質問本文情報
昭和二十五年七月十三日提出質問第一一号
労働者農民市民及び民主団体開催の会合に対する彈圧に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年七月十三日
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
労働者農民市民及び民主団体開催の会合に対する彈圧に関する質問主意書
一 政府は、最近労働運動を盛んに彈圧しているが、第二十四回選挙で選出された議員が衆議院を構成してから今日までの労働争議において、検挙された者の数、その理由及びその争議の性格を明示されたい。
二 又、農民に対する強権供出及び徴税強行により各地に発生した農民の争議の性格及びこれにより検挙された者の数及びその理由を明示されたい。
三 市民に対する不当な徴税により発生した争議により、検挙された者の数、その理由及びその争議の性格を明示されたい。
四 本年五月三十日以来各種民主団体の開催する会合に対し、差別を設けてある種の団体に対しては許可を與え、他の広汎な団体に対しては故意に彈圧している。これはいかなる法規を根拠として行つているのか。又いつまでこれを続ける予定なのか。
右質問する。