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   日本放送協会平成22年度財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要

 

 本件は、日本放送協会の平成22年度決算であって、放送法第74条第3項の規定に基づき、会計検査院の検査を経て国会に提出されたもので、その主な内容は次のとおりである。

1 財産目録及び貸借対照表

  協会全体では、資産総額8,722億6,044万8千円、負債総額3,108億7,592万8千円、純資産総額5,613億8,452万円である。

なお、各勘定の状況は次のとおりである。

一般勘定は、資産総額8,772億6,705万4千円、負債総額3,105億1,670万7千円、純資産総額5,667億5,034万7千円である。

  番組アーカイブ業務勘定は、資産総額2億2,913万円、負債総額55億9,495万7千円、純資産総額△53億6,582万7千円である。

  受託業務等勘定は、資産総額3,182万9千円、負債総額3,182万9千円である。

2 損益計算書

協会全体では、経常事業収入6,812億107万9千円、経常事業支出6,524億4,714万2千円、経常事業収支差金287億5,393万7千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は19億3,615万4千円であり、全額が事業収支剰余金である。

なお、各勘定の状況は次のとおりである。

一般勘定は、経常事業収入6,801億6,280万1千円、経常事業支出6,495億2,936万8千円、経常事業収支差金306億3,343万2千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は37億9,866万2千円であり、これは事業収支剰余金となり、全額を翌年度以降の財政安定のための財源として繰り越している。

  番組アーカイブ業務勘定は、経常事業収入5億5,384万5千円、経常事業支出24億9,639万3千円、経常事業収支差金△19億4,254万7千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた経常収支差金と同額の当期事業収支差金は△18億6,250万8千円であり、これを欠損金として繰り越している。

  受託業務等勘定は、経常事業収入21億4,719万1千円、経常事業支出17億4,370万円、経常事業収支差金4億349万1千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた当期事業収支差金は3億4,043万8千円であり、これを一般勘定へ繰り入れている。

3 キャッシュ・フロー計算書

  事業活動によるキャッシュ・フローは961億6,226万6千円、投資活動によるキャッシュ・フローは△417億5,083万8千円、財務活動によるキャッシュ・フローは△109億9,127万1千円である。現金及び現金同等物の年度末残高は1,357億7,264万8千円である。

 

 

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