答弁本文情報
平成二年六月二十六日受領答弁第一一号
内閣衆質一一八第一一号
平成二年六月二十六日
内閣総理大臣 海部俊樹
衆議院議長 櫻内義雄 殿
衆議院議員松浦利尚君提出東ドイツ国立フンボルト大学附属「森※(注)外記念館」存続に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員松浦利尚君提出東ドイツ国立フンボルト大学附属「森※(注)外記念館」存続に関する質問に対する答弁書
文化交流の強化は、外交の重要な柱の一つであり、政府としても本件記念館の重要性にかんがみ、その維持、保全につき関心を寄せているところである。
しかしながら、本件記念館については、ドイツ連邦共和国とドイツ民主共和国との統一後の建物の所有者、通貨統合後に西ドイツマルク建てとなる賃借料、フンボルト大学の今後の取り組み方等いまだ不明な点が多々存在し、我が国としていかなる対応が可能かについて検討するための基礎となる情報が、右両国統一に向けてのドイツ民主共和国の混乱も一因となって、著しく不足しているというのが実情である。
したがって、我が国としてはできる限り速やかに、詳細を把握した上で、必要に応じ右両国政府に我が国の関心を伝える等適切な対応を図りたいと考えている。