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平成十八年十一月九日提出
質問第一四七号

週刊現代が報道した外務審議官の発言に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




週刊現代が報道した外務審議官の発言に関する質問主意書


一 二〇〇六年十一月六日発売の「週刊現代」(講談社)に同年十月六日、西田恒夫外務審議官(以下、「西田審議官」という。)が報道関係者に語った内容についての記事が掲載されているが(以下、「週刊現代記事」という。)、その中で、「西田審議官」の発言として、
 「安倍さんは所信表明演説に力がはいっていた。ずいぶん書き直させたらしいよ。結局、棒読みだと批判されたけれど、あれはしかたがないだろう。小泉さんが特別だっただけ。それと比べたらかわいそうだ。安倍さんは総理になって、使命感が出てきたようにみえる。人にまかせず自分でやろうというタイプのようだ。どんどん頼もしくなってきた。ただ、長期政権にしたいのか、短期でもいいのか、そこをどう考えているのかは見えてこない。スロースターターで本格政権を目指すのか、それとも一気に浮上して押し切るつもりなのか、その戦略が、はっきりしていないな」
 という記述があることを外務省は承知しているか。
二 一の発言を「西田審議官」が行ったという事実があるか。
三 外務省は、安倍政権が長期政権になるか短期政権になるか見えないという認識を有しているか。
四 「週刊現代記事」の中に、「西田審議官」の発言として、
 「訪中はずいぶん前から準備をしていた。まず最初にいくべきは中国だというのがあったからね。なにより安倍さんは、補選を意識して中韓訪問を急いでいた。総理になって最初の選挙には絶対に負けられないからだ。しかし長い目で見れば、最初の選挙なんてどうでもいいのだが、その辺は気が小さい」
 という記述があることを外務省は承知しているか。
五 四の発言を「西田審議官」が行ったという事実があるか。
六 外務省は安倍晋三内閣総理大臣が補欠選挙を意識して、中国と韓国への訪問を急いだと認識しているか。
七 「週刊現代記事」の中に、「西田審議官」の発言として、
 「ノ・ムヒョンは変わり者なので、正直相手にはしたくない。来年まであの政権ももたないんじゃないか。北朝鮮はとにかくアメリカの動きだけをみている。最悪のケースは、北が核兵器をイランに売り渡すことだ。もしそうなれば、アメリカはすぐに北への空爆に踏み切るだろう」
 という記述があることを外務省は承知しているか。
八 七の発言を「西田審議官」が行ったという事実があるか。
九 外務省は、盧武鉉韓国大統領が変わり者であるので相手にしたくないという認識を持っているか。
十 外務省は、韓国の盧武鉉政権が来年までもたないという予測をしているか。しているならば、その予測の根拠を明らかにされたい。
十一 「西田審議官」は現職として韓国政府との外交交渉に従事したことがあるか。あるならば、直近二回の会談の時期と会談相手を明らかにされたい。
十二 「西田審議官」が「ノ・ムヒョンは変わり者なので、正直相手にはしたくない。来年まであの政権ももたないんじゃないか。」と述べたとの内容がマスメディアに報道されたことが日韓関係に肯定的影響を与えると外務省は認識しているか。
十三 「週刊現代記事」について、外務省が「週刊現代」編集部並びに講談社に同省の意見を伝えたという事実があるか。事実があるならば、その内容を明らかにされたい。

 右質問する。



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