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   日本放送協会平成21年度財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書の概要

 

 本件は、日本放送協会の平成21年度決算であって、放送法第74条第3項の規定に基づき、会計検査院の検査を経て国会に提出されたもので、その主な内容は次のとおりである。

1 財産目録及び貸借対照表

  協会全体では、資産総額8,502億505万2千円、負債総額2,907億5,668万6千円、純資産総額5,594億4,836万6千円である。

なお、各勘定の状況は次のとおりである。

一般勘定は、資産総額8,533億5,477万5千円、負債総額2,904億309万円、純資産総額5,629億5,168万4千円である。

  番組アーカイブ業務勘定は、資産総額2億6,056万5千円、負債総額37億6,388万4千円、純資産総額△35億331万8千円である。

  受託業務等勘定は、資産総額2,911万7千円、負債総額2,911万7千円である。

2 損益計算書

協会全体では、経常事業収入6,658億6,666万3千円、経常事業支出6,487億9,114万4千円、経常事業収支差金170億7,551万9千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は102億684万5千円であり、全額が事業収支剰余金である。

なお、各勘定の状況は次のとおりである。

一般勘定は、経常事業収入6,655億7,121万6千円、経常事業支出6,462億6,087万4千円、経常事業収支差金193億1,034万1千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加え又は差し引いた当期事業収支差金は124億64万9千円であり、これは事業収支剰余金となり、全額を翌年度以降の財政安定のための財源として繰り越している。

  番組アーカイブ業務勘定は、経常事業収入2億9,512万1千円、経常事業支出25億8,459万8千円、経常事業収支差金△22億8,947万7千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた経常収支差金と同額の当期事業収支差金は△21億9,380万4千円であり、これを欠損金として繰り越している。

  受託業務等勘定は、経常事業収入15億4,258万8千円、経常事業支出12億4,396万5千円、経常事業収支差金2億9,862万3千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた当期事業収支差金は2億4,396万8千円であり、これを一般勘定へ繰り入れている。

3 キャッシュ・フロー計算書

  事業活動によるキャッシュ・フローは1,015億2,831万8千円、投資活動によるキャッシュ・フローは△1,251億7,960万円、財務活動によるキャッシュ・フローは△72億3,768万3千円である。現金及び現金同等物の年度末残高は923億5,249万1千円である。

 

 なお、本件には、「本院は、検査の結果、意見を表示し又は処置を要求した事項として「受信契約の取次ぎ・収納等に係る業務委託について、業界団体との緊密な連携を図るとともに契約内容の見直しを検討するなどして、受信契約の促進及び受信料の公平負担の徹底という目的に対して一層有効に機能するものとなるよう意見を表示したもの」を平成21年度決算検査報告に掲記した。」との会計検査院の検査結果が添付されている。

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