紀君紹介)(第三三四号)

 同(葉山峻君紹介)(第三三五号)

 同(今川正美君紹介)(第三四四号)

 同(植田至紀君紹介)(第三四五号)

 同(山井和則君紹介)(第三四六号)

 同(石井郁子君紹介)(第三七七号)

 同(大幡基夫君紹介)(第三七八号)

 同(児玉健次君紹介)(第三七九号)

 同(吉井英勝君紹介)(第三八〇号)

 同(川田悦子君紹介)(第三九一号)

 同(川田悦子君紹介)(第三九七号)

 同(大出彰君紹介)(第四〇四号)

 同(川田悦子君紹介)(第四〇五号)

 同(細野豪志君紹介)(第四〇六号)

 同(大出彰君紹介)(第四一四号)

 同(大島令子君紹介)(第四二六号)

 同(木島日出夫君紹介)(第四六三号)

 同(穀田恵二君紹介)(第四六四号)

 国民医療及び建設国保組合の改善に関する請願(重野安正君紹介)(第三三六号)

 同(大島令子君紹介)(第四二七号)

 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第十九条の改正に関する請願(羽田孜君紹介)(第三三七号)

 同(赤羽一嘉君紹介)(第三九二号)

 同(鎌田さゆり君紹介)(第四二八号)

 食品衛生法の改正・運用強化等に関する請願(宮路和明君紹介)(第三三八号)

 同(樋高剛君紹介)(第三五〇号)

 同(水島広子君紹介)(第三五一号)

 同(砂田圭佑君紹介)(第三八四号)

 同(平井卓也君紹介)(第三八五号)

 同(森岡正宏君紹介)(第三八六号)

 同(山本幸三君紹介)(第三八七号)

 同(池田元久君紹介)(第三九六号)

 同(金田誠一君紹介)(第三九九号)

 同(小林守君紹介)(第四〇〇号)

 同(佐田玄一郎君紹介)(第四〇一号)

 同(佐藤剛男君紹介)(第四〇二号)

 同(横路孝弘君紹介)(第四〇三号)

 同(甘利明君紹介)(第四〇八号)

 同(大出彰君紹介)(第四〇九号)

 同(笹川堯君紹介)(第四一〇号)

 同(自見庄三郎君紹介)(第四一一号)

 同(中田宏君紹介)(第四一二号)

 同(植田至紀君紹介)(第四一七号)

 同(小渕優子君紹介)(第四一八号)

 同(奥野誠亮君紹介)(第四一九号)

 同(原陽子君紹介)(第四二〇号)

 同(前田雄吉君紹介)(第四二一号)

 同(佐々木秀典君紹介)(第四二二号)

 同(田村憲久君紹介)(第四二三号)

 同(平林鴻三君紹介)(第四二四号)

 同(佐藤謙一郎君紹介)(第四三一号)

 同(阿部知子君紹介)(第四三四号)

 同(今川正美君紹介)(第四三五号)

 同(大村秀章君紹介)(第四三六号)

 同(後藤斎君紹介)(第四三七号)

 同(島聡君紹介)(第四三八号)

 同(中村哲治君紹介)(第四三九号)

 同(山内惠子君紹介)(第四四〇号)

 同(米田建三君紹介)(第四四一号)

 同(若松謙維君紹介)(第四四二号)

 同(池田行彦君紹介)(第四六九号)

 同(江崎洋一郎君紹介)(第四七〇号)

 同(鍵田節哉君紹介)(第四七一号)

 同(金子哲夫君紹介)(第四七二号)

 同(菅義偉君紹介)(第四七三号)

 同(滝実君紹介)(第四七四号)

 同(渡海紀三朗君紹介)(第四七五号)

 同(土井たか子君紹介)(第四七六号)

 同(西川公也君紹介)(第四七七号)

 同(増田敏男君紹介)(第四七八号)

 同(宮本一三君紹介)(第四七九号)

 同(山田正彦君紹介)(第四八〇号)

 介護、医療、年金制度の拡充に関する請願(水島広子君紹介)(第三四七号)

 同(木島日出夫君紹介)(第三八三号)

 同(小泉俊明君紹介)(第三九三号)

 同(岩國哲人君紹介)(第四二九号)

 子供たちが国内で移植を受けられる臓器移植法の改正に関する請願(古川元久君紹介)(第三四八号)

 同(水島広子君紹介)(第三四九号)

 同(五島正規君紹介)(第三九五号)

 同(五島正規君紹介)(第三九八号)

 同(小渕優子君紹介)(第四一六号)

 公的年金制度を改革し最低保障年金制度の創設に関する請願(塩川鉄也君紹介)(第三七五号)

 医療費負担引き上げの中止に関する請願(木島日出夫君紹介)(第三七六号)

 同(木島日出夫君紹介)(第四六二号)

 介護保険制度の緊急改善に関する請願(木島日出夫君紹介)(第三八一号)

 同(不破哲三君紹介)(第三八二号)

 同(赤嶺政賢君紹介)(第四六五号)

 同(中林よし子君紹介)(第四六六号)

 介護、医療、年金の拡充に関する請願(不破哲三君紹介)(第三八八号)

 野宿生活者自立支援法制定に関する請願(佐藤謙一郎君紹介)(第三九四号)

 同(細野豪志君紹介)(第四〇七号)

 同(近藤昭一君紹介)(第四一五号)

 薬害ライ症候群後遺症に係る医薬品機構障害年金者認定に関する請願(青山二三君紹介)(第四三〇号)

