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平成二年十二月十三日提出
質問第一号

 花粉症に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  平成二年十二月十三日

提出者  平田米男

          衆議院議長 櫻内義雄 殿




花粉症に関する質問主意書


 花粉症は、全国に患者が数百万人いるとも言われ、東京都だけでも人口の一〇%を占めるとも言われている。しかし、花粉症には、今のところ決定的な対応策がない。
 政府は、現在、厚生省、林野庁、環境庁等で対策を進めているようであるが、国民病とも言われるこの花粉症を克服するために、行政の強力な対応が必要であると思い、次の事項について質問します。

一 患者数について
 1 花粉症にかかっている患者は、全国にどのくらいいるか。
 2 現在まで、全国的な患者数調査が行われていなければ、今後、調査する計画はあるのか。あれば、その具体的な内容を明示されたい。
二 厚生省の対応について
 1 厚生科学研究事業の中で、どのような研究をされているのか。その内容と成果を明示されたい。
 2 花粉症における予防・治療に関する研究はどこまで進んでいるのか。また今後の方策を明示されたい。
 3 花粉症の診断基準を明示されたい。
三 林野庁の対応について
  特に、スギ花粉に対する対応策を明示されたい。
四 環境庁の対応について
 1 環境庁としての調査内容を明示されたい。
 2 スギ花粉と大気汚染物質との関係も言われている。今後、どう取り組まれるのか、具体的方針を明示されたい。
五 予算に関して
  平成三年度の予算編成が進められているが、花粉症対策の予算(概算要求)を、予防・治療・研究・調査など項目別に明示されたい。

 右質問する。





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