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昭和二十七年三月十五日提出
質問第二三号

 進学適性検査に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十七年三月十五日

提出者  並木芳雄

          衆議院議長 林 讓治 殿




進学適性検査に関する質問主意書


一 本年官公立大学において、適性検査の点数だけで、第一次入学試験の合否を決定した学校のなかで、昨年度振い落した点数と今年の点数とがあまりに違つたために(今年が高くなつたために)、当然、第一次試験にパスするつもりでいた学生が振い落された学校があるとのことであるが、その実情如何。
二 官公立大学を志願する学生のなかには、私立大学に経済上の理由から行きかねるものが多い。これらの志願者は適性検査の点数で振い落すことなく、全部受験さすべきであると思うが、政府の見解如何。
三 適性検査だけで落されたものに対しては受験料を返済すべきであると信ずるが、なにゆえ返済しないのか。
四 適性検査は廃止すべきであると思うが、政府の所見を問う。

 右質問する。





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