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平成十六年八月五日提出
質問第五一号

警察官の職場環境整備の実態に関する質問主意書

提出者  松野信夫




警察官の職場環境整備の実態に関する質問主意書


 本年五月二十四日、熊本県警の現職警察官が独身寮で自殺をするという事件が発生したが、その背景には警察署内でのいじめがあったとの報道がなされている。近時は検挙率も低下する傾向にあり、警察の職場規律が必ずしも十分ではないとの指摘もあり、警察官が職務に専念できるような環境整備は重要な課題である。
 そこで警察官の職場環境の実態を解明する必要があり、この観点から以下の通りの質問をする。

一 最近一〇年間に現職警察官が自殺をした事案はどの程度あるか。その原因についてはどのような調査を行っているか。もし行っているとすれば、職場内でのいじめなど職場環境に原因があると判断された事案はどの程度あるか。
二 警察官が様々な精神的悩みや障害などの問題を抱えている場合、警察庁ないし各都道府県警察ではどのような対処をしているか。相談窓口が設置されているか、設置されているとすればその利用状況はどうであるか。特にセクハラその他のハラスメントに対する相談や対処はどのようにしているか。
三 前記熊本県警での事案では同県警監察室において一応の調査がなされているようであるが、これではどうしても身内での調査に止まってしまうことから必ずしも十分な調査や監督ができないおそれもある。そこで客観性が担保されるためには外部の者をも入れた調査が必要ではないかと考えられる。政府としては外部の者をも入れた調査や判断ができるように制度を改めることについてはどのような検討をしているか、政府の今後の対応について見解を明らかにされたい。

 右質問する。



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