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昭和二十七年十一月十八日提出
質問第七号

 武蔵野市米軍宿舎設置に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十七年十一月十八日

提出者  山花秀雄

          衆議院議長 大野(注)睦 殿




武蔵野市米軍宿舎設置に関する質問主意書


 過般来、武蔵野市における米軍宿舎設置に関し、武蔵野市が、市議会において、米軍宿舎設置反対を決議するほか、あるいは市民大会で、あるいはP・T・A大会等で全市民をあげて設置反対を政府に強く要望してきたゆえんは、周知のように、武蔵野市が、成蹊大学から幼稚園に至るまで五十有余の教育施設を有する文教地区としての特殊事情によるのであります。
 当問題については、すでに十一月四日、中村高一君から十二項目にわたつて質問書が提出されたのでありますが、重ねて左記の諸点について答えられたい。

一 政府は、当米軍宿舎設置に関する全武蔵野市民あげての反対にかかわらず、予定通り十二月初旬に工事に着手するとの意思表示をしたが、政府はあえて地元民のこの切実な設置反対意思を強力に黙殺しても工事に着手する意思なのか。
二 かような非民主的なやり方は、憲法違反ではないか。
三 十二月初旬の起工を見合せて、当設置問題を公聴会にはかる意思なきや。
四 立川市の夜の生態については、政府当局者もよく御存知のことと思う。決して取締当局による取締がなされていないのではない。万全を期して取締に当つていられると思うが、なお、依然として現状はああした実に寒心にたえない状態である。われわれは、武蔵野市が第二の立川になるのではないかということを特におそれる。この風教に関する点について、特に文部当局の見解を示されたい。
五 中島工場の残存施設を米軍宿舎に転用する計画を中止し、改めて当施設を武蔵野市当局に払い下げ、支化施設として活用することが最も望ましいと思うが如何。その意思なきや。

 右質問する。





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