質問本文情報
平成十年九月十日提出質問第一三号
骨髄バンク登録推進事業に関する質問主意書
提出者 石井 一
骨髄バンク登録推進事業に関する質問主意書
今後、地方分権を推進していく上で、地方自治体に対する国の補助金も、見直しの論議を進めていかなければならないと考える。
そこで、国が助成している事業である骨髄バンク登録推進事業に関し、次の事項について質問する。
二 全国の都道府県で、本来の事業以外に予算を流用しているという報告が出てきていると聞くが、政府はこれらの実態を把握しているか。また、現時点で把握している実態を示されたい。
三 全国で初めて不正使用を認めた福井県につき、伺いたい。
福井県は、骨髄バンク登録のため医師が採血したように見せ掛け、書類を偽造し、不正に支出していたことを認めている。この件につき、福井県から政府に対してどのような報告がなされたか。また、この報告を受けて、厚生省はどのような対応をしたか。
四 医師が採血をしたように見せ掛けた、いわゆる医師のカラ雇用について、厚生省は不正支出された事業費が実際には何に使われたのか、確認しているか。
福井県からの報告と、厚生省の調査結果を明らかにされたい。
五 福井県のような、骨髄バンク登録推進事業の費用を他の事業に流用していた例があった場合、厚生省としての対応、指導内容はどのようなものか。
右質問する。