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第26号 平成14年7月31日(水曜日)

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平成十四年七月三十一日(水曜日)
    午前十時二十分開議
 出席委員
   委員長 久保 哲司君
   理事 木村 隆秀君 理事 実川 幸夫君
   理事 橘 康太郎君 理事 林  幹雄君
   理事 古賀 一成君 理事 細川 律夫君
   理事 赤羽 一嘉君 理事 一川 保夫君
      赤城 徳彦君    小里 貞利君
      倉田 雅年君    菅  義偉君
      田中 和徳君    高木  毅君
      高橋 一郎君    谷田 武彦君
      中馬 弘毅君    中本 太衛君
      西川 京子君    林 省之介君
      菱田 嘉明君    福井  照君
      二田 孝治君    増原 義剛君
      松野 博一君    松本 和那君
      吉川 貴盛君    阿久津幸彦君
      井上 和雄君    大谷 信盛君
      今田 保典君    樽床 伸二君
      津川 祥吾君    永井 英慈君
      伴野  豊君    平岡 秀夫君
      前原 誠司君    高木 陽介君
      山岡 賢次君    大幡 基夫君
      瀬古由起子君    原  陽子君
      保坂 展人君    二階 俊博君
    …………………………………
   国土交通大臣       扇  千景君
   国土交通大臣政務官    菅  義偉君
   国土交通大臣政務官    高木 陽介君
   国土交通委員会専門員   福田 秀文君
    ―――――――――――――
委員の異動
七月三十一日
 辞任         補欠選任
  松岡 利勝君     西川 京子君
  松宮  勲君     増原 義剛君
同日
 辞任         補欠選任
  西川 京子君     松岡 利勝君
  増原 義剛君     松宮  勲君
    ―――――――――――――
七月二十五日
 国土交通省の地方整備局等の機構拡充及び職員増員に関する請願(大島敦君紹介)(第六八七二号)
 同(山井和則君紹介)(第六八七三号)
 同(大島敦君紹介)(第六九一八号)
 同(上田清司君紹介)(第六九八二号)
 同(大島敦君紹介)(第六九八三号)
 同(古賀一成君紹介)(第六九八四号)
 同(東門美津子君紹介)(第六九八五号)
 同(一川保夫君紹介)(第七〇六三号)
 同(松沢成文君紹介)(第七〇六四号)
 同(小林守君紹介)(第七一八三号)
 同(筒井信隆君紹介)(第七一八四号)
 同(保坂展人君紹介)(第七一八五号)
 働くルールを確立させ、建設労働者の雇用を守り、公共事業の生活・環境重視への転換に関する請願(原陽子君紹介)(第六八七四号)
 同(山井和則君紹介)(第六八七五号)
 同(児玉健次君紹介)(第六九一九号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第六九二〇号)
 同(家西悟君紹介)(第六九八六号)
 同(東門美津子君紹介)(第六九八七号)
 同(中村哲治君紹介)(第六九八八号)
 同(石井紘基君紹介)(第七〇六五号)
 同(大島敦君紹介)(第七〇六六号)
 同(中山義活君紹介)(第七〇六七号)
 同(小林守君紹介)(第七一八六号)
 気象事業の整備拡充に関する請願(大幡基夫君紹介)(第六九八一号)
 障害者対応のETCシステム導入に関する請願(橋本龍太郎君紹介)(第七〇六二号)
 同(筒井信隆君紹介)(第七一八一号)
 同(松宮勲君紹介)(第七一八二号)
 国土交通省の地方整備局等の機構拡充及び要員確保に関する請願(瀬古由起子君紹介)(第七一八七号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 閉会中審査に関する件
 東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する件


