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   日本放送協会平成25年度財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要

 

 本件は、日本放送協会の平成25年度決算であって、放送法第74条第3項の規定に基づき、会計検査院の検査を経て国会に提出されたもので、その主な内容は次のとおりである。なお、本件には、「本院は、検査の結果、不当事項として「職員の不正行為による損害が生じたもの」を平成25年度決算報告に掲記した。」との会計検査院の検査結果が添付されている。

1 財産目録及び貸借対照表

  協会全体では、資産総額9,269億5,375万8千円、負債総額3,077億6,509万6千円、純資産総額6,191億8,866万2千円である。

なお、各勘定の状況は次のとおりである。

一般勘定は、資産総額9,342億6,926万8千円、負債総額3,073億583万6千円、純資産総額6,269億6,343万1千円である。

  番組アーカイブ業務勘定は、資産総額3億2,511万円、負債総額80億9,988万円、純資産総額△77億7,476万9千円である。

  受託業務等勘定は、資産総額4,116万6千円、負債総額4,116万6千円である。

2 損益計算書

協会全体では、経常事業収入6,570億1,812万8千円、経常事業支出6,512億8,277万2千円、経常事業収支差金57億3,535万6千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は184億1,352万4千円である。

なお、各勘定の状況は次のとおりである。

一般勘定は、経常事業収入6,552億3,176万6千円、経常事業支出6,496億2,499万4千円、経常事業収支差金56億677万1千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は182億8,015万8千円であり、これは事業収支剰余金となり、全額を翌年度以降の財政安定のための財源として繰り越している。

  番組アーカイブ業務勘定は、経常事業収入18億4,336万円、経常事業支出17億1,477万5千円、経常事業収支差金1億2,858万4千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた経常収支差金と同額の当期事業収支差金1億3,336万5千円によって、欠損金が同額減少している。

  受託業務等勘定は、経常事業収入13億5,719万8千円、経常事業支出11億3,733万3千円、経常事業収支差金2億1,986万5千円である。当期事業収支差金は、この経常事業収支差金と同額であり、これを一般勘定へ繰り入れている。

3 キャッシュ・フロー計算書

  事業活動によるキャッシュ・フローは600億597万3千円、投資活動によるキャッシュ・フローは△371億5,999万1千円、財務活動によるキャッシュ・フローは△5億3,914万円である。現金及び現金同等物の年度末残高は、223億684万1千円増加し、1,487億824万円である。

 

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