日本放送協会平成18年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書の概要
本件は、日本放送協会の平成18年度決算であって、放送法第40条第3項の規定に基づき、会計検査院の検査を経たものであり、その主な内容は次のとおりである。
1 財産目録及び貸借対照表
一般勘定は、資産総額7,497億5,512万8千円、負債総額2,643億6,710万9千円、資本総額4,853億8,801万8千円である。このうち当期事業収支差金は234億7,779万5千円である。
受託業務等勘定は、資産総額482万9千円、負債総額482万9千円である。
2 損益計算書
一般勘定は、経常事業収入6,756億674万4千円、経常事業支出6,526億1,931万9千円、経常事業収支差金229億8,742万4千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加えた当期事業収支差金は234億7,779万5千円であり、この全額を翌年度以降の財政安定のための財源として繰り越している。
受託業務等勘定は、経常事業収入10億3,065万7千円、経常事業支出8億3,078万1千円、経常事業収支差金1億9,987万5千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた当期事業収支差金は1億5,616万4千円であり、これを一般勘定の経常事業収入へ繰り入れている。
なお、本件には、「「会計検査院法第30条の3の規定に基づく報告書」として「日本放送協会における不祥事に関する会計検査の結果について」を国会に報告し、その概要を平成18年度決算検査報告に「国会からの検査要請事項に関する報告」として掲記した。」との会計検査院の検査結果が添付されている。