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昭和二十五年十一月二十五日提出質問第三九号
小貝川河口附替工事に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年十一月二十五日
提出者 池田峯雄
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
小貝川河口附替工事に関する質問主意書
一 小貝川河口の附替工事については、賛否両論にわかれ、久しくせん鋭な対立を続けているが、政府はこの両論に対して公平に耳を傾け、万人の首こうしうる論拠に立つて工事計画を進めているかどうか。
二 聞くところによれば、計画には一案から四案まであり、地元の利害関係に左右されて始終動搖し、科学的基礎の上に立つた確固たる信念に乏しいといわれているが、どうか。
三 又、政府は地元の意見対立を口実にして工事の実施を遷延し、実際に予算がなくてできないのを地元の責任に転嫁しているが、この点はどうか。
四 工事はどういう計画によつて、どれだけの予算で何年から何年までに完成するつもりか。
五 工事によつて犠牲になるものについて具体的にいかなる対策をとるか。
右質問する。