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第2号 平成27年3月26日(木曜日)

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平成二十七年三月二十六日(木曜日)

    午前九時四十分開議

 出席委員

   委員長 坂本祐之輔君

   理事 井上 貴博君 理事 小松  裕君

   理事 冨岡  勉君 理事 馳   浩君

   理事 山本 幸三君 理事 津村 啓介君

   理事 伊東 信久君 理事 伊藤  渉君

      青山 周平君    井林 辰憲君

      石川 昭政君    尾身 朝子君

      大隈 和英君    加藤 鮎子君

      神谷  昇君    神田 憲次君

      田所 嘉徳君    渡海紀三朗君

      中川 俊直君    中山 展宏君

      藤井比早之君    古田 圭一君

      松島みどり君    宮崎 謙介君

      八木 哲也君    小川 淳也君

      岡本 充功君    長島 昭久君

      平野 博文君    丸山 穂高君

      伊佐 進一君    輿水 恵一君

      島津 幸広君    真島 省三君

    …………………………………

   国務大臣

   (科学技術政策担当)

   (宇宙政策担当)

   (情報通信技術(IT)政策担当)         山口 俊一君

   内閣府副大臣       平  将明君

   内閣府大臣政務官     松本 洋平君

   衆議院調査局科学技術・イノベーション推進特別調査室長           行平 克也君

    ―――――――――――――

委員の異動

一月二十七日

 辞任         補欠選任

  石原 宏高君     渡海紀三朗君

三月二十六日

 辞任         補欠選任

  古賀  篤君     石川 昭政君

  豊田真由子君     加藤 鮎子君

  大串 博志君     岡本 充功君

同日

 辞任         補欠選任

  石川 昭政君     古賀  篤君

  加藤 鮎子君     豊田真由子君

  岡本 充功君     大串 博志君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件


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     ――――◇―――――

坂本委員長 これより会議を開きます。

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。

 山口国務大臣から所信を聴取いたします。山口国務大臣。

山口国務大臣 おはようございます。

 科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣及び情報通信技術政策担当大臣として、所信の一端を申し述べます。

 科学技術・イノベーションは、アベノミクスの成果により確実に生まれつつある経済の好循環を本格化させ、持続的な経済成長をもたらす原動力となるものであり、未来の成長の源泉です。

 現在、二〇一六年度からの五年間で取り組むべき施策の基本方針を示す第五期科学技術基本計画を検討しているところです。我が国の強みを生かしつつ、今後のネットワーク時代を先取りするイノベーションの推進、基盤となる基礎研究力や高度人材育成の強化、地域の特色を生かした自律的な地域イノベーションの促進等を目指して、当基本計画の策定に全力で取り組んでまいります。

 この計画の区切りとなる二〇二〇年には、オリンピック・パラリンピック東京大会が開催されます。この大会の場をショーケースとして、自動走行や水素社会など最先端の科学技術を世界に発信し、大会後もこれをモデルとして地方に展開して、日本の経済成長を強力に推進する取り組みとしてまいります。

 また、引き続き、政府全体の科学技術関係予算を主導するとともに、戦略的イノベーション創造プログラム及び革新的研究開発推進プログラムを強力に推進してまいります。

 宇宙政策については、安倍政権の新たな安全保障政策を十分に踏まえた長期的かつ具体的な計画として本年一月に決定した宇宙基本計画を着実に実行に移し、準天頂衛星を初めとした各種の宇宙システムを整備してまいります。今後は、宇宙基本計画の工程表を毎年改定し、各施策の一層の具体化を図ることにより、宇宙開発利用を強力に推進してまいります。

 ITは、地域や世代を超えてあらゆる分野に活用できる変革の鍵であり、地方創生を含めた社会的課題解決に大きく貢献できるものです。成長戦略の柱として積極的かつ果敢にITを利活用するための戦略、世界最先端IT国家創造宣言に基づき、政府CIOとともにIT政策の司令塔として、政府一丸となって取り組んでまいります。

 知的財産戦略につきましては、知的財産推進計画二〇一四に基づく各施策の取り組みを一層加速させてまいります。特に、地方創生にもつながる地方中小企業等の知的財産の活用や、我が国のソフトパワーを強化すべくコンテンツの海外展開などを積極的に応援します。次期計画の策定も見据え、我が国の一層の経済成長の原動力とすべく知的財産戦略を推進してまいります。

 原子力委員会においては、昨年十二月に施行された原子力委員会設置法の一部を改正する法律を踏まえ、原子力の平和利用、放射性廃棄物の処理処分等の原子力利用に関する政策の重要事項に重点化し、取り組んでまいります。

 坂本委員長を初め理事、委員各位の御理解、御協力、また御指導をよろしくお願い申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)

坂本委員長 以上で大臣の所信表明は終わりました。

 次に、平成二十七年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。平内閣府副大臣。

平副大臣 おはようございます。内閣府副大臣の平将明でございます。よろしくお願いをいたします。

 科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術政策及び知的財産戦略等を担当する副大臣として、山口大臣を補佐し、科学技術・イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりたいと思います。

 坂本委員長を初め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。

 平成二十七年度科学技術関係予算案について、その概要を説明いたします。

 平成二十七年度の科学技術関係予算案の総額は三兆四千四百七十億円となっております。このうち、一般会計分が二兆九千二百十五億円、特別会計分が五千二百五十五億円となっております。この一般会計のうち、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費が一兆二千八百五十七億円となっております。

 平成二十七年度科学技術関係予算の編成に当たっては、昨年六月に閣議決定した科学技術イノベーション総合戦略二〇一四を確実に実行に移すべく、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮し、関係府省の幹部職員から構成される予算戦略会議を開催し、資源配分の方針を策定するなど、概算要求の段階から主導してまいりました。

 具体的には、総合科学技術・イノベーション会議がみずから牽引し、府省や分野の枠を超えて、基礎研究から実用化、事業化までを見据えた研究開発等を推進する戦略的イノベーション創造プログラム、いわゆるSIPを今年度創設、開始いたしましたが、これを継続的に力強く推進していくため、必要な経費を内閣府において計上しております。

 また、エネルギー、健康長寿、次世代インフラ、地域資源、復興再生といった重要課題の解決に向けた取り組みや、イノベーションに適した環境創出に向けた取り組み等の推進に必要な経費を関係府省において計上しております。

 以上で平成二十七年度科学技術関係予算案の説明を終わります。よろしくお願いいたします。(拍手)

坂本委員長 以上で説明は終わりました。

 次に、松本内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。松本内閣府大臣政務官。

松本大臣政務官 内閣府大臣政務官の松本洋平です。

 科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術政策及び知的財産戦略等を担当する大臣政務官といたしまして、山口大臣、平副大臣を補佐し、科学技術・イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりますので、坂本委員長を初め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。

 以上です。(拍手)

坂本委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十八分散会


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