答弁本文情報
昭和二十四年五月二十一日答弁第二四号
(質問の 二四)
内閣衆甲第三九号
昭和二十四年五月二十一日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員並木芳雄君提出オリンピツク総合運動場候補地についての質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員並木芳雄君提出オリンピツク総合運動場候補地についての質問に対する答弁書
スポーツ、レクリエーシヨンの健全な普及発展のために、施設の充実を図りますことは、きわめて重要な問題であります。わが國の現状はこの点においてすこぶる不充分であり、欧米諸國に比して非常に懸隔があります。今後文化國家として、これが整備充実を図つてまいりたいと考えております。
ことに東京都のような、大都市においては、その必要性が一層痛感されるのでありまして、都の近郊に將來総合運動場や健全な兒童遊園地等として適当な場所を考慮しておくことは必要なことと思います。
ただオリンピツク候補地の問題は、開催都市において決定する慣例になつておりますので、政府としては、現在確答はいたしかねます。
右答弁する。