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昭和二十五年十一月二十九日提出
質問第九七号

 第三次大戰防止に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十五年十一月二十九日

提出者  (注)田甚太(注)

          衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿




第三次大戰防止に関する質問主意書


 ベルリン二十六日発A・F・Pは、「ベルリン英占領地区で発行許可されている日曜発刊紙デイ・ヴエルト・アム・ゾンタークは、二十六日、ドイツの政府防衞問題に関し、次のように報道したが、この意見は米管理委員会の、有力筋からえた情報とみられる。若し西独連邦議会が欧洲防衞に対するドイツの協力に反対するならば、米国としてはドイツに対する米軍増強計画を修正せざるをえなくなるであろう。若しそういう事態になれば、米国の増強部隊は、フランス、ベルギー及びオーストリアに駐在することになるかも知れない。だが、米国がこのような態度をとるとしても、これは欧洲をソ連のなすがままに放つてしまうという意味でなく、このような情勢のもとでは、エルベ河が果して西欧にとつて適当な防衞線であるかどうか、再検討する必要のあることを意味するものである。」と報じているが、西独には米国が右のような西独人民の意向を考慮しなくてはならないような平和を望み軍備増強すなわち、戰争とそのコースに反対する好ましき気風が充満している。右のような情報を、日本政府はどのように察知しているか、西独人民は占領下とはいえ、自民族の自主性を守るき然たる態度を日本国政府はいかように思うか。

 右質問する。





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