答弁本文情報
昭和五十六年一月三十日受領答弁第一号
(質問の 一)
内閣衆質九四第一号
昭和五十六年一月三十日
内閣総理大臣 鈴木善幸
衆議院議長 福田 一 殿
衆議院議員草川昭三君提出関西新空港に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員草川昭三君提出関西新空港に関する質問に対する答弁書
一及び二について
関西国際空港計画について、昭和五十六年度予算政府案編成作業の過程において、大蔵省と運輸省が種々検討、調整を行つたが、御指摘のような事実はない。
泉州沖で関西国際空港を建設する場合の同空港の地震に対する安全性については、航空審議会においても専門的、技術的見地から十分検討しており、政府としては同空港の安全を確保するため最大の努力を払つているところである。
昭和五十五年十一月に発表した関西国際空港の建設計画案は、護岸及び埋立地の耐震性に関しても専門的、技術的見地からその設計等について十分検討して策定している。なお、同計画案においては埋立地の地盤改良については修正していない。
関西国際空港の位置について、航空審議会は、泉州沖、神戸沖及び播磨灘の三候補地について総合的に検討し、泉州沖の海上が最も望ましいと答申しており、政府としては、この答申の趣旨に沿つて調査を行つている。
昭和五十六年度予算政府案においては、関西国際空港計画について、取りあえず泉州沖案を基礎として、土質、地盤等に関する所要の調査を実施するために必要な経費を計上している。