 社会保障の拡充に関する請願(阿部知子君紹介)(第四三三号)

 お産環境改善に関する請願(土肥隆一君紹介)(第四五〇号)

 開業助産婦存続に関する請願(土肥隆一君紹介)(第四五一号)

 失業者、高齢者の失業・雇用対策の充実に関する請願(小沢和秋君紹介)(第四五二号)

 同(大幡基夫君紹介)(第四五三号)

 同(大森猛君紹介)(第四五四号)

 同(穀田恵二君紹介)(第四五五号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第四五六号)

 同(瀬古由起子君紹介)(第四五七号)

 同(春名直章君紹介)(第四五八号)

 同(藤木洋子君紹介)(第四五九号)

 同(松本善明君紹介)(第四六〇号)

 児童扶養手当など母子家庭の経済生活の安定に関する請願(都築譲君紹介)(第四六一号)

 医療費負担引き上げ中止と介護保険の緊急改善に関する請願(大森猛君紹介)(第四六七号)

 同(松本善明君紹介)(第四六八号)

 患者負担引き上げ中止に関する請願(小沢和秋君紹介)(第四八一号)

 同(大森猛君紹介)(第四八二号)

 同(松本善明君紹介)(第四八三号)

 同(山口富男君紹介)(第四八四号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 参考人出頭要求に関する件

 経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案(内閣提出第二五号)

 雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案(城島正光君外四名提出、衆法第一〇号)




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     ――――◇―――――

鈴木委員長 これより会議を開きます。

 本日付託になりました内閣提出、経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案及び城島正光君外四名提出、雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案の両案を一括して議題とし、順次趣旨の説明を聴取いたします。坂口厚生労働大臣。

    ―――――――――――――

 経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

坂口国務大臣 お疲れのところ、申しわけありません。

 ただいま議題となりました経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 一層厳しさを増している雇用情勢にかんがみ、政府におきましては、本年九月に総合雇用対策を決定し、雇用の安定の確保に向け総合的な施策を展開することとしております。このうち実施の緊急性が特に高い施策につきましては、十月に策定した改革先行プログラムに盛り込み、先行して実施することとしており、これに必要な法的措置、具体的には、中高年齢者すなわち四十五歳以上の方々の再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置を実施するため、本法律案を作成し、ここに提出した次第であります。

 次に、この法律案の内容につきまして、概要を御説明申し上げます。

 第一に、雇用保険法の特例であります。

 中高年齢者のうち六十歳未満の者について、公共職業安定所長が指示した公共職業訓練等の受講後、必要に応じて、基本手当を受けつつ再度公共職業訓練等を受けることができるようにすること等としております。

 なお、船員保険法についても、同様の措置を講ずることとしております。

 第二に、中小企業における労働力の確保及び良好な雇用の機会の創出のための雇用管理の改善の促進に関する法律の特例であります。

 中小企業者が中小企業経営革新支援法による承認を受けた経営革新計画に基づき経営革新を行い、これに伴って中高年齢者を雇い入れた場合に、雇用保険法の雇用安定事業等として必要な助成を行うこと等としております。

 第三に、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律の特例であります。

 派遣先が、専門的な知識、技能または経験を必要とする業務等以外の業務に中高年齢者である派遣労働者を受け入れる場合に、派遣期間の上限を三年間とすることとしております。

 なお、この法律は、平成十四年一月一日から施行することとし、平成十七年三月三十一日限り効力を失うこととしております。

 以上、経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案の提案理由及びその内容の概要について御説明申し上げました。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。ありがとうございました。

鈴木委員長 次に、加藤公一君。

    ―――――――――――――

 雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

加藤(公)議員 ただいま議題となりました雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。

 九月の完全失業率五・三%という過去最高の数字にあらわれているように、我が国経済は低迷を続け、経済社会の先行きに対する閉塞感はこれ以上ないというほど深まっております。多数の労働者が離職を余儀なくされ、かつ長期にわたって再就職が困難な状況に陥っているばかりでなく、多くの自営業者が廃業に追い込まれております。

 今後、不良債権処理が進展すれば、雇用情勢がさらに悪化する可能性は否定できず、この際、雇用保険財政の安定化を図り、再就職、創業のための能力開発を積極的に支援するなど、政府の責任のもとで抜本的なセーフティーネットを整備することによって、国民の将来不安を可能な限り除去し、安心して暮らすことのできる社会を構築する必要があり、必要な緊急措置として、この法律案を提出することとした次第であります。

 以下、その主な内容を申し上げます。

 第一に、求職者等能力開発支援制度を創設いたします。能力開発訓練の受講を要件として、雇用保険の失業等給付が終了した非自発的失業者、一年以上失業している自発的失業者及び一定の自営業廃業者への最長二年間の能力開発手当の給付制度を創設することといたします。

 第二に、失業等給付資金を労働保険特別会計の雇用勘定に設けます。これは、雇用保険の制度的安定を図り、失業等給付を受け取ることができないという不安を解消するため、失業等給付費等を支弁するため必要があるときに使用することができる資金であり、一般会計から二兆円規模をこれに拠出することとしております。

 何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御可決くださいますことをお願い申し上げ、趣旨の説明といたします。

鈴木委員長 以上で両案の趣旨の説明は終わりました。

    ―――――――――――――

鈴木委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。

 両案審査中、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、出席を求めることとし、その人選等諸般の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次回は、来る二十日火曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後四時五十分散会




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