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昭和二十五年十二月十九日提出
質問第五四号

 特別二等車の新設並びに三等車の利用者に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十五年十二月十九日

提出者  (注)田甚太(注)

          衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿




特別二等車の新設並びに三等車の利用者に関する質問主意書


 最近の主要鉄道には、特別二等車が新設されているが、自来、各等車の利用者に対するサーヴィスについてはなはだしい差があるやに見受けられる。たとえば十三時東京発の長崎行は、特別二等車ができるまでは二等車が二両であつたが、特別二等車が、できてからは普通二等車が二両、特別二等車が一両と、つまり三等客が乘れない箱が一両ふえている。そして普通二等車はがらあきになつているが、反対に三等車は満員のために座席がないので、乘客はしかたなくひじかけにかけたり、あるいは板の間に新聞を敷いて座つている状態である。そこで次の諸点について質問したい。この線に例をとると
一 特別二等車ができてから、二等車は三両になつたのか。三両になつたとすれば、この車全体の箱が従前より一両ふえたのか、それとも三等車を一両減らして特別二等車がふえたのか。
二 長崎行以外の線で、特別二等車をつけるようになつてから三等車の状態はどうなつているか。
三 特別二等車設置以来、鉄道收入はふえたのか。減つたのか。
四 一等車が復活し、二等寝台車、特別二等車等をどんどんふやし、これらを利用する客に対しては、万遺漏なきサーヴィスぶりだが、三等車を利用する客には、サーヴィスの点でも差をつけている。
  政府は三等車を利用する客に対してもつとサーヴィスをよくする考えはないか。若しあるとすればその内容と方法、実施期日等を具体的に明示されたい。
  又、何にも考えていないとすればなぜできないか。

 右質問する。





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