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昭和二十八年三月十日提出質問第四一号
らい医師の海外派遣に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十八年三月十日
提出者 並木芳雄
衆議院議長 大野※(注)睦 殿
らい医師の海外派遣に関する質問主意書
一 東南アジア諸国には、らい患者が多数あるとのことであるが、フイリツピン、印度、インドネシア、ビルマ、タイなどにおけるらい患者の数並びにこれが施療施設など、どうなつているか概略を知りたい。
二 国立療養所に勤務して、らいの治療及びその研究にあたつている医師で、海外に出て働きたい希望を持つている者もあるので、もし、役務賠償のなかに、らい治療が含まれれば、この種希望も国策に添つてくるわけであるが、政府の見解をおききしたい。
三 役務賠償とは別個の扱いとしてでも、らい医師海外派遣については、政府はあつ旋する意思を持つているか。
右質問する。