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     ――――◇―――――
久保委員長 これより会議を開きます。
 国土交通行政の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する件について決議をいたしたいと存じます。
 本件につきましては、理事会等におきまして、各党間において御協議をいただいたところ、お手元に配付いたしておりますとおりの案文がまとまりました。
 便宜、委員長から案文を朗読し、その趣旨の説明にかえたいと存じます。
    東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する件(案)
  今世紀前半での発生が懸念される東南海・南海地震は、津波の被害を広範囲に及ぼす大規模な海溝型地震であり、発生した場合において国民の生命、身体及び財産に重大かつ広範な被害を及ぼすおそれがあることにかんがみ、ハード・ソフト両面からの総合的な防災対策を強力に推進することが求められている。よって政府は、東南海・南海地震等に係る地震等防災対策の推進を図るため、特に次の諸点について速やかに適切な措置を講じ、万全を期すべきである。
 一 陸域及び海域における地震に関する観測・測量のための施設等の早急な整備を図るとともに、地震防災に資する情報を速やかに提供する体制の強化に努めること、及び東南海・南海地震における地震予知の重要性にかんがみ、予知に資する科学的な技術水準の向上に努めること。また、津波予報のより一層の迅速化、高精度化を図ること。
 二 地震、津波災害による被害の軽減を図るため、防災拠点等の整備及び社会基盤施設の耐震性の向上や安全性の確保に努め、災害に強い地域づくりを推進すること。
 三 津波災害防止という視点に立ち、海岸事業、港湾整備事業等の速やかな実施、避難地、避難路等の避難施設の整備等、必要な施策を講ずること。
 四 災害に対して迅速かつ効果的に対応するために、的確な情報収集・伝達や避難誘導、防災活動等を可能とする防災情報システムを構築するとともに、災害復旧を円滑かつスピーディーに推進するために、あらかじめハザードマップの整備や地理・地盤情報、電子図面等の整備を行うこと。また、これらの防災情報や電子情報等を統合化した危機管理情報システムの構築及び整備を図ること。
 五 災害の発生に際し、国民生活の生命線でもあるライフラインの復旧について国及び地方公共団体等は積極的に協調・協力すること。
 六 災害発生時の避難・緊急輸送や災害復旧活動を支える道路・港湾等について、耐震化を推進するとともに、代替性を確保したネットワークの整備等に努めること。また、関係地方公共団体及び関係運輸事業者等との連絡・協議体制を整え、災害発生時においては、緊密な連携をとりつつ、緊急輸送の速やかな確保等に努めること。
 七 他の海溝型地震についても同様の措置を講ずること。
  右決議する。
以上であります。
 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
 お諮りいたします。
 ただいま読み上げました案文を本委員会の決議とするに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
久保委員長 起立総員。よって、本件は本委員会の決議とすることに決しました。
 この際、ただいまの決議につきまして扇国土交通大臣から発言を求められておりますので、これを許します。国土交通大臣扇千景君。
扇国務大臣 ただいま御決議のありましたこの事項につきましては、政府といたしましても、観測、測量のための施設の整備、災害に強い地域づくり、情報システムの構築、避難、緊急輸送の確保等、総合的な地震防災対策の推進に努めてまいる所存でございます。
久保委員長 お諮りいたします。
 ただいまの決議についての議長に対する報告及び関係当局への参考送付の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
久保委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
     ――――◇―――――
久保委員長 この際、御報告いたします。
 今国会、本委員会に付託になりました請願は三百四十九件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会等において慎重に検討いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、御了承願います。
 なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしましたとおり、視覚障害者をホーム転落事故から守るための可動柵設置に関する陳情書外二十三件であります。
 また、今国会、本委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、一般国道二五号斑鳩バイパス事業促進に関する意見書外千三百七十件であります。
 念のため御報告いたします。
     ――――◇―――――
久保委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
 第百五十一回国会
 前原誠司君外一名提出、公共事業基本法案
 前原誠司君外一名提出、公共事業関係費の量的縮減に関する臨時措置法案
 前原誠司君外一名提出、公共事業一括交付金法案
 前原誠司君外一名提出、ダム事業の抜本的な見直し及び治水のための森林の整備の推進等のための緊急措置法案
 第百五十三回国会、細川律夫君外二名提出、航空法の一部を改正する法律案
並びに
 国土交通行政の基本施策に関する件
 国土計画、土地及び水資源に関する件
 都市計画、建築及び地域整備に関する件
 河川、道路、港湾及び住宅に関する件
 陸運、海運、航空及び観光に関する件
 北海道開発に関する件
 気象及び海上保安に関する件
以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
久保委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
 まず、閉会中審査におきまして、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
久保委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、その派遣地、期間、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
久保委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十時二十八分散会


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