日本放送協会平成19年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書の概要

　本件は、日本放送協会の平成19年度決算であって、放送法第74条第３項の規定に基づき、会計検査院の検査を経て国会に提出されたものであり、その主な内容は次のとおりである。

１　財産目録及び貸借対照表

　　一般勘定は、資産総額7,853億334万１千円、負債総額2,623億4,137万６千円、資本総額5,229億6,196万５千円である。このうち当期事業収支差金は375億7,394万６千円である。

　　受託業務等勘定は、資産総額6,022万７千円、負債総額6,022万７千円である。

２　損益計算書

　　一般勘定は、経常事業収入6,847億9,593万６千円、経常事業支出6,416億7,659万６千円、経常事業収支差金431億1,933万９千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は375億7,394万６千円であり、このうち、８億2,935万７千円は資本支出に充当し、事業収支剰余金367億4,458万８千円を翌年度以降の財政安定のための財源として繰り越している。

　　受託業務等勘定は、経常事業収入10億2,000万２千円、経常事業支出８億1,611万２千円、経常事業収支差金２億389万円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた当期事業収支差金は１億5,810万２千円であり、これを一般勘定の経常事業収入へ繰り入れている。