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昭和二十五年十二月二日提出
質問第一五七号

 警察予備隊に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十五年十二月二日

提出者  林 百(注)

          衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿




警察予備隊に関する質問主意書


一 九月二十二日、広島県海田市の予備隊三十二名が、米軍指揮官の命令で解雇されたという事実があるが、同予備隊は、アメリカの指揮下にあるのか如何。
二 予備隊の訓練には「後向き前へ進め」「かた向き前へ進め」「かしらまなこ」とかいう、明らかに翻訳的な言葉を用いているが、予備隊の教範はアメリカ軍隊の翻訳を用いているのかどうか。
三 予備隊訓練に、小銃訓練、部隊戰闘訓練、カービン銃とかが用いられているが、これは軍隊ではないか。又、国内治安のどんな場合に用いるのか。
四 大橋総裁は、予備隊の経理は、日本の会計法でやつているといつているが、一方増原長官は、ほうき一本買うにも関係筋の指揮官のサインを要するといつている。総裁と長官の答弁が違つているが、どういうわけか。又、日本の会計法でやつているなら、なぜ退職金を出さないのか。経理は米軍でやつているのではないのか。
五 外電では、警察予備隊が拡張されるように伝えているが、これは事実か。その場合費用の増額はどうするか。
六 最近、警察予備隊に脱走者がある。札幌、広島等にその事実が伝えられているが、本当か。
七 予備隊の中に、朝鮮に連れていかれるといううわさで、本人も不安をもち、家族からも帰つてこいという手紙がたくさん入つているし、又朝鮮につれていかれるならばやめるといつているが、最近に朝鮮につれていくのか。又、将来はどうか。

 右質問する。





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