質問本文情報
昭和二十五年十一月二十一日提出質問第一四号
政府の親米政策に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年十一月二十一日
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
政府の親米政策に関する質問主意書
日本国民はどうして親米的のみでなくてはならないのか。米国にも惡いことは随分あるではないか。これは共産党員の私のみがいうのではなく、アメリカのフイリピン調査団が発表したベル報告書によると、フイリピン政府のとく職行為をばくろしているが、それに対して、キリノ大統領は「この破産と腐敗と墮落はアメリカのお手本に習つているのである。うんぬん。」とのべていると、ロンドン三十日発テレプレスは記している。従つて親米的と云うのが日本を発展させるとは限らない。余りにも親米的な日本の吉田自由党政府に対して、親米の内容と実践、そうしてその行為のみが日本に貢献し、日本人としての最良の生がいを終る理由を明示してもらいたい。
右質問する。