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答弁本文情報

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昭和二十四年十一月二十二日
答弁第三七号
(質問の 三七)

  内閣衆甲第九七号
     昭和二十四年十一月二十二日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿

衆議院議員高田富之君提出道路に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員高田富之君提出道路に関する質問に対する答弁書



一 わが国の道路は、改良、補修ともに非常に遅れているが、これを、にわかに整備することは、現在の国家財政の事情からは到底困難であるので、政府においてはまず現存道路及び橋梁の補修に重点を置き、改良については、民生上必要とする最少限度の工事であつて、しかもその経済効果も極めて顯著なものを選択しているのであり、直轄工事についてもこの主旨から工事箇所を嚴選し、従来継続的に実施しているもので工事の中止を行つたものも相当あるような状態であるから、不急不要の事業を積極的に行つているとは思われない。

二 各工事施行箇所の選定については、道路の現況、交通量、危險度、工事効果等を総合的に勘案し、必要、放置し難いものの中から嚴選している。

 右答弁する。




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